ヒップの筋肉の役割
ワールドカップ2022大いに盛り上がりましたね、日本はベスト8を逃したとはいえ素晴らしいプレーを見せて魅せてくれました。
仕事柄、各国のプレーヤーの動きや身体つきに視線が、ヨーロッパやアフリカ、中東に南米そして韓国に日本ですね~民族や人種により肌の色だけでなく、様々な身体つき特にヒップの筋肉そして背中の弓なり、S字カーブに釘付けになっていました。
何故かと言いますと、あのメッシ選手やエムボパ選手の体形を思い起こしていただければ分かるかと~エムボパ選手大きなヒップと素晴らしいS字カーブが見て取れました。
何故?アスリートのヒップの筋肉は発達しているの?この謎に今日は迫りたいと思います。
解剖学などの本を読めばヒップ、大殿筋の役割は一目瞭然なのですが、私はある本と出会い目から鱗が落ちる、実体験しました。テレビにも出演されている遠藤秀紀さん、あのパンダの第7番目の指を発見したことが有名でしょうか、あらゆる生物を解剖し骨格などから何故?そのように発達、変化したのか?遺伝子学的に考察している先生なのです。
その中でヒトは二足歩行に進化して骨盤はまず赤ちゃんを産むために(女性ですね)チンンパンジーなどより骨盤を広げて、赤ちゃんやその上の様々な内臓を受け止められる体型に進化しました。骨盤と背骨は前方で深い部分で大腰筋群、背骨と骨盤にくっつき、前に倒れない仕組みに進化、後方に倒れないようにしたのがヒップ、大殿筋なのです。へぇ~です。
先生は巨大なヒップと表現されていましたが確かにその通りです。一枚肉としては(笑)大殿筋は一番大きな筋です。ヒトの頭部は約1400CCの巨大な頭部、ワンちゃんなどから見ると火星人のように見えているかもです(笑)
先ほどの大腰筋は実は見えないですが重要な筋群でして、脚を持ち上げる為の主動筋、
太ももの筋群と助け合いながら皆さんは立ったり座ったり、階段を上ったり出来ている
ある意味ヒトにとってい1番大切な筋群だと思います。動かなく歩かなくなると衰えて、ちょっとした段差で転倒と相成ります・・・
ヒップの筋はカラダを支えるためだけではなく、垂直なカラダから腿をさらに後ろに蹴る役割があります。
後ろに蹴る力が強いのでアスリートのヒップが巨大なのはこれが要因なのです。
しかしもう一つ大切な視点があります。それは先ほど少し出ました背骨のS字カーブ、
それと骨盤の前傾、専門用語で股関節屈曲させる、このS字カーブと股関節屈曲を合わせるといわゆる理想なスクワット動作が可能となります。
野球の話ですが大谷選手とMVPを争ったジャッジ選手、あのニューヨークヤンキースの選手です。彼は右利きで60本を超えるホームランを打ちましたが、あのジャッジ選手のベルトを見ると大谷選手より、より傾いているのが見て取れます。
背中も見事なS字カーブ!股関節も前傾!私はアスリートとして機能的にも理想の体型かと思っています。カラをダ前傾にしてそんなに激しいスイングでないのに、あのホームランの量産は彼の体型が一番の要因かと思っています。
あの体型の日本人はなかなか見かけないですよね~残念ながら・・・
この背中のS字カーブと股関節屈曲群の強さ、その強さを引き出すための骨盤の前傾姿勢、スミマセン分かり難いですよね~要はスクワットなどを行う際に少しお辞儀をするようにしゃがみ、そしてそのお辞儀の状態で立ち上がります。
大相撲の力士の立ち合いをイメージしてみて下さい。ハッケヨイ~の処です。
強い力士はあの瞬間に最大限の力で相手にぶつかるので、淘汰された姿勢なのです。
歴代の強い横綱はその体形、姿勢を兼ね備えた肉体を持っていたように思われます。
背中のS字カーブ、特に腰背部にこのカーブが無い体型だと腰痛になりやすい体型と言えます。20年現場でお辞儀スクワット、このように表現しています(笑)実践しています、真っ直ぐ姿勢の腰痛の方の姿勢が長年かけて弓なりの姿勢に!腰痛も改善されたようです。
実言いますと私自身も30年近くかけて自分の腰背部のS字カーブ、作り上げました改善しました。
骨盤と背骨が理想のカタチでコネクトされるとあらゆる所作、動作、パフォーマンス能力が変わります。昔、能や狂言をスムースに出来ませんでしたが(笑)現在はスムースに出来ますよ~女性版のフラダンスも出来ます(笑)
少し前にやたらヒップを鍛えるエクササイズが流行ったようですが、日頃の椅子など立ち座り動作でヒップを鍛える、結果ヒップアップになります(笑)ことが出来ます。
それはお辞儀をするようにゆっくりと8カウントで!?決まりはありません、じっくりと座り、立ち上がる際も同じ繰り返しです。
ヒップ変わりますよ~
ヒップだけでなく股関節屈筋群も鍛えられるので是非!!