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集団感染の出現 ~歴史編~

まだまだ不安な日々が続いています、今回は様々なウイルス、病原菌の立場から見た人類との戦いについてお聞きいただけたらと思います。自粛中に出会った書籍、ジャレッド・ダイアモンド著 銃・病原菌・鉄を参照にしています。

 

結論から申しますと、ヒトの間に感染している病原菌、ウイルスはこの著者の表現だと

家畜がくれた死の贈り物だと。麻疹(はしか)結核天然痘百日咳熱帯性マラリアなどは現在でも恐れられていています。麻疹は行政からも検査を受けるように通知されています~結核は昔腕に針でチクチクやりましたよね、BCGです~天然痘のワクチンは小さなナイフの様なもので上腕に、未だにあざが~

百日咳も乳児の内にワクチンをとこれらは全て家畜由来の感染症なのです。

 

家畜由来?とはですが少し人類の歴史をお聞き下さい。1万3千年前に氷河期が終わり人類はここからまた大陸を移動するようになったようです。それまでは人類は狩猟採集で生きていて常に獲物や木の実や土の中のイモ類などを求め、移動の生活を~だいたい8千年前くらいにいわゆる定住、農耕民が現れたようです。

歴史的に言うと定住、農耕民になり土地を所有、食べ物を貯蓄し、現在の民主主義!?

貧富の差、人種差別へが歴史学者の見立てです。

 

家のそばで農耕を始めると、この本によると起源はユーラシア大陸の肥沃三日月地帯、歴史で学ぶメソポタミア辺りだったようです~まず家畜、牛で畑を耕したり馬に乗ったり、豚を育てたりしながら身近に家畜化した動物が生活と共にありました。現在でも郊外ではこのような生活をされていますね~

米や麦などを保存するとネズミが食べる、そのために猫ちゃんが飼われ、番犬などのワンちゃんがペットとして飼われ、人類は家畜やペットが身近な存在になりました。

家畜などの排せつ物が身近にある環境が長く続くと病原菌や寄生虫などがヒトに感染、

感染者の排せつ物がまた河川へ原菌にとっつては繁殖に理想な環境!?を作りあげて現在に至っています。

 

麻疹や結核天然痘は近い病原菌を持つ家畜はインフルエンザや百日咳この百日咳も必ず幼少時にワクチン接種されていると思います~これらは豚やアヒル、犬とされています。

同じ家畜、動物同士では感染しても大丈夫な病原菌がヒトに感染するのは?ウイルスが生き残るための戦略のようです。変な言い方ですがヒトに感染して宿主が亡くならない事がウイルスにとっての勝利という訳です。そのためには各ウイルスは感染するとヒトは様々な症状を出させます、これがウイルスの戦略のようで飛沫や体液、血液、排せつ物などと、咳をしたり下痢をさせたりと生き残る為の術を尽くしてきます・・・

 

上記に出てきた病原菌のワクチン接種は母子手帳をみると大概の方が受けているかと思われます。ジフテリアや小児ポリオは有名ですね。

 

天然痘は唯一撲滅できた病原菌として有名ですが、他の病原菌は現在でも世界でまん延しているのが現状です・・・一番手こずっているのがインフルエンザウイルスです。

現代のように人口が爆発的に増えて都市にヒトが密の状態になると、ウイルスにとっては絶好のチャンス、集団感染のチャンスとなる訳です。

 

ニュースでコロンブス像が人種差別のデモにより壊されている画像が流れました。コロンブスが大陸を発見したことは北アメリカや南アメリカの先住民の方々の侵略、殺戮という見方もあり、像の破壊に至ったようです。確かにアメリカのネイティブアメリカンやマヤ、アステカやインカなどの文明、人々は侵略されたの史実、現実なのですが、侵略による人口の減少よりも感染、病原菌の集団感染による人口の減少が主のようだったのです。

ユーラシア大陸、ヨーロッパから病原菌が現地へ、免疫、抗体を持たないヒトは感染して、例えばアメリカ大陸にはコロンブスが来る前は2000万の先住民がいたとされていますが200年ほどで95パーセントの先住民の人口が減少してしまったようです・・・ヒトの手によるものより恐るべし病原菌、集団感染です。

 

ではユーラシア大陸、ヨーロッパへの感染は?ですが梅毒が有名です。TBSドラマの仁でも遊女が梅毒に罹患するシーンがありましたね~ヨーロッパでは大陸発見以降に梅毒の症例が記録されています。当初は頭から膝まで膿疱に覆われ致死率がとても高いものだったらしいです。しかし現在では性器に炎症がおこる耐えがたい感染症に~このように長い時間をかけて当初の梅毒の病原菌は生き残るために、抗自体を変えて宿主が直ぐには亡くならないよう、ウイルスを伝播させる戦略、戦術をとってきたと言えます。

 

ウイルスの戦術で一番巧妙なのがインフルエンザウイルスです。新型コロナウイスが同様にならないように祈っています・・・ご存知インフルエンザウイルス毎年新種が登場しています。1918年の欧州大戦時のインフルエンザウイルスの猛威は池上さんが分かり易く(笑)インフルエンザウイルスは豚やアヒルのお腹の中で毎年新種の抗原が作られ、予測したウイルスの抗体、ワクチンを製造となっています。

これだけインフルエンザウイルスの戦術は巧妙、生き残るための術がとんでもないと言うことになります。ワクチンを接種しても罹患する場合もありますし、ワクチンと言えども弱毒したものなので体調を崩すしてしまう方がいるのも、致し方ないことですね・・・

 

ヒトとヒトの接触、移動により集団感染は歴史からみても発生しています。集団感染しないためには接触や移動を控えるしかないのが現状です。

良質なタンパク質、納豆はいいですね~本当に抗ウイルスなのかもです(笑)あと適度な運動などで免疫、治癒力が落ちないようにウイルスと向き合っていければと思います。