50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

ヒトはタンパク質で生きている

肉や魚等はタンパク質以外に糖質や脂質にビタミンやミネラル、食物繊維などが豊富に含まれた複合的な食物だと言えます。今日はタンパク質の役割についてお聞きいただけたらと思います。

 

子供の頃はまだアミノ酸と言う言葉は一般的ではなく、ここ2、30年位で認知されてきました。ボデイビルの世界では昔からどこのアミノ酸が良い?などと情報交換しながらトレーニング中に、バックから大きなボトルに入ったアミノ酸を~(笑)

特にアスリートの方は体重1㎏につき1・5~2.0グラムのタンパク質を摂取がマストとなります。一般の方でも1.08グラムが指標とされ1日60~80gのタンパク質を食べ物からとっているのが現状です。

 

タンパク質の機能、何故?生きてゆく上で必要なのか?をお聞き下さいませ~

ヒトのカラダの大方がタンパク質で作られている、修復も含めてです~と言っても過言ではありません。筋肉や内臓や皮膚、大切な心臓や脳もです。特に大切な役割には脳内の神経伝達物質セロトニンは有名ですね~ヒトのカラダの司令塔である全てのホルモン、そして今一番気になっている免疫抗体です。

 

免疫機能を正常に保つには、適度な質の良いタンパク質を常に食べ物から摂ることにつきます。日本の戦後の食糧難の時代、免疫の低下による様々な疾患がまん延、脱脂粉乳の配給が解決の手段であったのは有名ですね~私の3、4歳先輩は脱脂粉乳の経験者のようです~今のスキムミルクとは全く別物とのことです(笑)

 

質の良いタンパク質とは?ですが、肉から脂質や糖質などを除いたタンパク質はアミノ酸から出来ているのはご存知でしょうか?

あらゆる生物、植物も含めて20種のアミノ酸を組み合わせてタンパク質を作り、生命を維持しています。植物はえらいですね~光合成で20種のアミノ酸を全て作り、しかも酸素まで放出してくれる完璧な生き物なのです。生きるために胞子を飛ばしたり他の生物に寄生したりと意外とクレバーですね(笑)

ヒトは20種のアミノ酸の中の9種のアミノ酸必須アミノ酸と言われているのはこの訳です~9つは体内で作れないので食べ物から摂らざる負えないのです、ある意味異常な進化をしたミュータントのようなものがホモサピエンスなのです。

二足歩行にヒトが進化した過程で、狩猟採集や農耕により様々な食べ物が食べられる環境が可能になり、9種のアミノ酸は自分で何とかするぞ~!という進化を選んだのでしょうか。

アミノ酸脳細胞の発達も促したので、猿人から比べるとホモサピエンスは異常に!?

脳が発達した生き物になりました~ニャンコやワンコからは頭でっかちの異常な生き物に見られているかもです(笑)

 

20種のアミノ酸は時間がないので省略させていただきます~9種以外のアミノ酸グルタミン酸は有名ですね。これらのアミノ酸は体内で全て合成されるので安心です。このグルタミン酸アルギン酸は神経伝達物質として直接使われるので、体内で合成出来るのでしょうか。9種の中で重要なリジン、これは白米など精製された穀類では一番少ない、欠如したアミノ酸です。南米からヨーロッパにジャガイモが伝わり人口が一気に増加したのは、ジャガイモは米や麦などに比べるとリジンの含有率が高く、9種のアミノ酸のバランスが人口増加へとなった訳です。

ロイシン、イソロイシン、バリンBCAAと言われる3種のアミノ酸は筋肉で主に使われるのでアスリートの世界では有名です。プロテイン等には必ず多めに添加されています。

 

質の良いタンパク質とは、肉や魚や穀類、種子類などから9種のアミノ酸以外に、残りの20種のアミノ酸をバランスよく摂取することです。肉類は脂肪酸飽和脂肪酸が多く含まれているので、気になる方は食品分析表などで~仕事が無い期間は努めて鶏のささ身でタンパク質で、後は安価なカツオやブリやカジキマグロなどでした(笑)

飽和脂肪酸は決して悪いものではありませんが、長年摂りすぎると様々な疾患の原因となりますのでお気を付けください。特に糖質制限で肉類を多く摂取している方は要注意です。

アミノ酸体タンパク質として常にカラダの中で合成されています。1日80gタンパク質を食べ物から摂っていてもカラダの中ではそれの倍以上のタンパク質が合成されています。合成と言います代謝の方がいいかもしれません~1カ月ほどでカラダの体タンパク質の半分は入れ替わっている、代謝をしています。故に美肌には良いタンパク質をと言う事です(笑)

 

アミノ酸は糖質や脂肪酸にない窒素が含まれています。特に食べ物として摂ったアミノ酸が余分にあると窒素は代謝の過程で尿素、尿酸、クレアチニンクレアチンアンモニアとなり尿に排泄されます。肝臓や腎臓がフル回転しないと体外に排出されないのが、タンパク質、アミノ酸の弱点でもあります。

健康診断のたくさんある数値で尿酸クレアチニンは避けられない数値です・・・高いと腎機能不全やあの痛いと言われる痛風・・・肉を沢山食べた際はビール酵母とお水で体外へ排出させるようにです(笑)

 

タンパク質は生命維持に大切なものですが余分に食べた時はカラダに負担をかけてしまいます。炭水化物が60%タンパク質は15%多くて20%、残りは脂質15~20%と年齢や運動量、活動量、疾患などで三大栄養素のバランスと質を考慮していただければと思います。