50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

ミトコンドリアはエイリアン

少し前にメディアでDNAとかミトコンドリアなどの言葉がよく流れました。今日は

ミトコンドリアについて分かり易く説明したいと思います。

 

ミトコンドリアと小学生が聞くと何だか食べ物を連想するのではないでしょうか?

メディアでも報じられていましたが、DNAが検出出来ないのでミトコンドリアから探るしか?まずDNAですね~簡単に言うとDNAとは人体の設計図60兆あると言われている細胞のひとつひとつに核(かく)というお団子のようなものが存在していて、その中にDNAは大切に保管されています。

 

皆さんも必ずご両親から50%ずつ受け継いでいます。性格の遺伝は賛否両論ありますが、肉体的なもの、身長とか顔つき等は全てDNAが決めたことと言えるのです。

 

様々な病原菌やウイルスはこの細胞の中の核に保管されているDNAを脅かそうとしています。細胞をイメージしてみて下さい、ブニブニしたキューブ状のゼリーでも

(笑)

ちなみに60兆もある細胞ひとつひとつは連動と言うか連携を取っていて、例えばコロナウイルスが侵入してきたらまずマクロファージや顆粒球などのリンパ球が細胞の外側でウイルスとの攻防戦となる訳です。

これを抗原抗体反応と言います。ワクチンを打って体内にB抗体がカラダの隅々に存在するのが、抗体が出来るといいます。もし免疫防衛隊が負けて細胞内にウイルスが侵入してしまい、核の中のDNAを乗っ取ることに成功してしまったら?

コロナウイルスは次に隣の細胞を侵略・・・現在ユーラシア大陸で起こっているように・・・細胞はそこで自分で死ぬ、自死と言われるアポトーシスという機能が備わっていて、侵略された細胞を自分で壊すということをして人体を正常に保とうとします。

ガン細胞のように長年かけて10憶20億とガン細胞が増殖してしまうこともあるので、今現在出来ることは最大限にと言う事になります。

 

凄いですよね~60兆ある細胞の内、1日4000億個はこのアポトーシスで入れ替わる、生まれ変わっているようです!お顔の細胞も1カ月くらいで生まれ変わっているということです。このアポトーシスが緩やかなのが脳の神経細胞心臓の筋肉のようです。

心臓の筋肉、信金ではなく心筋です(笑)ではそろそろミトコンドリアの話に~

 

ミトコンドリアとは簡単に言いますと細胞ひとつひとつの中にウジャウジャとそんざいしている発電機のようなものです。このミトコンのお蔭でわれわれは肉体を動かせる、動かしています現在も。

このミトコンドリアは様々な動物植物もです、存在しています。植物で例えるといわゆる光合成です。植物は水や太陽の光で光合成を行い酸素を外に放出しています。森林に行くと何だか気持ちいい~のは植物が酸素を放出しているので気持ちがよいのかと。

植物は太陽光発電をしている、エスディージィーズでね(笑)

 

生物の授業でゾウリムシを顕微鏡で観たことがある方もいるかと~そこら辺の沼?水溜まりにはウジャウジャいて、このゾウさんにもミトコンドリアが存在していて光合成でエネルギーを作り出して生きています。

 

われわれは光合成は出来ないので(笑)われわれのミトコンは糖質脂質タンパク質をエネルギーにしてミトコンドリアピカチュウのように発電させています。

このエネルギーを専門的ですがATPエネルギーと言います、覚えなくていいです~

 

これがいわゆる有酸素エネルギーなのです。細胞は先ほどキューブ状をイメージしてと言いましたが、例えば脳の神経細胞アメーバ状だったり、筋肉の細胞は少し細長い形とちゃんと定在適所の形をしているようです~腕の辺りがこの少し平べったいキューブ状のよう(笑)

 

そう有酸素エネルギーがあれば無酸素エネルギーもあります。ヒトの初動作は殆どがこのアネロビック運動のエネルギーで賄われています。直ぐにこのアネロビックは枯渇してしまうので段階を経て有酸素に、エアロビックに変わるようになっています。

 

ちなみによくあるデータを紹介します~100m競走の86.2%がこの無酸素エネルギーがエネルギーとしています。40キロに及ぶフルマラソンになると100%近くが有酸素エネルギーで動いています。故にわれわれホモ・サピエンスは東アフリカから全世界へ移動出来て現在に至っています。

 

糖質、脂質、タンパク質はカラダを動かすエネルギー源です、植物は太陽ですね。

 

ミトコンドリアを発電させるには糖質です、タンパク質はあまり使われないのが現状です。例えば糖質が体内に少なくもしくは枯渇したとすると、体タンパクを分解して糖質の代わりにしようとする機能が備わっています。しかし体タンパクが減るということはあまりよろしくないことなので、あまり極端な糖質制限が不健康なのは火を見るよりも明らかということになります。

 

脳の神経細胞は糖質しかエネルギーに出来ない?現在の説ですが、朝食を抜くと頭がボーっとしてしまうのは脳のミトコンドリアが上手く働いていないということになります。心臓の筋肉は四六時中動いているのでミトコンドリアの数はハンパナイらしいです。

 

お題でミトコンドリアはエイリアンと言いましたのは、人類は何十億年も前には水中で生活していました。植物が長年かけて酸素を出して現在の様な環境に変わると両生類のような形で陸にあがり、酸素を体内にそして糖質や脂質にタンパク質を食べてミトコンドリアを発電させて現在に至っています。

 

更に前の原始的な海でアメーバ状の生き物がどの様にしてこのミトコンドリアを取り込んだか?エイリアンだと思いませんか?

ミトコンドリアはDNAとは違う、遺伝子の一部が違い、生体膜にコレステロールを含まないピカチュウなのです(笑)絶対エイリアンかと!?

 

60兆あるひとつひとつの細胞はコレステロールの膜で守られている?隔てられています。コレステロールは悪者扱いされている昨今ですが、特に悪玉扱いされているLDLはこの細胞の膜を形成するのに大変役立っています。他に性ホルモン胆汁酸の原料だったりストレスに対抗するコルチゾールの原料だったりと大変重要な役割があります。メディアで少し小太り?の方が長生きする、といわれているのはあながちウソではないかと思います。

 

エアロビック運動いわゆる持続的な運動を習慣とすると人体は、一般人に比べて細胞内への酸素供給能の向上やこのミトコンドリア代謝が向上すると言われています。

 

そうなると食べたグリコーゲン、糖質ですね~この糖質を使うスピードがゆっくり、省エネです~そして脂質、血液中の中性脂肪や皮下脂肪もです(笑)積極的に使えるようになると言われています。

 

あのマラソンランナーのキプチョゲ選手、いずれ2時間を切る勢いですが彼は糖質、グリコーゲンより脂質、脂肪をエネルギーにして走ることに長けているというこよになります。当然ミトコンドリアの数も一般人よりでしょう。

皆さんもエアロビック運動でピカチュウしてミトコンを増やしましょう~(笑)