50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

危ないトレーニング

今日はメディアで流れていたトレーニング方法、ベンチプレスについてお聞きいただけたらと思います。10代の格闘技系の男性が腰を痛めて試合に出場出来なくなり、いわゆるベンチプレスをしているシーンが流れました。高重量のバーベルを必死に腰を上げながら持ち上げていました・・・

 

ベンチプレスで高重量を上げる際に腰が浮き気味みになる~高重量を持ち上げる際に一度は経験されたことががあるかと思われます。ベンチプレスは基本はバーベルの下方の肩甲骨辺り殿筋辺り両脚の3点で踏ん張ってバーベルやダンベルを持ち上げる筋トレの方法です。

重量を競うパワーリフティングになると腰を浮かせることは規則上は禁止になっています。どうしても上げようとして腰が浮くのは致し方ないことですが、この際に腰を痛める、腰の障害を発生させてしまう危険性が高いのです。

 

腰背部が過度な弓なのり状態は腰痛の原因になる危険性があります、腰椎の靭帯やその付近にあるインナーマッスルや手で触れる筋群などに、度重なる疲労が蓄積して筋肉痛の後に腰痛が・・・です。

実はこの腰を反らせすぎることにより発生する腰痛は欧米型の腰痛なのです。日本人の姿勢は比較的真っ直ぐな姿勢、背骨の人が多いので、日本人型の腰痛は腰背部のS字カーブが弱いが故の腰痛が多いのが現実です。

 

ヒトが二足歩行で歩くように進化の過程で背骨は弓なりの取得してきました、クッションアブソーバーとして。このS字カーブの背骨と骨盤が上手くジョイントして大きなヒップを獲得し、走ったりジャンプすることが可能となりました~

欧米人や南米系の方々ヒップが巨大です~ブラジルの方は凄いですよね~骨盤自体をの大きさもありますが背骨が弓なり!映像などで見て取れます~日本人はなかなか見事なS字カーブで大きなヒップの方は見かけないですね~

 

ベンチプレスを安全に効果的に行うには実はこの背骨の弓なり、S字カーブが重要になります。腰を上げて過度に反らせるのは出来れば禁忌にしていただきたいと思います。

自身のアライメントがあまりS字カーブがない姿勢だという方は、腰背部にタオルか何かを挟んで人工的に背骨の弓なりを作り、背中、腰、両脚の3点でしっかりと踏ん張って、胸の意識ではなくカラダ全体で持ち上げる!!を意識してみて下さい。

これが安全、効果的なベンチプレスの方法です~ボディビル系の様々なテクニックよりも、肩関節や腰背部を配慮したこの方法が長く続けられるメソッドだと思います。

 

軽いダンベルやバーベルでも腰背部を考慮したポジションの確保をしていただけたらと思います。女性の方は両足の辺りに2.5㎏のプレートで高さを調節して、両脚をしっかり踏ん張れるポジションをおとり下さい。

座って行うプレスのマシンも同様です~背中がべったり背面に付かないよう注意して下さいませ~筋肉は裏切らないですね(笑)