50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

忘れられたインナーマッスル

 

 

今日は生きてゆく上で、スポーツの運動能力をも左右する股関節のインナーマッスル

大腰筋、腸腰筋についてお聞きいただけたらと思います。

 

例えば肩の周りにはマァ~役割分担したインナーマッスルがびっちりと骨にこびりついています。注射を打つ辺りの三角筋も(カラダの表面、触れる筋がアウターマッスルです)

前部、中部、後部の3つの線維に分けられ(インナーマッスルと共に)共同作業で様々な動作が出来ている訳です。(代表例はボールを投げる動作です)

 

アウターマッスルが光でインナーマッスルが影と言ってもいいかもしれません。大概の障害は使い過ぎインナーマッスルが先に悲鳴を上げているかと思われます。

 

接触れるアウターはケアがし易いのですが、触れない深部にあるインナーマッスルは治療が難しいのが現状なのです。治療師の方々も探りながらなのでしょう・・・

 

インナーマッスルに脚光を浴びたのが1995年の野茂投手が大リーグに活躍してからです。肩まわりのインナーマッスルのケアを紹介してからスポーツ界などで広まりました。軽い負荷で行う筋トレ!?薄いゴム製のバンドやチューブのヤツです。

理想は水中でのゆったりとした動作がアウターを刺激し過ぎない、インナーマッスルのケアに適しています。サッカー選手が確かロナウド選手かな?プールで歩いたりの動作をしている映像を観たことがあります~軽い急須ならインナーマッスルがメイン、少し重いヤカンを持ち上げるとアウターの三角筋が主動となります。

 

興味のある方は肩関節まわりのインナーマッスル、お調下さい。ヒトは160㎞のボールが投げられるのですが肩関節は超~不安定な関節だということが分かるかと~100万年後どの様に進化しているのか?楽しみです(笑)

 

大谷選手や先日防衛を果たした井上尚弥さん、大谷さんもあの凄いパンチ力の井上さんも上半身の凄さがフォーカスされがちですが、実は強力な股関節屈曲群(こかんせつくっきんぐん)腸腰筋が強い、上手く使えているからなのです。

あくまで私自身の考察です、世に広まるといいなぁ~と思っています(笑)

 

大腰筋(だいようきん)と腸骨筋(ちょうこつきん)を合わせて腸腰筋(ちょうようきん)といいます。背骨と寛骨という骨盤当たりから太ももの骨(大腿骨)にまたがっている強いインナーマッスルです。

何故忘れられているのか?私には理解できないのです。解剖学や機能解剖学の本を見れば一目瞭然です。そうです多分スクワットの誤解から始まるのではないでしょうか?

 

一般的なスクワットは筋トレとして日本に欧米から紹介され、ウェイダーの教本などを読み返してみるとスクワットは大腿部や殿筋など(アウターですね)をプライオリティにおいた筋トレ解説なのです。ボディビルを目的とすると致し方ないことなのですが。

 

話は戻り機能解剖学を見てみると、太ももを持ち上げる(股関節屈曲といいます)

主動筋はこの腸腰筋なのです。これをさらにサポートしているのが聞き流して下さい~

大腿直筋や縫工筋や内転筋群と共に、皆さんが起きてから歩いたり階段上ったり、会社で立ったり座ったりする一番使っているのは、この股関節のインナーマッスルである腸腰筋(股関節屈曲群)なのです。太ももの筋群は2軍の感じ!?です。

 

興味のある方は大腰筋MRI画像などと検索すると、骨盤の辺りの輪切りの画像が見られますよ。背骨の両脇にある棒状の筋肉が大腰筋、股関節屈曲群が見られます。腸骨筋は骨盤の内側にこびりついているので、大腰筋が太く見られます。

高齢になるとこの太い大腰筋が超細く萎縮(鍛えていれば大丈夫です)サルコペニアと言うらしい、家庭内でも転倒・・・しかもこの大腿部の骨も骨折しやすいという現状です・・・

 

ではどう防げば?この腸腰筋、股関節屈曲群を鍛えればいいのですが、普通の歩行、散歩位では股関節屈曲群は殆ど使えていないのが現状です。ラジオ体操でもあまり股関節を屈曲させる動作ありませんよね~

 

この股関節屈曲群、股関節のインナーマッスルを鍛えることは現状あまり認識、認知されていません・・・ただ立った状態で脚を持ち上げる。いわゆるリハ的な動作は効果はないわけではありませんが、どうせ行うならより効果的、全身を使うスクワットが一番かと思います。

股関節屈曲群が強いということは大谷選手のよう強い足腰、あの投球、あの打法を支えています。先日防衛したボクサーの井上尚弥さん、凄いパンチ力はトランクスで見えにくいですが彼の足腰、凄い筋肉しています。

 

ヒトは二足歩行で進化してきました。超不安定な建物の様な直立姿勢を支えるのはヒトの一番大きな関節、股関節まわりのインナーマッスルやヒップの筋股関群です。100m走は10秒前後ですがヒトは長く歩く走るは得意!?

獲物を追ったり姿勢を低くしたりの際に、股関節屈曲群と殿筋群が発達~槍も投げられるようになり現在の人類の頂点にいます・・・いいのか?悪いのか!?

 

股関節の屈筋群の強さは生きてゆく上でのパワーと言っても過言ではないかと思います。

 

この股関節を曲げる、屈曲したスクワットは私のライフワークでもあります。皆がみんな大谷選手や井上尚弥さんのようなカラダではないので(笑)腰痛や膝痛が気になる方は股関節を意識したスクワット(お辞儀をするように)、そして日常で行って意識していただきたいのが、座っている時に股関節を曲げる、屈曲を意識することです。背もたれは禁忌行為です(笑)

冗談です~

既に腰背部がきれいなS字カーブが形成されて大谷選手のような姿勢なら、普通のスクワットでOKです。この姿勢の方がお辞儀をするような姿勢をすると、違和感を感じるようです。強い屈筋群、腰から背中が弓なり、きれいなS字カーブの姿勢を目指す方は

日頃の座り姿勢(鼠径部のボールペン挟みと独自の表現しています)胸を張り脇を締める、椅子に座る時は割れた便座にゆっくり座る感じ(尾籠な例えでスミマセン)を意識すれば自然と腰痛そして肩こりも改善するかと思います。

 

肩こりも土台の股関節まわりが改善すると自然と良くなっていきます。これは私の70、80歳代のお客様の声です~個人差があります(笑)