果物(果糖)は太る?
コタツと温州みかんの季節になってきました、今日はミカンなどの果糖についてお聞きいただけたらと思います。糖質は太る、インシュリンを刺激してブドウ糖、グルコースを肝臓に脂肪として蓄積させる~と思われている方が多いかと思われます。長くなりそうなので(笑)結論を先に~果物などの果糖はインシュリンを刺激しません、ブドウ糖は刺激をします~例えば1日ミカン20個30個、スイカ丸ごと1個と食べると過剰で太るのは当たり前です~果糖ダイエットと言うものもあります、ブドウ糖ではなくインシュリンを刺激しない果糖で食べ物の渇望を断ち切るというものですが、私はオススメしまん。糖質制限のダイエットの次はこれかもです(笑)
まず糖質とは簡単に説明します~大きく分けるとデンプンとグルコースとグリコーゲンに分けられます。デンプンは代表格ですね、白米やパン、ジャガイモなどの野菜、根菜類など、様々な果物、果実です。デンプンにはアミノ酸や食物繊維を含む複合炭水化物でもあります。野菜によってはアミノ酸を含みます。麦芽糖やショ糖、スミマセンこれは説明はしょります~そしてブドウ糖(グルコース)スイーツのメインですね~そして果糖(フラクトース)です。
最期にグリコーゲンですが、糖質が消化吸収されてブドウ糖に、肝臓や血液中、筋肉にグリコーゲンとして存在し、生体の生きるためのエネルギーとなっています。あのキャラメルはこれからつけられたのでしょうか?一粒300m(笑)
皆さんも周知のように過剰なブドウ糖、グルコースはすい臓から分泌されたインシュリンで筋肉や脂肪組織や肝臓に取り込まれるのはその通りです。メディアなどでは糖質で血糖が上がるイコール、インシュリンは悪者扱いされている感がありますが、インシュリンが分泌されなかったり感受性の低下による糖尿病が危ぶまれているのはご存知かと~インシュリンは消化吸収されたブドウ糖(グルコース)を筋肉ではグリコーゲン合成に、脂肪組織では脂肪合成と分解抑制、肝臓ではグリコーゲンの合成やタンパク質の合成促進と無くてはならない役割を果たしています。
上記の脂肪組織での脂肪合成は言葉通りですと忌み嫌われがちですが、これは人間が生きてゆく上での大切な脂肪の合成なのです。
我々は安静時は、詳しくははしょります~メインに脂肪をエネルギーとして生命活動を行っています。そして朝起きて通勤など活動始めるとグリコーゲンなどの糖質から作られたものをエネルギーとして使い始めます。朝食べないとランチ前には頭がボッ~としてしまいますよね~カラダはこの時、筋肉を分解してブドウ糖として脳などにエネルギーを補給しようとエマージェンシー状態です。朝抜く位でしたら大事には至りませんが、カラダは前日の夕食後からの飢餓状態なので、朝から適度な糖質とタンパク質は脳やカラダに大切なエネルギー源ということになります。朝のミカンやバナナ是非にです~
脂肪と言うとは嫌われがちですが、我々ホモサピエンスが生きてゆく上で脂肪は大切なエネルギー源です。スポーツを例にすると、食べ物などでカラダに蓄積されたグリコーゲンはそんなに多くなく、トップアスリートは最後は如何に自分の脂肪をエネルギーとして使うか?にかかってきます。その脂肪を上手く使えるように、脂肪の分解を抑制せずにグリコーゲンを高める糖分が果糖なのです。普通のスポーツドリンクには果糖ブドウ糖が主に添加されています~これは砂糖やブドウ糖や麦芽糖が含まれた液糖なので、もしあなたがフルマラソンなど挑戦される時は、この手のスポーツドリンクはブドウ糖がインシュリンを刺激してしまうので逆に低血糖になる恐れが!?果糖、クエン酸やアルギニンが入ったドリンクがお勧めです。
血糖値が気になる方はグリセミック指数で検索を~血糖値を上げやすい上げにくいを食べ物により数値化したものがあります。良く食べる野菜や果物や穀類の指数を把握しておくのも生活の中で役に立つかと思います。
ミカンなどの柑橘系の果物は大切なビタミン源です~外食でしっかり食べて帰宅してもおミカン2個くらい食べても大丈夫です~ビタミンCとおコタ(笑)で寒い冬を過ごしていただけたらと思います~