50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

回転で股関節で走る

ドーハ世界陸上、女子マラソンが先日開催されました。暑さの考慮でドーハは夜中の12時にスタートということで、スタート前にあくびをしている選手も見受けられました~熱帯夜の大変なレースでした・・・今日は100mなどの短距離ではなく、マラソンや日頃ジョギングなどされている方にご参考になればと思います。

 

単純に走るだけの競技、どうしてこんなにタイムの差が出るのでしょうか?同じ労力でゴールの後も余裕なアフリカ勢のランナー、この有酸素運動のランは走り方などの違いもありますが、トップランナーは如何に?上手に脂肪、脂質を使って走る、脂肪をエネルギーとして使えるかにかかっています。30㎞以降は人はカラダのグリコーゲンが枯渇し始めるので、体内の非常時の脂肪を上手くトップランナーはエネルギーに変えて走ることが出来るので、ゴール直後も余裕で勝利インタビューという訳です。

この回転で走る~ですが実際自分のトレーニングで20年走った実感です、一度お試しいただければと思います。ポイントは至って簡単です2つです。

 

① 胸から走る です、カラダを前に倒すでいいのですが、胸骨、肋骨が腹筋になる辺りに手でも押すと分かります、痛いのでお気をつけて~ここに剣状突起(けんじょうとっき)という箇所があります。心臓マッサージの際はここを圧迫します~覚えておくといざの時に役立ちますよ(笑)この辺りからゴールテープを切る時のように胸を開いて、背中の肩甲骨辺りを誰かに押されている感覚、胸から前に!!走ります。

辛い時や上り坂などでこの胸から走る、カラダを前に倒すことを意識します。

 

② 回転で走る です。昔走るトレーニングでもも上げの動作をした覚えがあるかと~

この太ももを上げる、の感覚ではなく、①の胸から走る姿勢は少し前につんのめる感じになるので自然と脚は前に出ます。脚は少し曲がった状態で股関節中心に回す、回転させる動作がランニングの動作です。太ももではなく脚の回転をスムースに!とイメージします。少し漠然とした言い方ですが、これは実際行って感じていただければと思います。中継などでトップランナーカカトの位置がお尻に近い位置まで上がっている、のが見て取れます。この様にカカトを回転で巻き上げるように意識をしてみて下さい。少しカラダは上下動が結果大きくなります。少し感覚としてはピョンピョンという感じです~アフリカ勢やこの度は3位で残念でしたが、大迫選手なこの上下動がよく見て取れます~機会があれば注視をです。

 

この胸を張って見事な走りをしていた瀬古さん、今は解説者ですが現役の頃の走りはこの走りでした。瀬古さんご自身はお分かりになってないかと(笑)殿筋がしっかり発達して胸から進む走り、見事な走りでした。それをプラスαしたのが野口みずきさん、150㎝そこそこのカラダで見事な金メダル、彼女のカカトはお尻に着く位の回転でピョンピョンと走っていたのが彼女の強さでした。

 

胸から前へ、意識はカカト、回転を意識すると今までの走りと違う感覚が得られるかと思います。向かい風や上り坂の時、胸から胸からを是非お試し下さい~