50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

お尻の筋の本来の役割

今日はお尻の筋肉、大殿筋の本来の役割そして足腰の筋群を効率的に鍛える方法につてお聞きいただけたらと思います。メディアや雑誌などでもヒップを鍛える方法が多く紹介されています。股関節をヒップジョイントと言うので以下大殿筋をヒップと言わせていただきます~大殿筋って何だか重々しい言い方なので(笑)

 

ヒップの筋は脚を後ろに蹴る役割があります、この様な動作が少なくなると要はヒップ

が衰えるという訳です。では脚を前へ蹴る、脚を持ち上げる、歩行するための主要な筋肉はどの筋肉だと思われますか?太ももの大腿四頭筋と思われがちですが一番使う筋肉は背骨と骨盤そして大腿骨にまたがっている大腰筋という筋肉なのです。手でも触ることが出来る大腿四頭筋、太ももの筋はあくまで補助、サポートとして働いています。

加齢と共に歩く動かなくなるとこの股関節のインナーマッスルの大腰筋が衰える、萎縮してちょっとした段差で転倒ということに・・・

 

脚を持ち上げる大腰筋そしてその脚を後ろに蹴る為のヒップ、様々な筋群が補助、サポートし合ってカラダを前へ移動が可能となります。もうひとつこのヒップと大腰筋の重要な役割があります~それは人間が四足歩行から不安定な二足歩行に進化、木造平屋建てが木造5階建てになった?変な例えですね(笑)建物も高くなると柱を強くしたり、鉄骨を入れたりして倒れないようにするように、人間も後方はヒップが骨盤と大腿骨を支え、前方は大腰筋が詳しく言いますと腰椎から骨盤そして大腿骨と、カラダを支えながら移動することが可能な筋群を進化、発達させました~ちなみに側方、横の支えになっている主要筋は中殿筋という地味な筋肉ですが(笑)この筋が無いと歩行の際に一瞬片脚のバランスになるのですが、この際に骨盤が横にずれない逸れないように影ながら働いている大切な筋です~

 

最近ヒップアップや美尻の筋トレが多く紹介されています、様々な手法でヒップの筋を刺激していますね~ボディビル系のいわゆるアイソレーション、個別に鍛えることよりは私はノーマルなスクワット大腰筋もヒップも下半身全体を鍛えることをお勧めします。二足歩行で100歳まで元気に動かすには(笑)カラダを建物としてとらえていただけたらと思います。

 

スクワットの際、股関節を意識してカラダを前傾させると大腰筋を刺激でき、ヒップの大殿筋が引き伸ばされ刺激されます。この相撲の立ち合いのように深く、股関節を曲げることは腰背部のS字カーブの形成につながります。もし今スクワットの動作や日頃の動作などでも腰背部に負担がかかってしまう方は背骨全体のS字カーブが足りていない、首も小さいですがS字カーブ、胸の辺りは後方に弓なりに、そして腰背部はS字カーブが理想です。腰背部が言い方悪いですがフラット気味になってしまうと、肩こりやストレートネック、ヘルニアや脊柱管狭窄と姿勢が様々な障害を引き起こしてしまいます・・・背骨のS字カーブはクッションアブソーバーの役割をしています、映像で自分の姿勢を観察、分析してみるのもひとつです。

 

この背骨の弓なり、S字カーブも二足歩行への進化の結果でして、建物で言えば免震構造のようにカラダ全体を様々な動きが出来るように弓なり、S字カーブに作り上げました。

1400㏄ほどの巨大な脳みそ、頭を守る支える為の背骨のS字カーブの免震構造、そして内臓の重力を支える為に大きく発達した骨盤、それを支えながら動かすためのヒップ大腰筋と中殿筋(笑)スクワットのしゃがむ動作は生活動作をアクティブにするために欠かせない動作、筋トレです。

 

スクワットの手法は様々あります~私のお勧めですが、腕は前に組んだりするよりもバーベルを担ぐように胸を開く、胸郭を広げて行うと、腹筋群や背筋群も鍛えらえます~

腰背部のS字カーブの形成にも役立ちます。ホームセンターで1mの木製やプラやステンレス製のパイプ、棒のような物がなど安価で購入出来ます。これを背中に背負ってスクワットよろしかったら、棒は日頃は防犯用の役割になるかと(笑)