50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

スクワットを使い分ける

今日はテレビなどで頻繁に紹介されている、両腕を胸に組んで行うスクワットとジムでバーを背負うスクワットの違いについてお聞きいただけたらと思います。

 

人間は後ろ脚で立ちあがり二足歩行の生き物として進化してきました。東アフリカから歩いたり走ったり、獣を狩ったり戦ったり、畑を耕したりと股関節を駆使して現在の我々に至っています。男性は戦う事にある意味従事してきましたが、女性は子供を宿す為に骨盤を横に広げたり、男女ともに内臓の重さを担うなどと進化、骨盤、股関節まわりは健康に生きてゆく上で重要な部位であります。

 

ウンチクはここまでです(笑)まず貴方がスクワットを始めようとする際に確認していただきたい点があります。それは腰背部の湾曲があまり無い方はまずは両腕を組んで行うスクワットをお勧めします。腰背部の反り、湾曲が見られるならジムなどでのバーを背負って行うスクワットをです。鏡でご自身の横の姿勢を一度観察してみて下さい。あのデビュー前!?のNizuUは全員見事なS字カーブの姿勢をしています(笑)

 

何故?腰背部がフラットだとよくないかは腰痛に悩んでいる方は実体験されているかと思われます。私は腰背部がフラットな姿勢を真っ直ぐ姿勢と表現しています~

背骨の生理的湾曲と言われる弓なりの反りは巨大な頭を支えて、我々人間の様々な動きを可能とする大切な湾曲、クッションアブソーバーなのです。

 

欧米人などはこの反りがあり過ぎ、反り過ぎによる腰痛が原因ですが、日本人はこの真っ直ぐ姿勢による腰痛の発症が多いのは、治療師の方々を悩ませています・・・

女性の方は本来この湾曲がより明確に存在するので、このS字カーブが無くフラットの姿勢は脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニア骨粗鬆症などによる腰椎の圧迫骨折・・・

これ怖いです・・・骨がもろいので外科手術もままならない状態です・・・

 

これらの不安を払拭できるのが筋トレであるスクワットです。腰に不安のある方はまずこの腕組みスクワットからです~ひとつ念頭においていただきたいのですが、スクワットで一番鍛える部位は太もも、大腿四頭筋ではなく股関節屈曲群の股関節のインナーマッスルである大腰筋群ということを。

よく専門家でも医師でも勘違いしているのは、歩く際脚を持ち上げる時の主動筋は太も

もの筋だと。答えは大腰筋です、少し前は腸腰筋と表現されていました。脚を持ち上げる、股関節を屈曲と表現しますが歩行に使う主動筋はこのインナーマッスルである大腰筋なのです。

 

加齢に伴いこの大腰筋が衰える萎縮すると太ももはあくまでもネクストの筋群なので、

脚が意識よりも持ち上げられなく転倒と至ってしまいます・・・フローリングの床をスリッパで滑る様に歩く動作は殆ど大腰筋を使ってないかと(笑)

 

この大腰筋を一段と鍛えるスクワットがバーを背負った姿勢の動作です。バーを背負わなくてもスクワットの動作中は必ず胸を張ることです、胸を張り少し背中を反らす感覚で動作を行うと腕組みスクワットではあまり鍛えられない背筋群と腹筋群を使うことが出来ます。故にジムなどでのバーを使ったスクワットは理想ですが、腰背部が不安、あまり湾曲が無い方は軽いバーや棒等でのスクワットをお勧めします。

 

どちらのスクワットでも出来ればしゃがむ際は意識は股関節から!と。実際は股関節と膝関節は同時に曲がり始めますが、股関節を曲げる、意識をすると上記の大腰筋をしっかり刺激することが出来ます。カラダを前傾ではなく股関節を曲げる屈曲させるです。

 

この動作の際たるものが力士の仕切りの姿勢です。

仕切りの際に縄のれんみたいな(笑)あれを鼠径部に挟みこんで見合って見合って~です。あの状態で腰背部にしっかりと湾曲があるのが白鵬です。大相撲は横向きの姿勢が観られるのでその観点で観戦すると面白いですよ~

 

他のスポーツでも同様です、一流と言われるアスリートは腰背部の湾曲と大きなヒップ

をしています。女子1500m代表の田中希実選手、彼女の姿勢、股関節まわりは他の選手に比べても大殿筋が発達していて、しかも股関節が屈曲状態!あの姿勢が回転で走ることを可能にしています。引退した野口みずきさんの走りに似ています~

 

スミマセンもうひとつ~昔、韓流グループでTWICEがヒップダンス、ナァナァナァ~♪流行りましたよね(笑)あの動きやフラダンスやサンバダンスなどで腰を動かす、回す動作は股関節を曲げる屈曲させた状態であのようにしなやかにヒップを動かせるのですが、大切なのは腰背部の湾曲の姿勢です。NizuUのメンバーもきれいな湾曲、S字カーブのラインです。縄跳びだけでなくどんどんダンスシーンを展開していくでしょう。あの縄跳びダンスのチャールストン風の動きはやり過ぎると膝にくるのでご注意を(笑)

 

椅子に座っている時も出来れば鼠径部のボールペンを挟む感覚、股関節屈曲です、胸を張って座って脇が締まった状態で、椅子や机の高さ、PCの位置などを調節すると腰痛や肩こりを軽減できるかと思います。あの大きなバランスボールに安定して座る感覚です~

今年は今日で終わりとさせていただきます、いつもお聞き下さること感謝致します。

来年からは隔週のブログとしたいと思います、よろしくお願いいたします~

メリークリスマス&ハッピーニューイヤーです!