50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

二日酔い、アルコールと上手に付き合うには?

もうすぐクリスマスそしてお正月とお酒と付き合う機会が多くなる時期に入ってきました。今日は出来るだけ二日酔いになりにくい食事、アミノ酸についてお聞きいただけたらと思います。

アルコールが肝臓で代謝されるのはご存知の通り、嫌な言い方ですがアルコールを毒物として代謝、処理されます。

 

肝臓の役割を少し話しますね~肝臓はご存知沈黙の臓器と言われていて他の臓器、すい臓や腎臓もしゃべらないだろ~ですね(笑)何故?沈黙と言われているのは肝臓が

70%以上の障害が起こらないと症状が出ない、出にくいからなのです。

 

健康診断でガンマなんとか等分かり難い数値が白日の下にさらされます。再検査なんて言われると嫌なものですね・・・

 

肝臓は肺の下あたり横隔膜の直下にあります。横隔膜は実際は筋肉のようなものです。キノコのかさの様な形をしていて、柔軟性がありお腹に力を入れるとこの横隔膜は腹圧によりグ~ッと上方に持ち上げられ肺の空気を押し出す、というシステムになっています。深呼吸はお腹を意識してすると深い呼吸が出来ますよ~

 

故に万が一喉に何か詰まることがある際は腹圧を高める様な咳をする、させるように促すと良いかと思います。他者に行う際は後ろから背面からお腹に腕を回して、お腹を圧迫させて腹式呼吸的な咳を促してあげるとです。背中を叩くよりは効果あるかと思います。

 

スミマセン本題に(笑)この重さ1000g~1200gもある肝臓はアルコールや様々な化学物質など毒物を分解、無毒化する役割があります。要は無毒化出来ない量のアルコールは二日酔いということです。他にも栄養素の代謝、食べた物は殆どがこのアマゾンの物流センターのように(笑)一旦肝臓に搬送されて色々な物質に分解、合成されます。糖質がグリコーゲンには有名ですね~このグリコーゲンや様々なアミノ酸など

貯蔵するのも役割です。

グリコーゲンや血液中のブドウ糖は直ぐにエンプティになるので、次のエネルギーは脂肪となります。(前回の脂肪を燃焼するには?を参照下さい)もう一つ胆汁酸を作るという重要な役割があります。

 

食べ物は胃の中で攪拌されて腸、十二指腸で脂肪はこの胆汁で消化、吸収されるのです。肝臓は化学工場のような役割を果たす言葉の如く、肝心要なのです。

 

肝臓の障害については長くなるので割愛します、よく私は全くお酒が飲めない、乾杯のビールだけでダメ~いわゆる下戸という方もいるかと思います。

アルコールはこの化学工場で酵素によりアセトアルデヒド、聞いたことがあります

よね~に分解されアセテート(酢酸)代謝されて水や二酸化炭素などとなり腎臓、筋肉や末梢組織から体外へ排出となります。

 

当然この許容量が越えると二日酔いと相成ります。今私は昨夜の許容量を少し越してしまいました(笑)

 

アルコールは酵素が解毒するのですが、この酵素を専門用語でアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)と言います。このALDHは個人差があり特に東洋人はこの6つある酵素のうちALDH2というものが少ない、欠損している傾向、日本人は50%がこのタイプであるらしいのです。

 

今まで飲んでなく飲み始めたら急に飲めるようになった!という方は酵素が働くタイプということになります。故に飲むトレーニングしても酵素が欠損している方は程々に飲めるようにしかならないのです・・・

 

飲酒をするとアセトアルデヒド血中濃度が上昇して、顔が紅潮したり吐き気をもよおしたり、頭がガンガンなんて方もいらっしゃるかと思います。

肝臓は沈黙の臓器なので飲む日々が続くと通常業務!?に加え解毒作業が加わるので、

ナントカの力とかナントカ習慣では(笑)太刀打ちできなくなるのが現実です。

よく酩酊して急性アルコール中毒で搬送などというシーンがニュースで流れますが、大変危険な状況ですね・・・昏睡度が進み意識が完全に消失すると死に至るケースもあるので、もしそのような方を見かけたら救急搬送の手順をかと思われます・・・

 

肝硬変が進み疲れやだるさだけでなく、集中力がなくなり肝性脳症という危険な状態と

アルコールの多飲は同様の状態を引き起こすので、気をつけたいものです。

 

お酒を飲む前や飲んだ後に摂ると良いかと思われるものにアミノ酸があります。本来はアスリート向けに開発されたものですが、味の素のあの顆粒状のもの、色々と種類がありますが一番安いので十分です(笑)一包ササッと飲めるので水分いっぱい摂りながら

多少は肝臓の解毒作業の手助けになるかと~

 

食べ物ですと、あるアミノ酸がアルコールの代謝を速やかに進行すると言われています。それはラニグルタミンです。先ほどの味の素のはどちらかと言うと運動向きなのでBCAAが多めにですが、他のアミノ酸も考慮されています。

BCAA分岐鎖アミノ酸生命の基礎単位とも言われています。このBCAAは次回年明けに詳しく話しますね~

 

このアラニンやグルタミンは糖原性アミノ酸と言われ悪酔いや二日酔い、肝臓を守ってくれると言われています。大体の肉類や魚介類や乳製品には糖原性アミノ酸が含まれているので、飲みながら肴はそのようなタンパク質豊富なものを選んでいただきたいと思います。

唐揚げやチーズたっぷりの美味しいもの!?は脂質もたっぷり~上記で話したように消化吸収、肝臓にも負担がかかるので程々にです、プラス太ります(笑)

 

食品分析表で調べるとアラニンにグルタミンは高野豆腐カツオ節おかかですね~魚や大豆を発酵させた食べ物は偉大ですね~日本が誇るべき食品です!

お酒のシメにはラーメンよりも鮭のオニギリとオカカのオニギリでしょうか(笑)

よい年をお過ごし下さいませ。