50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

呼吸の仕方を変える

今日は浅い呼吸がカラダに及ぼす悪影響についてお聞きいただけたらと思います。

 

カラダは何か不調をきたすと発熱したり動悸がしたり、手足が冷たくなったりと危険信号を出します。この反応は本来はカラダを癒させる為の反応ですが、長く症状が続くと不安も相まって取り返しのつかない病に発展してしまう危険性があります。

これらの不定愁訴的な症状は薬を飲んでも治るものではなく、自分で何とかする自分で治す、癒すしかありません。その方法のひとつが呼吸です。

 

腹式呼吸って聞いたことがありますよね~呼吸は実際は横隔膜と肋間筋で行われています。腹圧を高めて横隔膜がせり上がり、肋骨の間の筋肉が収縮して肺の空気が吐き出されるメカニズムです。故に腹式なのですが厳密に言いますと胸式呼吸です。横隔膜は膜なのですが実際は筋肉です~焼肉でハラミは弾力があり好みの方も多いかと(笑)人間も同じ感じです~通常の呼吸時浅い呼吸の際はあまり横隔膜や肋間筋を使わずに肺の空気も入れ替わってないということになります。

空気を十分吸うには吐き出す力が大切、呼吸筋である横隔膜や肋間筋の筋肉の衰えは呼吸に支障が加齢と共に出てくるので、腹式、お腹に力を入れる、丹田という言い方もありますね~腹式呼吸は大切ということなのです。

 

ストレス下にあると誰でも浅い呼吸になってしまいます~呼吸は意識的にコントロールは出来ますがもうひとつ出来ない、不可能な呼吸が自律神経系のものなのです。交感神経、副交感神経って聞いたことがありますよね~呼吸はこの自律神経系には働きがあるので、浅い呼吸が続くと交感神経が緊張し続けてしまいます。

 

交感神経の過剰緊張はカラダの末梢の細動脈を収縮させて血流量を減少させてしまいます。そうなると暖かい部屋にいても手や足は冷たくなってしまいます。手足の冷えが続いている方は内臓の緊張により消化器系などの諸機能の障害をきたしてしまうことに・・・潰瘍性大腸炎の原因もこの事が関与しているかと思われます。

浅い呼吸、自律神経の乱れはカラダに深刻な障害をきたしてしまいます。投薬などの対処療法はあくまで一時的なものなので、自身の呼吸に目を向ける、意識をしてみることが最良の方法かと私は思います。

 

自分の呼吸に目を向ける、意識するというと瞑想を連想されるかと思います。瞑想というと何だか小難しいものかと思われがちですが、至って簡単なものです。ヨガをされている方はあの座位で、気功の瞑想を簡単に紹介します~

背筋を伸ばして座り少し長めの呼吸をゆっくり続けます~禅のようにココロを無にではなく、自分の呼吸に目を向けてもう一人の自分が瞑想している自分を眺めているイメージを幽体離脱しているみたいですね(笑)~その自分に微笑みかけてあげます~鳥や木々の音などに耳を澄まし、頭では何を考えてもかまいません~ひたすらゆっくりとした呼吸を続けます。

ストレスが溜まったらほんの5分でも昼休みにトイレの中でよかったら~眠ってしまわないようご注意を(笑)

 

この呼吸法は気功の一種ですが他にも丹田呼吸法や昔から様々な呼吸法があります~

ご自分に合ったものをみつけていただけたらと思います。

呼吸はココロとカラダの架け橋でもあります、深い深呼吸を数回でも頭がハッキリするのが感じられるかと~まずは口からフゥ~吐いて鼻からスゥ~と~

腹式呼吸でウイルスを吐き出しましょう~!!