50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

糖質の役割

コレステロールは性ホルモンの原料だったりストレスに対抗する為に欠かせないものなのですが、完全に悪役扱いされている現状です。糖質も完全に悪者扱いです・・・

今日は糖質(炭水化物)の本来の役割を知っていただき、日頃の食生活に役立てていただければと思います。

 

糖質炭水化物って違うの?同じものなの?ですが、メディアで言われている糖質は

デンプン(ご飯やパンやパスタなど)とブドウ糖(専門用語でグルコースと言います)

果糖(果物に含まれるもの)や蔗糖(砂糖キビなどからとれるこれが一般的な砂糖)

などをごちゃ混ぜにしているので分かり難いですよね~

 

糖質は専門的な分け方をすると大きく3つに~デンプングリコーゲングルコースになります。どれもエネルギーとなってカラダを動かすための大切なものなのはご存知かと思います。

グリコーゲンとグルコースブドウ糖)は説明端折りますね(笑)長くなるので~

デンプンは毎日お世話になっているので少し説明しますね~

 

デンプン(澱粉)は複雑な炭水化物と言われています、ある意味では完全食物と言っても過言ではありません。

 

このデンプンは植物が水やCO2や太陽エネルギーが作ってくれています。厳密に言うと土壌などに含まれる窒素やリンやカリウムなども栄養源とされています。だからヒトのカラダにもリンやカリウムなどは存在しているのです。

 

米や小麦やジャガイモなどはデンプン、炭水化物なのですが、これらは糖質がメインですがタンパク質や脂質も含まれています。故に完全食物なのです。

 

人類ははるか昔は狩猟採集などの生活で豊富なタンパク質や脂質を食べて生きていました。現在は米や麦などを中心とした農耕の食生活がメインとなり現在に至っています。

 

何故?このデンプン中心の食生活で78億人の地球!?になったのか?

ジャガイモで説明するとおジャガは米や小麦よりもアミノ酸のバランスが優れていて、ご飯やパン(ここでは精製された白いヤツです)をお腹いっぱい食べるより、おジャガをお腹いっぱい食べた方が(笑)です。極端な例えですね~

 

18、19世紀に南アメリカ大陸からヨーロッパにもたらされたジャガイモで人口が爆発的に増加したことは有名です。疫病でジャガイモが減ってしまい人口も一時期激減したのがアイルランド、そのためにアメリカ大陸に移住しようとジャックは船の舳先であの有名なシーン、映画タイタニックですね(笑)

 

炭水化物をお腹いっぱい食べると太りやすいのは、脂質と共に食べる運動しない動かないを伴うと脂質に変換されるのは自明の理ですよね~

 

カルボナーラなんて最たるものです、乳脂肪や肉の飽和脂肪、これがたまらないのですが(笑)脂質に変換されて大切にカラダに貯蓄されます!?

 

話は脂質に逸れますが、じゃあ三大栄養素の脂質はどんな役割を?ですが、端的に言いますと脂質はエネルギーとして大切なものなのです。皮下脂肪などはカラダを守るクッション的な役割もありますが、脂肪は薪のように長く燃えてカラダを動かすための大切なエネルギー源となります。

 

糖質、タンパク質、脂質は三大栄養素と言われても一般の方はピンとこないですよね。

 

では朝食で糖質をカットか少量しか食べない、タンパク質は卵やシャケなどしっかりと摂る朝食を食べたとするとお昼までの貴方のカラダの中はどの様に動く?何をエネルギーとしてランチまで頑張るのか?想像してみていただけますか?

 

脂質は卵やシャケなどに豊富に含まれているので要は糖質カット朝食と言う事です。

 

まず会社まで1時間の通勤とするとそのエネルギーはどうするか?です。糖質などのデンプンがお腹にないのでカラダの中の体タンパク(ここで血中や筋肉とします)をブドウ糖に変換してエネルギーに変えようと変えてカラダを動かそうとします。次に頭がボーッとしてくるのは頭の脳細胞はブドウ糖しかエネルギーとして使えないので、さらに

体タンパクの変換をしてエネルギーとしての糖質の役割を果たします。

 

しかしランチ前に変な例えですが、上司に自転車で少し離れた所に書類を届けてとの命令が!!そうすと自転車こぎはエアロビック運動なので更に体タンパク変換しますが、

もっと良いエネルギーが!備蓄、微畜!?されているこれが脂肪です。

これがフィットネスの世界でのファットバーンです(笑)

脂肪を使うには運動の世界でも時間を要すると言うことです。

 

人類が東アフリカから全世界へ移動して現在定住出来ているのは、カラダに脂肪がある脂肪を備蓄していてエネルギーとして使う事が出来たから?私の意見です~

 

ヒトは糖質がエンプティな時などはタンパク質を糖質に変換してエネルギーにする術があります。しかし体タンパクを使うということは簡単に言うと筋肉が減る、となると体力が衰えるということになります。

 

糖質がないとカラダは大切なタンパク質をエネルギーに出来る!でもこれはいけない事!!と覚えていていただきたいことです。

 

糖質を摂らないでその分タンパク質を多く?お酒もいい?などという低糖質高タンパク食などというものがありますが・・・健康で長生きはとてもじゃありません。

 

高タンパクはカラダを疲れさせるのはご存知でしょうか?

糖質はクリーンエネルギー、最後は水とCO2を排泄とエコなのですが、タンパク質は複雑で最後に窒素をアンモニア尿素にして腎臓などを経て体外へ排泄と大変なエネルギーを必要とします。

 

焼肉をお腹いっぱい食べた翌日はあまり体調が良くない!?のはその為です。いっぱい食べてしまったらビタミンB群のサプリ、ビール酵母でもいいですね~

寝るまで水分多く摂って尿素窒素を排泄させましょう(笑)

 

もし貴方が体重や体型を気にしているなら糖質の制限はお勧め出来ません。ここで言う糖質制限は糖質を摂らないで脂質をエネルギーとするいわゆるケトン体ダイエット

です。詳しくは検索下さい。

ケトン体もあまり多く発生させるとカラダはアシドーシス(酸性)状態に・・・

お気をつけ下さい。

 

最後に糖質制限というのはご飯の量を少し減らす、という理解をしていただけたらと思います。体タンパクは大切です。筋肉量が減るのは死を意味します。

 

やたらCMでは筋肉や関節云々のものが流れています。わざわざサプリメントでタンパク質系のもを摂る必要は全くないのでご注意されて下さい。普段の食事で十分かと思います。

 

ご飯の代わりにパンでも構いませんが、適度な糖質の量を!これにより体タンパクを守りましょう!脂質を摂りすぎないよう考慮しよう~!是非お勧めです。

糖質、タンパク質、脂質はヒトが動くための大切なエネルギーです。

 

少し前にDNA鑑定、ミトコンドア鑑定とメディアで流れていました。ミトコンドリア

我々のカラダの60兆ある細胞、腕の辺りは1個1個はお餅の様な形、脳神経細胞はアメーバ状なのですが、その1個1個にDNAが存在していてその周りにミトコンドリアがウジャウジャ居ます。

このミトコンドリア糖質、タンパク質、脂質をエネルギーにピカチュウのように発電して(笑)カラダ全体を動かしています。心臓は勝手に!?電気信号でドクドクと心臓の筋肉を収縮、弛緩させています。ミトコンドリアが心筋はもの凄く多く存在しているようです。

植物も同じようなミトコンドリアが存在していて光合成でエネルギーを得ています。その植物が作ってくれた大切なデンプン、クリーンエネルギーの糖質を適度に摂ることに留意していただければと思います。