50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

股関節が要の冬季オリンピック

1998年の長野オリンピックから24年経てのジャンプの金メダル!小林選手おめでとうございます!98年自分のジャンプを失敗した原田選手が祈る様に船木~の声援が思い出されます~

1972年の札幌オリンピック日の丸飛行隊も懐かしいです、あの頃はスキー板をV字ではなく平行に揃えてのジャンプでした。授業で画用紙に笠谷選手の飛行姿勢を描かされたのですが!?遠近法を知らない小学生にとっては苦労した思い出が(笑)

 

今日はオリンピック競技に限らず全てのスポーツ、全てのヒトの動作の要の股関節についてお聞きいただけたらと思います。

ヒトは長い時を経て二足歩行に進化し、生命の起源と言われている東アフリカから徒歩で全世界の大陸に移動して今日に至っています。二足歩行でカラダを移動させる為、

脚を持ち上げる為に股関節は存在していると言っても過言ではありません。

 

ケルトンの骨格、理科や生物の教室にあったやつ(笑)を思い起こしてみて下さい。

骨盤からぶら下がっている大腿骨を歩く為に持ち上げる筋肉は股関節屈筋群腸腰筋大腰筋と言われています。詳しくは検索を~この筋群はインナーマッスルでしてカラダの深部にあるので見ることは出来ません。

 

よく太ももの大腿四頭筋が脚を持ち上げる筋肉と勘違いしている方もいるのですが、日頃歩く際に一番使う筋肉、主動筋と言うのですが、それは股関節屈筋である大腰筋なのです。

これが一番のポイントです!しゃがんだ状態からジャンプをする動作で一番使われるのが大腰筋などの股関節屈筋群なのです。太ももやお尻の筋群ももちろん使いますが、

主動筋はあくまでこの股関節のインナーマッスルである大腰筋なのです。

 

ではこの大腰筋、股関節屈筋群を鍛えるのは如何に?です。冬季オリンピックは板やボードに乗りカラダを安定させる為に中腰の姿勢がよく見て取れますよね~

 

あのモーグル競技でコブを次々にターンする様、凄いですよね~あの膝が胸に付きそうな位の屈伸動作のターン、このターンが採点の60%を占めるようで、解説でも如何にカラダがブレない、板の真上に重心と解説していました。

この板の真ん中に重心を乗せるのがカラダを前傾、股関節を屈曲させるという動作です。中腰イコール股関節を屈曲、曲げるとご理解下さい。洗面台で顔を洗う際に少しカラダを傾ける、中腰状態にしますよね~

 

この動作を股関節を曲げると理解すると腰に不安のある方、腰痛で悩んでいる方は朝のこの顔を洗う姿勢でもウ~という方もいるかと・・・

股関節を曲げるという意識に変えると必ず腰背部への不安、負担が軽減されるかと思われます。

 

競技に話を戻します~優れた選手はこの股関節屈筋群が強くしなやかに使えるの一言です。スキルの部分は個人の資質によるものが多分ですが、カラダの使い方としてはこの股関節のインナーマッスルを意識してトレーニングすることが大切です。

 

皆トレーニングは同じ様なことをしているのですが、同じスクワットをするにしても

ボディビル式で行うか?股関節を意識して行うか?により雲泥の差が出てきます。それは腰背部のS字カーブなのです。腰痛に悩んでいる方は殆どの方が腰背部のS字カーブがなく・・・フラット気味傾向です。辛いですよね腰痛・・・

 

フギュアスケートの鍵山選手、18歳ですごいですよね~彼の姿勢を見るとウエストが締まり殿筋群が発達しているのが見て取れますよね、4回転などは見事です、あのネイサンチェン選手も同様です、腰背部のS字カーブ発達したヒップ

何故ヒップが発達するのか?ですが、またあのスケルトンを想像してみて下さい~

 

カラダの全面には股関節屈筋群や太ももの筋肉が占めて、カラダを前へ移動させる仕組みになっています。後面ヒップなのです。後面に倒れないように大殿筋がサポートしています。単体の筋としては一番大きな大殿筋です。

股関節を曲げて中腰スタイル、しゃがむと物理的にこの大殿筋が伸ばされながら股関節を守っている形になります。

 

そうすると大殿筋は伸長と収縮を繰り返すのでヒップの筋群は発達と相成ります。

 

スクワットでヒップアップを目標としたいなら、股関節をしっかり曲げる、相撲の仕切りで言うならサガリとう縄のれんみたいのありますよね、仕切りの際にあのサガリを両股関節、鼠径部に挟みこんでハッケヨーイ、あの動作が股関節屈曲です。一番力が入る力を込められる姿勢です。

この股関節曲げの意識のスクワットを行うとヒップも鍛えられる、ヒッアップとなります。ボディービル系のスクワットとは異なりますので使い分けていただければと思います。(ひと昔前はカラダを傾けると前傾と言われてクラブなどでは禁忌でした、故に自分で今はレッスン開催しています。)

 

この股関節曲げの意識ともう一つ大切なポインがあります、それは胸郭を開く胸を張る背中を弓なりに意識することが重要なポイントです。

 

股関節だけ曲げるスクワットでは腰背部のS字カーブの形成となりません。これは私が今でも行っている指導でして、胸を張ってのスクワットはビギナーには辛いことで、手を腰の後ろに組む、ジャンプ選手のあの踏み切る際に類似していますね、とにかく胸を張るです。

腕を胸に組んだり両腕を前方に伸ばすスクワットは度々メディアで見受けられますが

、これではきれいな背中のカーブ、腰背部のS字カーブは得られないのでお気をつけ下さいね。この方法は既に腰背部のS字カーブが形成されている方用です。

 

私事ですがレッスンのメインの30分の最後の2分はこのスクワットを行っています。そろそろ20年、80歳代の方も増えてきて(笑)ガンガンこのスクワットを頑張っていただいています、90歳の白寿でも動けるカラダを目指しています。自分も頑張らないとです!?

 

アルペン競技やフギュアスケートは選手の姿勢がよく見て取れます、演技や競技を選手の姿勢から観てみるのも良いかと~トップ選手は見事なキレイな姿勢をしているかと思われます。