血糖値を下げれば糖尿病は治るのか？
基礎疾患の糖尿病や高血圧、高脂血症に罹患していた衆院議員の方が年末に搬送後に急死されました。今日は薬に頼らず日頃の食事で糖尿病を予防する術についてお聞きいただけたらと思います。
糖尿病は人の病気としてとても古いようで紀元前のエジプトでも既に、カエサルやクレオパトラもそうだったのかもしれません～日本では平安期の貴族は糖尿病に侵されていたのは有名です。動かないで干物や白米中心の食生活、どぶろくゴクゴク、光源氏もそうだったのでしょうか（笑）絵に残されている女性のあの白い丸いお顔は顔色を化粧で隠していたとの説もあります。
ご存知糖尿病は２種類ありインスリンが作られない大変な糖尿病、もうひとつはインスリンが分泌、あっても糖が細胞に入らない状況の糖尿病、これが大半と言われています。糖とか血糖とか糖質などの言葉を先に整理したいと思います～
まず糖質ですが現在は悪者扱いされていますね～糖質はデンプンやグリコーゲンの多糖類、麦芽糖、ショ糖、乳糖などの二糖類、ブドウ糖、果糖などの単糖類があります、生きてゆく上では大切なエネルギーなのです。覚えなくてもいいです～こんな感じです（笑）
簡単に分けますと糖質はデンプンとグリコーゲンとグルコースがあり、このグルコースを血糖と言います。朝にご飯にジャガイモ入り味噌汁を食べたとします～これらデンプンは消化吸収され小腸の時点でブドウ糖の状態で吸収されて肝臓へ送られます。
いきなり血液に放出はされなく沈黙の臓器、化学工場の肝臓へ送られます。そして肝臓でグリコーゲンに合成され、一部は血液中に血糖として、そして筋肉に送り込まれると筋肉グリコーゲンとして貯蔵されます。この時点で常に血糖値が高いのが糖尿病ですね～
例えば朝を食べないとエネルギー源が無いので、ランチまではカラダに貯蔵されている血糖やグリコーゲンを使い、これも直ぐに無くなるので体タンパクをエネルギーに変え、デスクワークや外回り営業などという訳です。
ランチも食べられなかったりすると空腹感も失せてしまう経験がありますよね～カラダの中では血糖を調整するホルモン、アドレナリンやノルアドレナリンや一番知られているグルカゴンというホルモンが血糖を上げようとした結果、空腹感が失せたということです。
血糖を上昇させるこの手のホルモンは他にいくつもあり、生命を維持するために血糖が如何に大切かという訳です。飢餓に耐えてきた人類の術かと思われます。
朝食抜きは理論的には体タンパクを分解してしまうのでダイエットに！？なるのですが、筋肉が失われることはカラダに健康に良くはない！ことは自明の理です。先日箱根の駅伝で寒い中ランナー達がデットヒートを～彼らは朝早く起きて沢山のデンプン、糖質を食べエネルギーとなるグリコーゲンを貯蔵してスタートとなります。
グリコーゲンや血糖は優れたエネルギーですがいかんせん直ぐにエンプティとなってしまいます。昔マラソンで高橋Ｑさんがいつもの餅を食べなくて、後半に失速した～というコメントがありました。
フルマラソンなどで３０㎞過ぎるとスペシャルドリンクというシーンがありますよね～あれは枯渇したエネルギーを残りの１０㎞を走り切る車の給油みたいなものなのです。
話が逸れました～戻ります。血糖は生きてゆく上では大切エネルギーでして、タンパク質と脂質のトライアングル、相関関係で人類はここまで繁栄することが出来ました。
血糖値は自律神経によって支配、コントロールされています。食べるとインシュリンが分泌されますが、このインシュリンがまた現代では悪者扱いです～インシュリンは糖の取り込みにより筋肉や脂肪細胞や肝臓でのグリコーゲンの合成の促進、タンパク質の合成の促進などの大変重要な役割があります。悪者ではないですよ～（笑）
血糖値が高くても無症状な方は多くいます。血糖値が高いのは現実は良くはありません。問題なのは血中に多く余る、存在している血糖が悪さをして結果、合併症である腎症や網膜症や神経障害と言った合併症を引き起こしてしまう問題です。
血糖値ウンチク少し～人間は体温３７℃で血糖値が１００㎎？／㎗、ニワトリは体温
４１℃で血糖値は２３０㎎／㎗にも及ぶようです。人間でも活動的な方は血糖値が高いとのこと、渡り鳥などはもっと高いのでしょうか？あれだけのエネルギーをささえる為の高血糖ということです～
ブドウ糖（グルコースです）は亀の甲羅のような六角形をしているようで、血糖が飽和状態だとタンパク質にくっていしまいタンパク質の本来の役割を消してしまったり、一番悪いのが活性酸素を除去するSODという酵素、スーパーオキサイドジスムターゼ、これは覚えておいて会話にはさむと、オ～ッかもです（笑）
血糖はこのSODをターゲットにしてしまい活性酸素が分解されないで残ってしまうようです・・・活性酸素は詳しくはご検索を～ガンなどの発症に関わるのが活性酸素なのです。激しい運動や化学物質や農薬なども活性酸素の活動を助長してしまうようです・・・
薬で血糖値をコントロールしたり、よくある食事でカロリーコントロールしたりではなかなか血糖値は下がらないのが現実です・・・ではどうすれば？ですが、上記のブドウ糖が悪さしない為にスカベンジャーと言われる食品を日頃から食事で摂ることと思います。スカベンジとは掃除をするという意味のようです、アベンジャーズに似ていますね（笑）
スカベンジャーは多くは植物に含まれています～植物は光合成で生きている、いけるのですが、常に紫外線にさらされているので人間より活性酸素の発生量が多いので、植物にはビタミンＣやカロチノイド、ベータカロチンですね～あとポリフェノールやビタミンＥが豊富に含まれています、多くの活性酸素に合い対することができるという訳です。
人間なら紫外線浴びすぎると皮膚がんなどになる可能性がありますよね～
ポリフェノールは既に市民権を得ています、あのカカオマスポリフェノールのチョコ、
８６％は効きますね～（笑）今日は七草、例えばカボチャやニンジンはカロチノイド、アーモンドを砕いて入れてビタミンＥ～これだとミルク粥がいいでしょうか？食後にミカンでビタミンＣ、最後に緑茶でポリフェノールを～糖尿病予防食です（笑）
今年も健康の維持に参考になる情報を発信したいと思っています。
よろしくお願い致します～
