50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

拇指球の意識で障害を予防

今日は足裏の親指の付け根の辺り、拇指球(ぼしきゅう)についてお聞きいただけたらと思います。

 

昔、空き巣に入られた際に指紋をとられて初めて拇指(ぼし)とか指指(しし)とか中指(ちゅうし)と、警官の方に教わりながら指紋を採集した覚えがあります。科捜研の方ではありませんでした(笑)空き巣は結局捕まりませんでした~

手のひらも同じく拇指球と言うらしく拇印(ぼいん)はここから来るのかと思われます。

 

足裏のこの拇指球の意識、重心は最近トレーニングの中でも紹介されるようになりました。スクワットをする際には拇指球の意識とする情報がネットでも沢山出ています。

バレエをされている方はバレエの基礎でもある、つま先立ちのルルベ、サケを冷凍解凍して食べるルイベに似ていますね(笑)このつま先立ちは様々なスポーツや日常生活でもよく行われる動作です。

 

昔、カカトが切れているスリッパが流行ったことがありました、常につま先立ちの状態なのでダイエットやふくらはぎの引き締めなどで大層売れたようです。しかし消費者庁に障害のクレームが続いたらしくブームは下火になったようです。

 

一度バレエのルルベのように、普通で良いのですが、つま先立ちになっていただけますか?グラグラするのでバランスをとりカラダを安定させようと必ず足指を踏ん張るかと思われます。足指に力を入れる踏ん張ることは悪い事ではありませんが、上記のスリッパのように常に足指を踏ん張ってつま先立ちを継続させてしまうと、ふくらはぎの筋群の障害、痛めてしまうことになってしまいます。

 

つま先立ちのポイントは指を踏ん張らないで拇指球に重心を意識、乗っけてしまうと言ってもいいかもしれません~両足の拇指球で立つ!感覚でカラダが安定するのがお分かりになるかと~

 

一度ご自身の足裏の状態を観察、タコなどで何処に重心があるか?が分かるかと思います。拇指球の辺りにマメやタコがあればいいのですが、小指側の方にあるのは要注意です。

足裏だけでなくヒトのカラダの重心は常に内側、拇指球側にないと、膝の障害、O脚とい言われる障害や膝痛そして原因不明の腰痛や背筋痛、肩こりや首の凝りと・・・取り返しのつかないことになってしまいます・・・

 

土台の重心が拇指球側ではなく小指側、外側の重心にあることは、長年かけて様々な障害を起こしてしまいます・・・バレエで基礎のトレーニングを欠かさないのは柔軟性を保つことよりも、自身のカラダの重心、バランスを忘れさせないこと、かと思われます。

バスケやテニス、サッカーなどのスポーツをされている方は拇指球でターン!一度お試しを!足指を踏ん張るのではなく拇指球の辺りでキュキュッという感覚で~

 

足裏の重心は小指側に外側に重心、体重が乗ってしまうのは、脚の構造上、物理的にも致し方ないことです。多分、利き脚、右利きの方は大半が利き脚は右脚かと思われます。私も以前は右足裏のタコが小指側によく出来てしまい・・・長年かけて直しました~

どの様にしたかと言いますと、足裏の重心の意識だけではなく股関節の意識、内ももを少し締めるように股関節を曲げる、能や狂言の動きをイメージされて下さい。舞台で足裏を滑らせるよう腰を少し落とし、股関節を曲げてスムースに動いていますよね~

 

日頃の歩きや様々な動作の中で、少し内ももを締めるように拇指球側に重心を、足裏が直接地面と接していますが、基本の部分は足裏でなく股関節にあると思っていただければと思います。

 

能や狂言バレリーナの姿勢をイメージして拇指球に重心股関節を少し曲げ胸を開いた姿勢!!腰背部から弓なりS字カーブのキレイな姿勢をイメージします。

スクワットもそうですね~脚を開いても重心は拇指球側に股関節をしっかり使い胸を開いて腹筋、背筋群もしっかり使う、全身運動です。

 

 

ヒトのカラダは二足歩行の不安定な建物です・・・土台である足裏の重心のブレは長年かけて様々な障害を起こしてしまいます。女性に多い高齢になってのO脚による膝痛、外科手術で関節を置換しなければならない事態にも・・・

是非足裏の観察をお勧め👀します。