四股(しこ)から姿勢を学ぶ
大相撲秋場所、宇良バウアーで盛り上がっています!今日は相撲の四股、あのハッケヨーイの立ち合いのポジションから姿勢についてお聞きいただけたらと思います。
時間があれば今日の大相撲を少しでも観ていただければ説得力が出るので(笑)よろしければテレビでご覧ください。
結論から申し上げますと背中が弓なり、腰背部にS字カーブがある力士ほど強いと言うことです。相撲は常に横からのテレビ中継なので、何度も何人もの力士の姿勢が観られるので、後はその方のスキル次第ですが勝敗が決まっています。
あの宇良関はあのブリッジのような姿勢が出来る!?のは良い姿勢の持ち主ですね~
力士としては小柄でも150㎏近くあるよう、体脂肪も低そう筋肉のカタマリですね~
大リーグの大谷選手とホームランを競っているあのゲレーロJr、ふたりの腰背部、殿筋の大きさや腰背部のS字カーブを見比べると、やはりゲレーロJrの方が少し上ということになります・・・
しかし彼が大谷選手のように投げて走れるか?それは不可能でしょう。投げて打って走る三拍子出来る肉体、姿勢はやはり大谷選手が理想ということになります。
大谷選手がんばれーです!
あと動ける姿勢の好対照なのがNiziUのメンバーです。まあよく似た背格好の女性を公募、1万名から!?選ぶ方も大変ですね~凄いのが同じ姿勢、動ける姿勢、弓なりの姿勢、腰背部のS字カーブが形成されている女性を分かっていて選んだということです。
9名全員がしなやかな動きが出来る、股関節を柔らかく動かせるプロのダンサーに近い弓なりのきれいな背中をしています。
CMなどで観られるので是非彼女たちの姿勢を見ていただけたらと思います。
もうひとつあの女性で90歳を過ぎているインストラクターの方、CMも出ていらっしゃいますね~あの方の背中のラインもあのご年齢で動ける一番の要因です。90過ぎて床であの動きが出来るのは体幹の強さと言われていますが、股関節の屈筋を支える背中のS字カーブ、が可能としています。
もし腰回りのMRIなどの輪切り映像を撮ったなら、股関節のインナーマッスルの大腰筋
が太く映るかと思います。大腰筋は詳しくは検索して下さい~立ったり座ったり、階段上りなど脚を持ち上げる一番使う筋肉が大腰筋なのです。専門家も知っていても分かっていないのが歩くための筋肉の強化です。大腰筋、この股関節を曲げるため、太ももを持ち上げるための筋肉を鍛えずして、90歳過ぎてあのスクワットは出来ないと思われます。
背中の弓なりS字カーブの姿勢を作ることは可能です。スクワットを行っている方は意識を変えてみることをお勧めします。股関節を曲げる意識、相撲の仕切りの前にさがりという縄のれんみたいのありますよね~あのさがりを鼠径部に挟む、カラダはお辞儀気味ですがあくまで股関節の屈曲(曲げる)の意識です。
既に背中のラインが形成されている方は現在のままでよろしいかと思います。(カラダを前に倒すと嫌な感じがするかと)
もうひとつは胸を張る、バーベルのバーを首の後ろに担いだ感じ、です。スクワット動作でよく腕を胸に組んだり両腕を前に伸ばして行うモノが紹介されていますが、これではスクワット時に鍛えたい背筋群や腹筋群がもったいないです。
一度軽めの棒を首の後ろに背負ってスクワットを行うと、なるほどと思うかと~肩関節が詰まるような痛みがある方は肩関節まわりが硬くなっているかと思います。
胸を張り股関節を曲げるの意識を現在皆さんが座っている時も意識すると、腰痛や肩こりの予防にもなります。脇を締め胸を張り鼠径部にボールペンを挟むように座る、椅子から立つ際はお辞儀をするように股関節を意識して立ち上がります。ゆっくり行えば立派なスクワットに!?
そして誰も見ていない時に相撲の四股のストレッチを(笑)
股関節まわりの柔軟性とそれを支える背中のS字カーブ、遅くはありません、私は意識を変えてもうすぐ30年になります。意識改革してよかったとつくづく実感しています。