50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

ダイエットに有酸素運動が有効な理由

今日は何故?ウォーキングやランやエアロバイクなどの有酸素運動、エアロビック運動がダイエットに良いのか?お聞きいただけたらと思います。

先日びわ湖マラソン日本新記録のタイムが更新されて話題になりました。ゴールした後の爽やかな顔が印象的でした~オリンピックに参加できないのが残念です。

2時間にも及ぶ走り、マラソンエアロビック運動の代表ですが、あそこまで走らなくてもカラダの体脂肪を減らすことは可能なのです、それは後程に。

 

運動と言うよりはヒトが動く、活動をする際に有酸素運動無酸素運動に分けられるのはご存知かと思われます。

例えば朝の通勤で少し急いで電車に乗らなくなった時、少し小走りや階段を駆け上ったりすると少し息があがります~あの深くなった渋谷駅は最たるところですね(笑)

 

ヒトのカラダは動き始める際は実は無酸素運動なのです。約1分はこの無酸素運動、ATPやCPといわれる物質がエネルギーとして使われています、性別関係なく誰でもです~ATPはちなみにテニストーナメントのポイントと同じ名称です(笑)アデノシン3‐リン酸、ATP、CPはクレアチンリン酸です。覚えなくてもよいものです~

 

100m走は90%近くがこのATP、CPの非乳酸性エネルギーを使って走り切ります。無酸素運動の最たる競技ですね~800m走だと約2分、50%がこの非乳酸性、無酸素エネルギーを使い、残り50%がいわゆる有酸素エネルギーを使っているようです。後程乳酸について説明しますね~

 

400mのトラックを2周全速力で走り切るとゴールした後は大変な事になることは、想像がつきます。ゼーゼーハァハァ~の筋肉が張って立っていられない位の状態、この状態が乳酸が溜まっていると言う状態です。

 

800m走では1周目の400mの1分は無酸素運動となります。1分くらいはヒトは飛んだり跳ねたり、急に走ったりする際にはこの非・乳酸性エネルギーで動くようになっています。ヒトが瞬時に動けるのは気の遠くなる時間、長い時を経たヒトの進化の賜物でしょうか。太古の昔サーベルタイガーに襲われた時はこのATP、CP、約1分のエネルギーで戦っていたのでしょう。

 

2周目になると呼吸は荒くカラダが重くなってきます。この辺りでカラダはATP,CPの次に有酸素エネルギーを使う段階に変わるのですが、それがスムースに移行出来ないのでカラダは重い、息はハァハァになってしまうのです。

アスリートは鍛錬を続けるとこの移行、非乳酸性エネルギーから有酸素エネルギーに変わるシステムがスムースになる、体得できるので、鍛錬を重ねたアスリートはゴールした後も清々しく手を振ることが出来る訳です。

 

乳酸が溜まる現象は様々なシュチエーションで体験したことが~買い物で少し重い物を腕を曲げた状態で持ち帰宅すると重だるい、翌日二の腕が筋肉痛になることも~筋トレではあのパンプアップ状態です、ダンベルやバーベルが上がらなくなるまでウ~です、時節柄声を出してはなりませんね(笑)

筋肉は使う部位、大きさなどにもよりますが直ぐに乳酸が溜まるのは致し方ないことです。有酸素運動に移行するには時間がかかるので、その前に乳酸は溜まりオールアウトと相成ります~筋トレは目的を達成していますが(笑)

 

ではこの乳酸はどうなるの?ですが、オールアウトの状態では乳酸は筋肉から血液中に拡散してしまい更に筋肉はスムースに動けなく、細胞の酵素活性を低下させることになります。

ではヒトのカラダの絶えず動いて使っている心臓の筋肉は大丈夫?ですが、心臓の筋肉はこの乳酸をエネルギーに変える術が備わっているので、心臓はパンプアップしないのでご安心を~

心臓の筋肉はこの乳酸を使える術があるようです。ヒトのカラダは凄いの一言です。

 

ちなみに乳酸が溜まったら動きを止めずに、少し動く続けるのがポイントです。日頃の仕事でも2日間全く動かないと週明け重だるいですよね(笑)肩こりなども同様です。

疲れは少し動く、ストレッチングだけでも効果ありますのでお勧めします。

じっとしているとなかなか乳酸は消えてくれない様です。

 

有酸素運動に移行すると溜まった乳酸はまた再利用されるので、ヒトは他の哺乳類や霊長類などよりも長い時間を動く、活動出来る、太古の昔アフリカから歩いて全世界へ移動出来た訳かと、これは個人の見解ですが多分その通りかと思われます。

