50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

太ももを痛めない走り方

女子マラソンの最期の代表に選ばれた一山麻緒選手、寒いコンディションの中見事な走りでした。今日は日頃よく走っている方々にお聞きいただけたらと思います。

先日朝のNHKでマラソン男子代表の服部勇馬選手の映像が流れました。年明けの駅伝で太ももの肉離れを起こしてしまい、夏に向けて調整しているとの内容でした。

 

自分の走り、ランやジョギングで翌日に太もも辺りが筋肉痛になってしまう原因は端的に言いますと、その太ももの部位に負担がかかっている太もも主体で走っている

という事になります。ランで太ももに過剰な負担がかかると肉離れや膝関節の障害などと、出来れば走り方を変えた方がよいかと思われます。ランの爽快感や達成感は健康の維持増進に欠かせないものですね~長くランするためにも。

ではどの様に走り方を変えれば?太ももに負担がかからなくするには?ですが、

走る為の筋肉のメカニズムを少々(笑)お聞きくださいませ~

 

前々回の肩関節のインナーマッスルでも話しましたが、股関節まわりのインナーマッスルがキーポイントになります。歩いたり走ったりする際に使う太ももの筋群、大腿四頭筋(だいたいしとうきん)手で触れますね~この筋肉イメージがつくかと思われます。膝の曲げ伸ばし等日頃椅子から立ったり座ったりする際にお世話になっている筋群です。

大腿四頭筋の中の真ん中辺りの深い部位に存在する大腿直筋(だいたいちょくきん)縫工筋(ほうこうきん)縫うと言う名前が付いている、細長い内もも側に存在している筋肉、が股関節にまたがっているインナーマッスルになっています。

 

この大腿直筋、縫工筋と股関節のインナーマッスル大腰筋腸骨筋が協働し合い、大腿四頭筋と共に、太ももが持ち上げられる、歩いたり走ったり出来ています。大腰筋と腸骨筋は腰の辺りの背骨や骨盤の腸骨辺りから太ももの大腿骨に付着している、大切な筋群です。詳細はよろしかったらネットでお調下さい。加齢と共に衰えやすい筋群です。

 

太ももの筋群が痛い、負担がかかっているという事は上記の4つのインナーマッスルをバランス良く使えていないのが、大きな原因のひとつです。

どうすれば?ですが、太ももだけでなく股関節のインナーマッスルを使って、太ももにかかる負担を軽減させます、それには股関節を屈曲させる、あまり使いたくない表現なのですが、カラダを前傾させて大腰筋と腸骨筋を動員、協働さてあげることです

股関節の屈筋群である大腰筋と腸骨筋、この筋群が強く上手に使えるアスリートが凄いのです、白鵬関があの年齢でも戦えるのは屈筋群が強いのがひとつの要因かと思われます。

 

太ももがランの後疲れる方は、お尻、ヒップを紐(ひも)で釣り上げられているような感覚(これが股関節屈曲です)胸を張り背中を軽く誰かに押されているようなイメージで走ると、股関節のインナーマッスルをバランスよく使う走り方が可能となります。

あと太ももを上げるより脚全体の回転サラブレッドが走っているのをイメージされて下さい(笑)太ももが疲れ難い省エネ走りが出来ます~

 

ラソンランナーの方も重い負荷でなくてもいいので、股関節をしっかり使うスクワットを是非、カラダを前傾、股関節をしっかり曲げてヒップを後ろの突き出すようにしてトレーニングをお勧めします。

 

カラダを動かす、スポーツやダンスなどカラダの何処かの部位に嫌な負担がかかる、これには必ず原因があります~膝が痛い、腰に負担が、ふくらはぎが痛い~必ずカラダの使い方に原因があります・・・対処療法の治療ではまた再発の繰り返し・・・

障害に悩んでいる方はカラダの使い方を熟知している治療師やトレーナーを時間をかけて探していただけたらと思います。

 

上記の股関節のインナーマッスルを刺激するスクワットはアクティブに生きてゆくために大切な筋トレです。自体重でもいいのでこのご時世です、音楽に合わせて♪運動不足解消のために是非スクワットを!股関節をしっかり曲げるとお尻、ヒップも刺激できます!

あまりやり過ぎるとジーンズがきつくなるのでご注意を(笑)