50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

膝を痛めやすい階段下り

膝に不安や違和感を感じる方にこの度はお聞きいただけたらと思います。特に階段を下りる際に軽度な痛みや違和感を感じる方は今のうちにと思います。何だか医薬品やサプリメントのCMみたいですが(笑)

 

階段を上る時より下りる方が膝に負担がかかり易いのはよく言われていますね~登山などは下りで膝を痛めると。何故かと言いますと、筋肉を伸ばす際に筋細胞の損傷が起こりやすいからなのです。故に筋トレ後に直ちにアミノ酸やタンパク質を摂るのはお勧めです。

 

スクワットを例に挙げますと、しゃがみ込む時に主に太ももが辛いですよね~太ももの大腿四頭筋はこの時引き伸ばされています。そして立ち上がる際に太ももの筋肉が縮むのでカラダを元に戻ることができます。

伸ばされたゴムが元に戻るようにスクワットはされています。ジャンプ力もそうです~

グ~ッとしゃがみ込んで筋肉を伸ばした反動でジャンプ~です。実際のスクワットは太もものみでなく股関節の屈筋群との協働的な動作、全身運動です。

 

筋トレでは筋を伸ばすトレーニングをエキセントリック運動といっています。この筋を伸ばすエキセントリックは莫大なエネルギーを生みますが、諸刃の剣でもあります。

色々な箇所をこれで痛めました(笑)あのエキセントリックの筋を伸ばす焼けるような感覚がたまらない~のですが、ほどほどにです。

 

アルペン競技などはひたすら太ももをエキセントリック運動、故に膝を痛めやすくなってしまいます。では如何すれば膝を守れるかですが?膝関節への負担を股関節でまかなう、分担させてあげることです。スキー競技のためのスクワットは股関節を意識した動作をお勧めします。

 

階段を下る時は高低差による怖さによりどうしてもカラダを真っ直ぐに立ててしまいがちです、致し方ないことです。この下り方は膝関節に負担がかかりやすくなってしまいます。足の裏全体をしっかりと踏み込んでカラダを少し前傾に、股関節を曲げる、表現あまりよくありませんが少しへっぴり腰のように~こうすると膝関節の負担が軽減されて、より安定した安全な下り方が現実となります。必ず始めは手すりをお使い下さい。

 

この股関節を曲げる、股関節を使った階段下りが出来るようなると戸建ての急な階段も怖くありません~しかし転倒の危険はあるので必ず手すりを、無い場合は両手には何も持たない状態で行うようにされて下さい。

 

話逸れてしまいますが~先日マヨルカに移籍した久保選手の太ももが見て取れる画像がありました。若干19歳での活躍目を見張るものがありますね~太ももの内側、内側広筋、膝関節の内側にある筋がまるでソフトボールのように盛り上がった様が!

大腿四頭筋の4つあるうちの内側広筋は膝関節を安定させるのに大変関与している部位なのです。サッカー選手はあの激しいステップワークをこなすために、膝関節を守るために淘汰された筋肉をつくり上げているのですね~

 

太ももストレッチを行う際には、必ず太ももを閉じた状態で行いこの内側広筋を伸ばす、膝関節を守ることにもなりますのでお試し下さい。

 

膝関節を守るには股関節を協働させることが大切です、もうひとつ大切なことがあります。それは足裏の重心、拇指球です。これは別な機会にお話したいと思います。