50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

水分はカラダから1ℓ以上も蒸発してしまう

今年の夏も暑くなりそうです、カラダに必要な水分が1日最低2ℓは必要という訳を今回はお聞きいただけたらと思います。

 

よくヒトのカラダの60%は水分だとメディアなどでも聞かれたことがあるかと思われます~残り40%はおおよそ脂肪なのですが、60%の水分の内訳は3分の2は細胞内液3分の1は細胞外液。さらに細胞外液の内訳は4分の3が細胞間液、4分の1が血漿(けっしょう)になっています。よく分からないですね~スミマセン。

 

60兆の細胞1つ1つでヒトのカラダが形成されていると言うと、何となくお分かりになるかと~ひとつひとつの細胞の中や外そして細胞の間は水分だらけと言うことになります。

題の1日1ℓは何もしていない状態でもカラダは水分を蒸発、失っているのは現実のことです。これを専門用語で不感蒸泄(ふかんじょうせつ)と言われています。尿や汗だけでなくヒトはワンコが熱いと特にハァハァするように、呼吸やまばたき、目は水たまりのような状態なのでこの角膜の水分を蒸発させないよう、👀パチパチなのです(笑)

 

ヒトのカラダは絶え間なく水分を蒸発させている、これが約1ℓにも及んでいます。夏場は1.5ℓは不感蒸泄で水分が失われているかと思われます。

さらにまた少し専門的ですが代謝というものがヒトのカラダは発生しています~例えはイマイチですが自動車のラジエーターの水のようなものでしょうか(笑)この代謝が300mlくらいなので、夏場は食事などを含めて2.5ℓ~3ℓは水分として摂らないと出納が合わなくなり、脱水症状などから熱中症へと向かってしまいます・・・

 

ヒトの1つ1つの細胞の中には核(遺伝子、DNAが)ミトコンドリア(発電機のようなものでこれでヒトは動くことが可能に)などが存在している脂肪のブニョブニョした

もので、常に中は中で活動しています~ウイルスが来たらDNAを乗っ取られないように免疫機能が、もしDNAを攻撃乗っ取られたら隣の正常な細胞は戦ったり自死したりと、想像を絶する活動がなされています。細胞の中や外を水分などが循環していていて生命維持がなされています。

この細胞内と細胞外の水分をやり取り、循環させているのがナトリウム、塩分なのです。熱中症対策には塩分補給がメディアでも推奨されています~他にもマグネシウムなど大切な成分がありますが、ここではナトリウムとカリウムについてお聞き下さいませ~

細胞の水分を循環させているポンプ機能があるのですが、これがナトリウムカリウム・イオンポンプと言うものです。ナトリウムとカリウムが一対になり細胞の内外の水分の循環を行っています。カラダの水分が減ってくると細胞はこのイオンポンプで細胞内の水分を外に出して、脱水の危機を回避しようとします。

 

多量の発汗によりナトリウムが失われますよね~腕の表面を舐めるとナトリウムの味がします(笑)体内からナトリウムの量が減るわ細胞内から水分が減るわ、このままでは意識が混濁もです・・・

 

美談でメディアでは扱われているようですが、一度はロサンゼルスオリンピックの女性マラソンランナーのゴールシーンを観たことがあるかと思います。スイスのアンデルセン選手がゴール直前にかろうじてゴールしたシーン・・・フラフラと平衡感覚を失いながら・・・この時は多量の発汗による脱水状態心臓の機能低下による循環不全脳内の血流量の低下による熱疲労、そして意識混濁・・・現在ならゴール前に中止です。

 

昨年メディアでバナナに塩をかけて作業中の合間に食べるシーンが流れました。水分にナトリウムそしてバナナのカリウム!ナトリウムカリウム・イオンポンプ万歳です(笑)長い外出の際はミネラルウオーターとスポーツドリンク持参で熱中症対策をです~