50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

一日の体温の変化

今日は一日の中で変化している体温、朝から昼間、寝ている間や運動中、精神的なものでの変化など、体温を保つ仕組みと共にお聞きいただけたらと思います。

 

ひと昔前は体温計と言いましたらあの水銀計でした~現在は電子体温計で素早く計測できるので便利ですね。仕事柄、個人の興味で左右のわきの下で同時に計測したり、左右の腕同時に血圧を計測したりと(笑)半分遊びです~

電子体温計の方が低めに出る傾向にありました、水銀計は最低でも5分、0.5度位は違いが出るようです。正確な体温を知りたい場合は直腸での計測ですが、これはさすがに無理ですね~水銀計で5分~10分と計測すると比較的正確なものが計測できると思います。

 

体温は一日のリズムとして、朝6時頃は最低7~9時頃急上昇して18時頃にピークに達して22時以降は低下するというリズムになっています。体温の振れ幅は0.7~1.2度ありまして、安静時36度の体温の方でも日中活動を始めると37度には達しています~女性の方は排卵後は0.5度近く体温は上昇するので、時間やコンディションにより体温は意外と高めに出るということをガッテンしていただければと思います。

 

運動を始めると体温は見る見るうちに上昇するのは感覚として分かります~話が戻りますが、体温は皮膚温、シェル温が36度とすると深部筋温、コア温は37度と差があります。睡眠時36度の方の例です~朝から通勤時には既に37度を越えています~会社帰りに例えばジョギングをするとコア温は38度を越えます~帰りビールが美味しい訳ですね(笑)

帰宅しても体温は風邪などの感染症に罹患したような38度以上~興味ありましたら脈拍も計測してみると体温と相関関係があるので面白いですよ。

 

データはないのですが欧米人、我々東南アジア、東アジア系と違うカラダが大きな方々は安静時の体温が高いようです。37度が睡眠時の体温なんて当たり前、北欧の国で零度ぐらいなら窓を開けてベットで眠る様子をテレビで見たことがあります~どんだけ体温が高いの!?と驚きました。

 

体温を決定しているのは脳の視床下部で自律神経が環境に応じ上げたり下げたりしているのは周知の通りです。日中に活動や運動など動き始めると交感神経の刺激で体温が上昇します~帰宅して就寝時には副交感神経が優位になり体温は低下して睡眠に入ります。

今このステイホームの時期は運動不足や食べ過ぎによる肥満、それらに伴う疲労感や不安感などで常に副交感神経が優位となってしまうことが危惧されます。日中も副交感神経が優位な状態にあると体温も低く、低体温の状態に陥ってしまいます。脈圧も弱く肌も白くカラダにはむくみが・・・カラダの冷えは良くないことは自明の理です。

 

発熱は嫌われがちですが、今の感染症は別として、ちょっとした風邪の場合は解熱剤など飲まないでカラダを温め発熱を助けて水分をしっかり摂りながら、ひたすら寝る~自分の治癒力で治す、自分で治すトレーニングをして新たな危機に備えていただけたらと思います。