50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

ダイエットの成功には脈拍を知る

最近、腕時計で脈拍を計測、知ることが出来る便利なモノがあるようです。私のお客様で80代の男性の方が最近レッスン中にちょくちょく計測しているのです。

シニアの方々は血圧は神経質過ぎるほどに注意しているのですが、脈拍はあまり関心がないようで(笑)

 

その男性はレッスンの中盤でおおよそ120拍近くになっている様子、かかりつけ医にその事を伝えたら脈拍上げ過ぎとの注意をされたとのことでした!?

 

70代から始めて14年目かな?今でも私の真後ろで真剣にレッスン頑張つていらっしゃいます。

 

本題に入る前に例え話ですがお聞きください。現在のNHKの朝ドラでヒロインが人力飛行機パイロットになるために、懸命に自転車を漕いでパワーと体重を減らすために

奮闘しています。190Wというペダルの重さでひたすらペダルを漕がなくてはならない過酷な競技の様、スポーツクラブなどでエアロバイクを漕いだ経験がある方は190Wはとてつもなく重い負荷であることが分かります。

 

そろそろ結論ですが、痩せる、ダイエット 体脂肪を減らすには激し過ぎる負荷 強度

ここではヒロインが190Wでハァハァと行う運動は体脂肪が落ちない、です。

 

若さと根性で毎日毎日頑張れば多少は減りますが、現実は長続きせずにダイエット失敗となってしまいます。

何故かと言いますと、脈拍を上げ過ぎ、多分ヒロインの脈拍は150拍越えて呼吸数が増えるハァハァの状態かと思われます。あくまで演技ですね(笑)彼女が脂肪を使ってペダルを漕ぐには脈拍を年齢を考慮しても130拍台をキープするといわゆるファットバーニング状態となります。

 

まとめると190Wの脈拍で頑張っている時は彼女のカラダはグルコースいわゆる糖質をエネルギーに動いている状態です。

 

脂肪をエネルギーに脂肪を使いたいなら脈拍を上げ過ぎない負荷で長い時間、年齢などの個人差を考えてもその脈拍を出来れば20分以上欲言えば30分近く頑張ると、

カラダは糖質よりも脂肪を燃料に動く仕組みになっています。

 

 

ラソンランナーは優れたランナーほど糖質、グリコーゲンを使わずに脂肪をエネルギーに走る術を身につけています。彼らの安静時の脈拍は30拍40拍あたりの方もいるようで!?すごい~ですね!要は一般人が170拍でハァハァ~になるところを、彼らは余力があるのです。

一般人は一度に心臓からドクッと送り出す血液の量(一回拍出量と言います)はヤクルト2本分位なのですが、トップランナーはもう1本プラスの3本分かもしれません(笑)

1回に送り出す血液量が多くてしかも!?安静時の脈拍が40拍だとすると常人より心臓を省エネで動かしていると言うことに~経産省に褒められるかもです(笑)

 

朝ドラのヒロインがペダルを強い力で漕ぐパワーをつけるには?ハァハァと脈拍を上げた状態で頑張れば目標は達成できるかもしれませんが、5㎏の減量にはロードでのサイクリングの際は脈拍を上げ過ぎないように留意して長い時間漕ぐ脂肪をエネルギーに使う脈拍を保つ、保つ前に自分の脈拍を知ることから始めると体重を減らすことが可能になるかと思われます。

 

例えば200W以上の高負荷で3分5分と短時間のハードなトレーニングを繰り返しても、皆さんはもうお分かりですよね~体重は減りません。逆に負荷が重すぎると太ももはパンパンに筋肉がついてしまい、体重は増えてしまう、自明の理ということです。

 

理論上ですがヨガやピラテスのような動きで脈拍を130拍位で保てる、継続できるようでしたら脂肪を使うことが出来て、体脂肪は減少することになります。

普通のウォーキングだと120拍に脈拍を上げるには相当早く歩き続けないと上がらないの現実です・・・毎週例えば高尾山や陣馬山などに行けば必然と体重は減りますよね(笑)

 

家庭で脈拍をある程度上げて保つには、やはり固定式のバイク、エアロバイクが最適かと思われます。

朝ドラでヒロインが漕いでいるスクター式のものよりは、自転車の形に類似したもの?

ペダルが出来るだけサドルの下方にある物をお勧めします。最近は簡易的なものでペダルが少し前方に付いているバイクを見かけます。

 

この手やスクター式のバイクは漕ぐ姿勢が股関節の屈筋群、スクワットを行う際に使う一番強い筋肉群を使えないので、太ももばかりが疲れる形態なので購入の際はお気つけ下さいませ~

 

脈拍はインドの医学アーユルヴェーダや漢方的な医学でも脈診したりと脈圧を健康の指標としています。ストレス時や悲しい時・・・風邪の引き始め、恋に落ちた時のドキドキ(笑)このドキドキはいいものです~時計式のものが無くても、たまに頸動脈(

耳たぶの下の方の首に指を当てるとドクドクが感じられるかと)に2本指を当てて1分間計測を。

 

自分の安静時の脈拍は寝床で起き上がらない状態で計測です。腰掛けて計ると少し高いです。

 

ストレス下にあると呼吸が浅くなり脈拍が少し高くなります、いわゆる交感神経が亢進していて頭の中ではアドレナリン出まくり、血管収縮~です。

これをリラックス、副交感神経の方へ導くには深い呼吸、トイレの中で数回深呼吸するだけでも脈拍は落ち着くかと思います。交感神経の亢進、緊張状態はありとあらゆる病気の原因となります。

 

まずは運動より(笑)フゥ~と深呼吸で副交感神経へと導いていただければと思います。