50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

胸と背中の筋肉群のバランス

貴景勝が左大胸筋の肉離れ、引退した稀勢の里関も同じような箇所を負傷と、今日は

胸と背中を鍛える上でのバランス、気をつけたい点についてお聞きいただけたらと思います。テレビで鍛え上げられたラガーマンの肉体が観られる期間、各国の選手の肉体、姿勢や筋肉の付き方や動きを私は仕事柄、ウンウン、なるほど~と観ています~

 

まずは胸の筋肉からです~貴景勝が痛めた大胸筋、下にあるインナーマッスル小胸筋も同時に痛めていたらこれは大事です・・・カラダの前方に押すという動作は上や下に

押す力の中では実は一番力が入り難い動作なのです。ではボクシングや空手などのあのハードパンチはどうなの?ですが、下半身の力を主体にカラダの回転、捻りの動作そして背中、肩甲帯や背中の筋群を動員してあの重いパンチを繰り出すことが出来る訳です、胸の筋はあまり使わなくてもということです。ボクサーの背中は凄いのが見て取れますよね~ロッキーにあの胸は映画用です(笑)大胸筋の肉離れは胸の筋群だけに負担のかかりやすい動作を続けた結果なのです。相撲のスタイルを変えたり下半身を鍛えるなどで胸への負担を減らすしか・・・です。

 

人は直立歩行に進化してきました、500万年くらい前は石や槍を投げるには腕と肩甲帯の連動が出来ずにできませんでした、下手投げですね~石や槍を投げられるようになり現在の世界陸上という訳です(笑)時間をはしょりました~ホモサピエンスの進化は二足歩行になり、物を投げる弓をひく等、指先の器用性などで脳も発達して現在に至っています。500万年先は我々の肉体はどの様に進化しているか?退化かもしれませんね~

腕の骨と肩甲骨、肩甲帯はホモサピエンスの進化の賜物です。腕と肩甲帯の連動で様々な動作、スポーツもですね、可能となっています。背中には広背筋という有名な筋肉を筆頭に肩甲帯にはインナーマッスルが一杯!腕と肩甲骨には靭帯やアウターもインナーマッスルも沢山べったり付着していて、スポーツもダンスも料理も洗濯干しもOKです~それに比べ胸の筋群は背中に比べると少ないのが現実です。それはあまり胸の筋群を発達、進化させなくても、ということだと私は思っています。

 

話少しそれます~大胸筋の下にある小胸筋は鶏でいうささ身の部位です。鶏はささ身の上に胸肉、むね肉があります。鳥は近年、恐竜の祖先という見解になりました~鳥も魚もホモサピエンスの実は祖先なのです。にわとりは飛べなく進化しました、少しは飛べる、はばたてるようです。鶏はあの3㎏位のカラダの割に胸肉が多く占めています~だからささ身もあの大きさですね。では人間も大胸筋を鍛えればいずれ飛べる可能性が?あるかもしれません~しかしそのためには背中の筋群をなんとかしないと、という問題点が出てきます~鳥が飛べるのは胸の筋群の発達肩甲骨を小さく進化させて、羽毛などでの軽量化で自由に飛ぶことが出来ています。フライドチキンなどで確認できます~細長い骨が鶏の肩甲骨です(笑)我々の肩甲骨はカラダの中では意外と大きいのはストレッチすると分かりますよね~

 

腕と肩甲骨は大切なバディ関係です~ラガーマンのカラダを見れば一目瞭然ですね、あの背筋群の発達!僧帽筋の発達で首はどこなの?ですね(笑)背中の見事なS字カーブに飛び出た殿筋群!股関節の屈筋群の発達腕と背中を連動させたトレーニンが、あのようなカラダを獲得出来るということです。胸は見事なS字カーブの背筋群が形成されると自然とその姿勢に合った大胸筋がつくられます。ボディビルは筋肉量での勝負なので極限まで鍛え肥大させますが、カラダを動かすことになると支障が、筋肉量があだになってしまうことがあります。

しかしあそこまでになるのは大変なことです~シュワちゃんは胸のポーズで大胸筋にワイングラスを乗せられた!との逸話が~思うだけで筋をパンプアップできるなどともう神話です(笑)

 

長いスパンでカラダを我々一般人がラガーマンのようなカラダを得るためには、股関節の屈筋群を鍛える、スクワットやデットリフトなどを適度に行い、背筋群を中心に疲労度を考えて胸の筋群を鍛えることお勧めします。私も大胸筋を肩もですが肉離れ経験者です・・・胸は意識しやすい筋群なのであの焼ける痛みが~お気をつけ下さいませ(笑)

人間のカラダは直立歩行に進化、進化中です~まずは土台である下半身をしっかり無理なく鍛えてゆくと、自然と上半身はついてきます。80歳を過ぎても敏捷性を失わないためには、まずはスクワットそして上半身と長い目でトレーニングを見ていただけたらと思います。