50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

脂肪を燃焼するには?

水素燃料を知っていますか?CMでトヨタが水素燃料で走る自動車を宣伝していますよね~水素をエネルギーに走るのですが、水素は水を電気分解すれば水素と酸素が得られます。その水素を燃やして排出されるのは水だけであり、究極のクリーンなエネルギーと言われています。

 

ではヒトを自動車に例えると一番クリーンなエネルギー、燃料は何になると思われますか?三大栄養素のタンパク質、糖質、脂質のうちで糖質がクリーンなエネルギーなのは何となく分かるかと思います。

 

糖質は何故だか近年嫌われている存在です?糖質とはちょっと専門的な説明ですと、デンプングリコーゲングルコースの大きく3つに分類されます。

デンプンは果実や種子、根菜や球根などでグリコーゲンは植物のデンプンと同一視してもかまいません、筋肉や肝臓に貯蔵されていて大切なエネルギー源です。

グルコースは主に血液中に存在している血糖グルコースは血糖と思ってもかまいません。筋肉や肝臓のグリコーゲンは無くなり易いのでグルコースが速やかにエネルギーとして利用されます。以下、糖質をグルコースと表現しますね~

 

そうなのです、水素燃料自動車のようにクリーンなエネルギーはグルコース(糖質)なのです。ではタンパク質はエネルギーにはならないの?ですが、タンパク質もエネルギーにならない訳ではありませんが、グルコースのようにすんなりと使えないところがあるのです。

 

ヒトという自動車は動き始めるエネルギーは(無酸素、アネロビックとも言われます)カラダに蓄積されているグリコーゲンやグルコース(血糖)を燃料として使うシステムになっている、進化といってもいいかもしれません。

しかしこのエネルギーは直ぐに枯渇する傾向にあります。暖炉で太い薪を燃やす時に細い枝や紙類を燃やしながら太い薪を燃やそうとしますよね~この初めの細い枝などがグルコースということになります。

 

小枝が燃え始める時をとして、フゥフゥ~酸素を送り込み炎をあげると38、太い薪が燃え始めると130という数字になります。

この数字が意味するのはグルコースは直ぐに無くなる、太い薪これは脂肪です、脂肪は一番長くエネルギー、燃料になると言う事です。

そうなのです!ヒトのカラダは脂肪を燃やすのが一番効率が良いのです!ホントですよ(笑)

 

ヒトは10万年20万年かけて地球上を移動して文明を発達させる過程で、脂肪をエネルギー源として使う事を選択したということになります。

タンパク質ばかり多く食べるとご存知のように燃えカスは肝臓や腎臓などの機能で体外に排出しますが、ケトン体なんかもあまり良くない燃えカスですね~いずれにしても

 

タンパク質はクリーンなエネルギー源ではないので、カラダの細胞、免疫などを効率よく保つための少なすぎず多過ぎずが肝になります。全体でも15%ぐらいまでにしたいです。残り糖質は60%少し残りの20%くらいが脂肪を目途に日頃の食事内容を確認していただけたらと思います。発育状況や運動や罹患中、あとは性差などで三大栄養素のバランスを個々で調節してみたいものです。

 

ようやく脂肪です(笑)スミマセンもう少しお付き合い下さいませ~

筋トレやヨガやランニング、最近はキューブ状のクッション!?みたいな上でピョンピョン飛び跳ねるダイエット、CMでやっていますね(笑)

脂肪は実は生化学的に言いますと安静時も確実に脂肪をエネルギーとして使っています。上でも説明した通りグルコースやグリコーゲンは小枝のように、長続きしないので

ヒトは体内の脂肪、食事から摂った中性脂肪などを専門用語ですが、遊離脂肪酸に変換などしてエネルギーとして使っているようです。

 

短距離はグルコース長距離は脂肪を燃やして動く、これが答えです。

 

鍛錬したアスリートや一般の方々は如何に脂肪を使うかグルコースをあまり使わないで脂肪をエネルギーとして使えるか、に長けているということになります。

グルコース(小枝)の貯蔵量は限界があるので(アスリートのカーボローディングはこのグルコース中心の食事で体内にグリコーゲンを貯蔵する方法)優れたアスリートは

脂肪を上手に燃やせるという訳です。

 

ラソンで1位の人がゴールしても平気で喋ったり、会見できるのはこの訳です。ゴールして倒れこんだりするのはグルコースを使い果たし、脂肪を上手く上手く使えていない方なのです。余談ですが倒れこむのは心臓が虚血状態になりとても危険なので、無理やりでも歩かせたり最悪両脚を上に上げさせて、心臓に無理やりに戻してあげましょう~

 

この脂肪を使えるカラダになるには一番有力なのが持久的な運動エアロビック運動です。エクササイズやランニングやエアロバイクだけでなく登山や流行のスケートボードも立派な有酸素運動です。心拍数が出来れば若年層の方なら120拍アップを目安です。私のお客の80歳代の方が最近脈拍や血圧を計測出来る腕時計のような物を購入、どうやらエクササイズのピーク時で120拍には上がっている様子、80代で凄いな~と我ながら思いました。

 

キューブ状の上でピョンピョンや登山やヨガなんかも意外と心拍数上がっていると思います。効果を得たい方は脈拍を計測してみましょう~手首や首の横辺り、頸動脈が計測し易いです。恋に落ちた時計測するとドキドキです(笑)

脈拍を上げて最低でも15分を継続、これがあくまで目安です、様々な疾患や状況などで調節されて下さい。

 

エアロビック運動は特に酸素の供給量が増えるので細胞の中のミトコンドリアの数が増えると言われています。ミトコンドリアATPエネルギーを発電?これによりヒトは動ける活動できています。上の4とか130の数字はATPを指しています。

ATPの詳細は省略します、ミトコンドリアミトコンドリアイブで検索すると面白い話がです~

 

カラダを動かさくなると全身への酸素の供給量も減りミトコンドリアも減少するでしょう・・・動かないで食べているばかりではミトコンドリアは増えないということです。

 

カラダを動かす為のクリーンなエネルギー、グルコースはなくてはならないものです。小枝がない時には体タンパクを分解してグルコースの代わりに使えますが、不完全燃焼でもあるケトン体など、タンパク質をエネルギーとして使うのは飢餓状態などのエマージェンシーの時です。日頃は適度な糖質を摂り、適度な運動で脂肪を使えるカラダ作りをと思います。