50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

糖質制限で懸念されるケトン体とは?

活動量や年齢により糖質の摂取量は少なくなります、今日はダイエット目的などによる極端な糖質制限により発生するケトン体の危険性についてお聞きいただけたらと思います。

そもそも何故?糖質制限が体重の減少などの速効性、魔法の様な結果が得られるか?についてです。

食事から摂取された糖質の量が活動、運動量や年齢からくるエネルギー代謝を越えると、要は食べ過ぎですね(笑)多くの糖質、ブドウ糖は肝臓で脂肪に変換されるので結果太るのは誰しも体感していますね~

 

糖質を細胞に取り込む際にインスリンというホルモンが分泌されるので、この太るホルモン!?を抑えるのが糖質制限の戦略です。この血糖は脳や生命維持に欠かせない物なのは周知されていることです、エネルギーとなる血糖が無くなる、少なくなるとカラダはこの飢餓状態を脱する為に脂肪細胞に蓄積された脂肪をケトン体に変えてエネルギーとして使うこととなります。

 

ヒトのカラダは思っているよりは蓄積しているエネルギーは少なく、常に食事から補給していないと健康に活動的に動けない生き物です。血液中のブドウ糖や肝臓で作られるグリコーゲン、あの1粒300mのグリコはこれから命名されたらしいです(笑)

ヒトはグリコーゲンや血液中の糖を使ってカラダを動かし、無くなると脂肪をエネルギーとして使うのはヒトの生命維持の術でもあります。

 

この脂肪をエネルギーとして使う術糖質制限なのですが、全くグリコーゲンなどのエネルギーが枯渇してしまうと脂肪を転換する際にケトン体という物質が発生します。

 

このケトン体は3つの物質の総称でして代表的なものにアセトンというものがあります。風邪薬?咳止め?似たような名前のものがありましたよね~このケトン体は微量なら筋肉などで消費されますが、体内に蓄積されてしまうとカラダがアシドーシス(酸性)状態になり大変危険な状態となります。

ヒトの血液はpHペーハー値でアルカリ性に保たれているののはご存知かと~この基準値から酸性に傾くのがアシドーシス、よく医療系のドラマで、先生~患者がアシドーシスです!などと~医者はアルカリ性に戻そうと処置をする~の様なシーンありますよね。ちなみにアシドーシスの逆はそんなことアルカローシスと覚えて下さい(笑)

 

話飛びますが、昔はに肉など沢山食べ過ぎるとカラダは酸性になってしまう!?とメディアでも扱われていましたが、そんなことはありませんのでご心配なく~様々な疾患で死に直面した際にはカラダはアシドーシス状態になるらしいです・・・

 

もしもの話ですが、3食肉しか食べない生活を長年行ったとしたら、カラダは糖質、グリコーゲンの代わりにエネルギーとして中性脂肪コレステロールHDLLDLリポ蛋白遊離脂肪酸、この遊離脂肪酸はまたの機会に~を使う生活を送るとどうなると思われますか? 糖質が少なくなると脂肪をエネルギーに変換するのは上記の通りですが、更にカラダにはよろしくない事が起こっています。

 

それは体タンパクの分解です。要は筋肉も分解してエネルギーに変えるために、アスリートや特にボディビルダーのような方々にとって由々しき事となってしまいます。

筋肉が失われる、厳密には筋繊維が細くなるのですが、二足歩行の我々は筋肉、筋肉量が減ってしまうことは死活問題となります。物理的には正常な動きが出来なくなる・・・体内ではあらゆる代謝、免疫機能もですね、様々なものが低下してちょっとした感染症でも命をです・・・

 

運動の世界ではタンパク質と糖質の同時摂取は当たり前、自明の理です。カラダを動かすエネルギーのための糖質、カラダを動かす筋肉のためのタンパク質、アミノ酸の同時摂取は特に激しくカラダを動かすアスリートにとっては欠かせないことです。

イチローさんが現役の頃、今も現役!?ですね、朝はカレーライスに必ず豚や牛など数種が入ったものを、必須アミノ酸の網羅を考慮したのでしょう。ナイトゲームの際にはカーボローディングです、温麺やトースト、確かフレープフルーツでしたか?炭水化物を多く摂りグリコーゲンをカーボロードと有名な話です。奥さん大変そう~

一般人でもタンパク質と適度な糖質の同時摂取は大切なことです。もし焼肉しか食べなかった夕食ではカラダでは糖質を摂らなかっので、夜中に体タンパクの分解が始まります。

少しでも冷麺を食べましょう(笑)

 

筋トレをされる方は筋トレ前にアミノバイタル、商品名スミマセン~トレーニング中はVAAMバァームで水分補給を、あの一日何百キロと飛ぶスズメバチのやつです。トレーニング終えたら直ぐに筋肉の為にアミノ酸~あくまで理論上です(笑)

 

 

糖尿病の方でインスリンの分泌がみられない場合に血液中の脂肪酸(詳しくは遊離脂肪酸というものらしいです)をエネルギー源とする割合が多いのでケトーシスが起こることがあるようです。糖尿病の方は筋トレよりも有酸素運動、エアロビック運動が勧められる訳は、酸素の供給があまりされない長時間の筋トレは脂肪酸の不完全燃焼を生じやすく、ケトーシスになりやすいようです。

 

インスリンと糖の供給の上でのエアロビック運動が糖尿病の方には必須ということになります。ちなみに誰しも運動で脂肪酸を使う消費したいですよね(笑)この遊離脂肪酸を消費するには運動強度をあまり上げ過ぎないことが必須です。

 

脈が上がり呼吸がハァハァ~も達成感があり良いことなのですが、健康な方でしたら120拍~140拍くらい、ちなみに私は140拍くらいを保つと映像を観ていられますが、150拍過ぎると我慢比べ、160拍越えると根競べハァハァです~脂肪酸より糖やグリコーゲンを使っている状態です~

私のレッスンでは70歳代80歳越えても120拍位に脈が上がっているようです、心臓って案外強いもののようです~90歳でもエアロビックダンス出来るよう頑張っていらっしゃいます。

 

逆に脈拍を上げる強度を上げなくてはならないスポーツを頻繁にされる方は、酸素の供給が増えると活性酸素というものが増えることになります。即時この活性酸素酵素により代謝、無毒化されますが、状況によってはこの活性酸素がDNAを傷つけることになってしまいます。脈を上げたら後のコンディションニング、必須アミノ酸や抗酸化物質のビタミンやミネラルなどをとるよう考慮していただけたらと思います。