50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

パスタの栄養学

パスタは食べ過ぎると太りやすいのが現実です、しかしパスタほどインシュリンの刺激が緩やかで、タンパク質が豊富な炭水化物はありません。今日は需要が増えているパスタの栄養についてお聞きいただけたらと思います。

 

炭水化物、デンプンここではパスタですが、食べるとブドウ糖にまで分解されて腸から吸収されて血糖値が上昇する~美味しかった~大満足となりますね~この血糖値を戻すためにインシュリンなるものが分泌されるのも周知の通りです。インシュリン、血糖値、糖尿病はCMなどでも聞かない日がないほどですね~

このインシュリンの刺激、分泌が大変緩やかなのがパスタなのです。穀類のグリセミック指数という血糖値の上昇の割合を数値化したものを紹介します~

 

ブドウ糖 ➡ 100

白米 ➡ 72

玄米 ➡ 66

白パン ➡ 69

そば ➡ 51

パスタ(全粒) ➡ 42

パスタ(精製) ➡ 50

 

ブドウ糖の100は即吸収されて気分もお腹も落ち着きます~しかし即インシュリンが刺激され直ぐに血糖が取り込まれる、血糖値が1時間もしないで下がってしまいカラダ自体にも気分にも良くないのはご存知の通りです。

精製されたパスタでも50という数値です、インシュリンが緩やかに分泌されることはエネルギーを長時間供給することが出来ます。インシュリンがむやみに分泌されると脂肪の合成が高まるので肥満につながってしまう訳です。

 

アスリートの世界でカーボローディングという手法があるのですが、詳しくはお調を~

試合の1週間前位から炭水化物、このグリセミック指数を基に炭水化物中心の食生活にしてカラダにグリコーゲンなどを貯蓄させる~例えばバナナなどは指数が高いのでマラソンの途中やテニスの試合中でも即エネルギーに変わり易い食べ物として選ばれています。

ボディビルダーの方の弁当を見る機会がありました~ボイルされた人参やブロッコリー、鶏のささ身、マカロニ、これにスパイスとお酢。彼らは減量に入ると立ち食いソバでも禁忌。春から夏や秋に向けて体脂肪率1%を目指す過酷な競技なのです。炭水化物は割と多いのが印象です、炭水化物は動く、生きるためのエネルギーです

 

次にパスタは上記の穀類の中でもタンパク質、アミノ酸の質と量が長けています。

タンパク質炭水化物脂肪三大栄養素と呼ぶのご存知かと思われます~

まず人間はタンパク質だけを食べて生きてゆくことは可能なのです。これには微量栄養素、ビタミンB6などが満たされているのが条件です。しかし人間は炭水化物や脂肪だけでは生きていけません。人間のカラダは臓器から皮膚から細胞、ウイルスもタンパク質、生命を維持してゆく上でいタンパク質は食べ物から摂らないといけない生き物です。

 

週末にTBSで仁を再放送していますが、あの当時は白米が主食、漬物に味噌汁だけの食事は当たり前の時代でした。卵や納豆、魚などのタンパク質は頻繁には食べていない状況で、では何故それなりに生きていられたか?です。

話は戻ります~タンパク質だけでも生きられるのは、タンパク質はアミノ酸に分解された後に炭水化物や脂肪に変換されること可能なのです。脳細胞のエネルギーは糖分、細胞などは脂肪で出来ています~タンパク質のみではカラダに有害なアンモニアを常に排出させるエネルギーが課せられるので、生きられますが、クテイブに長くは生きてゆくことは出来ません。

 

人間は炭水化物と脂肪だけでも長く生きられません、実は炭水化物はタンパク質の必須アミノ酸に変換は可能なので理論的には生きられることになります。DNA、遺伝子から臓器から血液全てタンパク質から合成されています。アミノ酸の20種の様々な組み合わせでカラダは構成されています、その中の9種の必須アミノ酸は食べ物から摂らないと体内では作れないアミノ酸です。必須の9種以外にはよく聞くグルタミン酸やアルギニンどがあります。炭水化物、脂肪は9種に必須アミノ酸には変換できないので、白米に漬物だけでは長く健康に生きるのは叶わいことになります。

 

白米が主食だった江戸末期、ドラマでは脚気が流行するのですが、脚気は糖質をエネルギーに変えるビタミンB1が不足して脳へのエネルギーが滞るので倦怠感や疲労感そして死に至ることもある怖い病でした。昭和の頃は(笑)医師にゴムのトンカチで膝をコンコンされましたよね~あれ脚気の診断です、今はほとんど行われていません。

白米は割合と早くインシュリンを刺激します、白米の欠点は精製の過程でパスタに比べるとビタミンB1や鉄分が失われるの脚気にとなるのですが、それよりも上記の大切な9種の必須アミノ酸も失われているということです。

 

白米は特にリジンという必須アミノ酸が欠如しています、パスタはそれに比べると必須アミノ酸のバランスは優れていて、タンパク質量からビタミンB群に鉄分と数値で見れば誰でもパスタを選ばれるかと思います。

ドラマ仁の中ではドーナーツ状にしたもので、ビタミンやアミノ酸を補助して脚気を治すようでした~あれ全粒粉のパスタに白米から変えても良かったのでは?です(笑)

 

パスタはタンパク質からビタミン鉄分そして食物繊維も豊富に含まれています~

オリーブオイルにニンニクが加わると最高の味に!美味しいとパスタの量は増えてしまうのは必定です~ペペロンチーノなら100g、あのクリームや卵を使った脂肪が豊富なヤツ(笑)はパスタ80gと加わるタンパク質や脂肪でパスタの量を変えて、カラダもココロも満足できるパスタを楽しんでいただけたらと思います。

 

昨日買い物でパスタ購入しようとしたら棚は空っぽ!トマトホール缶も無い~

早く通常な生活が戻るとといいですね~