ヨーロッパ方面へ移動したあの筋骨隆々のネアンデルタール人、あの映画ナイトミュージアムに出演していますよね(笑)毛皮を着て槍を持った陽気な設定になっていましたが~あまり移動をしなく、農耕民族化しなかったのが絶滅につながったのでしょうか・・・農耕も緩やかなエアロビック運動です。

 

ようやくエアロビック運動、有酸素運動です、お待たせしました。ここまででもう有酸素運動の方が人類の繁栄にも!?ヒトの健康には良いのでは?と思う方が大半ではないでしょうか~

しかし無酸素運動の筋トレは決して悪いものではないことを弁明させていただきますね(笑)筋トレは繰り返すと筋肉が肥大し1分位の瞬発的な動作を行う能力に長けます。非常事態に対処する能力が高くなるということになります。

しかし大陸を横断して移動することは?自明の理となりますね~

 

有酸素運動は究極的な言い方をすると、細胞内のミトコンドリアの数を増やす運動ということです。生物の授業を思い返してみて下さい~60兆あるといわれている1つ1つの細胞、細胞膜に囲われた中にがあります。この中にDNA、遺伝子があるのはなんとなく思い浮かびましたでしょうか?

このDNAはヒトの設計図なので固く守られているのですが、新型コロナウイルスRNAウイルスとしてヒトこの細胞内の核の中のDNAを占領して書き換えようと目論んでいます。

この細胞の中にミトコンドリアというある意味別な生き物が、まだ地球上がドロドロした原始の海の頃に細胞内入り込んで現在に至っています。

 

このミトコンドリアエネルギーを発電する有酸素エネルギーを生み出す源なのです。

長くエアロビック運動を継続するとこのミトコンドリアの数が増えるのは研究からも判明されています。故にびわ湖マラソンで優勝したランナーの方の細胞の中はミトコンドリアがウジャウジャなのではないでしょうか(笑)

このミトコンドリア細胞内で酸素を燃やしてエネルギーを作る場所です。故に結論としましてはダイエット(ここでは筋肉の量は減らさず体脂肪を減らすもの、食事のみの減量は筋量も減ってしまうので)には有酸素運動が有効ということになります。

 

このミトコンドリアの能力は40歳を過ぎた頃から、昔は40歳は初老と言われています、この頃からミトコンドリアの変異が検査からも見られているようです。数があっても100%働いていない?

血液中のリンパ球なども動いてはいても防御しなければならない際にウロチョロしているだけの様(笑)これがいわゆる老化のようです・・・

 

働いていないミトコンドリアを働かせるには酸素が必要、有酸素運動と相成ります、これでシャンシャンとはなりません。

ご存知過度な有酸素運動はカラダに負担がかかる、ヒトのカラダは酸素はとても必要なものですが、過度な運動などで活性酸素が大量発生することが分かっています。

 

今現在もカラダの中ではこの活性酸素を除去、緩和する酵素が働いています。活性酸素自体は大切な役割もあります、カラダに侵入してきた病原菌を白血球は溶かしてカラダの外に排出します、この際に活性酸素が必要になります。

 

故に過度にならない有酸素運動、呼吸が荒くならない、乳酸が溜まらない、15分~30分継続出来る、楽しく苦にならないものを選ぶことです。散歩や散策では殆ど脈拍が上がらないのでダイエット効果は期待できません。

 

早歩きの30分行う行う事をお勧めします。これで効果がある時間は15分はあるかとも思われます。始めの10分位はまだ有酸素エネルギーを使っていないかと~10分過ぎから25分は体温も上がり脈拍もある程度に上昇しているかと思います。最後の5分はクールダウン、これは心臓を考慮、血液を下半身から心臓へ戻すミルキングアクション、静脈還流なので必ず急に止まらないようにして下さい。心臓への配慮です。

週に1回2回でも体脂肪の減少、リバウンドしないダイエットは必ず叶うかと思います。

 

自宅で行いたい時はやはりエアロバイクなどのツールを選んだ方がよいかと思われます。筋トレなどの無酸素運動は短時間で運動不足解消にはなりますが、筋トレは筋肥大により場合によっては体重が増えることがあります。体重が増えると嫌ですよね(笑)

理想は体脂肪率が下がり筋肉量が増えることですが、現実は体重計に乗ると体重が~です・・・

 

適度な有酸素運動で全身に血液を巡らせてミトコンドリアを刺激、ワクチンで出来た抗体も全身に巡らせましょう~最後に少しスクワットを行い必ずストレッチングを!そしてタンパク質しっかり摂り、年齢に関係なく(笑)成長ホルモンを出しましょう~