50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

大切なS字カーブ

最近の事務用やゲーム用の椅子は腰を守る、ランバーサポートというものが組み込まれています。腰の部分はS字カーブが昨今大切と言われるようになってきましたが、もうひとつ大切な箇所、股関節についてお聞きいただけたらと思います。

 

アメリカのオレゴン世界陸上が開催されているので、機会があればあのスーパーアスリートの腰背部を注視すると見事なS字カーブが形成されているのが見て取れます。

女性は男性より骨盤が大きいのでヒップからのS字カーブがよりクッキリと観られますよね~あの200mのジャマイカフレイザープレイス選手、カラーに染めた長い髪で

走る雄姿!すごいですね~

 

あの中で下位のアスリートも頑張っていますが、1位2位になれる選手といったい何が違うのでしょうか?ヤル気?根性?これでは超日本的な答えですよね~

 

時間があれば画像、映像で見ると何となくナルホド~と分かっていただけるかと思います。それは股関節が屈曲している、骨盤が傾いていると言った方が分かるでしょうか、

 

トップの選手達は全てもの凄いヒップしています!何故ヒップが発達するのかと言いますと、股関節を曲げると、言葉良くはないですが見かけはでっちり、になります。

 

骨盤が傾いていると言う事は股関節にまたがっている筋肉群、股関節屈筋群が強いので必然的にヒップが発達することになります。ただヒップが発達していても骨盤が傾いていないとトップを争ことは出来ないとういことになります。

 

大谷選手の姿勢を見るとよく分かるのですが、彼は二刀流なので適度なヒップの発達

が見て取れます。バッター専門の強打者はもっと骨盤が傾いて(股関節屈曲)いて、もっと大谷選手よりヒップが発達しています。大谷さんは投げる打つの淘汰された身体、姿勢をしているということになります。

 

この股関節屈筋、今は大腰筋とか昔は腸腰筋と表現されていました。この

股関節のインナーマッスルである筋肉は見過ごされていると言っても過言ではありません。我々が歩く際に使われる筋肉はどの部位だと思いますか?

 

医師や専門家でも太ももの筋群と言われるのではないでしょうか?太もも筋群も使いますが一番使う、強力に使われるのが上記の股関節屈筋群のインナーマッスルなのです。

へっ?と思われますよね~では貴方が今思い切りその場でジャンプしたとします。

昔学校でやらされた!?体力テストで垂直跳びのように(笑)

 

このジャンプの際に使われる一番の筋群が大腰筋などの股関節屈筋群です。太ももの筋群はあくまでサポート、ジムなどである器具のレッグエクステンション頑張ってもジャンプ力はつきません、スクワットなどの股関節屈筋群を鍛えないと200mで1位にもなれないし、見事なヒップも獲得できないのです。

 

最近の椅子は腰に負担のかからない形状のもの、他にコルセットのようなものも販売されています、キリキリとヒモを引っ張ると腰背部をS字カーブにしてこしを保護してくれるようです。見た目はメカっぽくてかっこいいです。

 

あくまでS字カーブの姿勢は土台である骨盤なくしては成り立ちません。土台をちゃんと注視しないとその上のS字カーブは形成されないということになります。

 

これは20年かけて指導してきたので噓は申し上げません(笑)

 

スクワットを行う際に大切なのは胸を張る、胸郭を広げることが大切でして、よくあるスクワットの指導では両腕を胸に組んだり両腕を前方に出したりしているのが見て取れますよね~

出来れば軽い棒、バーのようなものを首筋の後に背負う、いわゆるフリーウェイトのスクワットの姿勢です。

 

是非お勧めです股関節を意識したスクワット!ざっくりした表現だとお辞儀をするように下りて上がる際はヒップから~動作中は胸を張った状態で~

 

とにかくお辞儀、股関節を曲げることに尽きます。そうするとヒップ、殿筋群も発達します。これは私のをお見せしたいくらいです(笑)

 

女性でも高跳びで2mを跳ぶ時代になったようです~各競技により淘汰された肉体を見るのも楽しみのひとつかと思います。5000や10000mなども走る選手は腰背部がS字カーブでヒップが発達、更に骨盤が傾く股関節が屈曲していてまるでサラブレッドが走るように脚の回転で走っています。

日本人選手も頑張っていますが骨格ではなく姿勢が違うのであれだけの差が生まれてしまいます・・・

 

話逸れますが、NiziUの踊り見事ですよね、よく同じ背格好のメンバーをそろえた、しかも踊れる!メンバーの姿勢をみると全員ウエストが細いくびれていますよね、腰背部のS字カーブもありこれがポイントなのですが、肩が前へ出ていない、胸を張った姿勢なのです。誰が誰だか分かりませんよね~もちろんヒップも発達していて見事なダンス、腰をグラインドさせる動き~フラダンスで有名な動きです、マイケルもそうですね~

 

この姿勢だとこの見事なダンス、動きができることをプロデュースした方は分かっていたのでしょう、さすがです。日本人はこの動ける姿勢については全くの後進国です。

 

例えばランバーサポートの椅子に座り、S字カーブのコルセットをつけてもS字カーブの

姿勢を形成することはなかなか困難でしょう。

 

よく座っている時は骨盤を立てる、という専門家もいますが、胸を張る、胸を

前方へ突き出すと言うと胸郭を広げられるかと~鼠径部にボールペンでも挟むような感じで股関節を曲げる、骨盤を立てる意識はお捨て下さい~

 

骨盤を立てる意識だと殿筋の下部が疲れるかと思います。

今の椅子でしたらお尻の後ろ、椅子の背もたれの部分にタオルなどを調節して、骨盤を物理的に傾けさせてあげるとよいかと思います、あくまでこれは対処なので、日頃から

例えば歩く時でも着物、和服を着た際の感覚、少しモモをしめて胸から歩く感じです。

 

そして椅子に座る際はお辞儀を深くするようにヒップを椅子に、座っている際は鼠径部にボールペンです(笑)そして立ち上がる際は座る動作と同じです、深くお辞儀をして

ヒップを持ち上げるです。

ゆっくり行うと完全に自体重のスクワットです!自宅勤務中にお勧めです~