50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

アフリカ勢が速いのは何故か?

昨日は実業団、今日は箱根駅伝と ランナーが風を切りながらタスキを繋いでいます~昨今外国人枠でアフリカ勢のランナーの姿が見られるようになりました。アフリカ勢のランナーは速い!と誰もが認知しています、今日は何故?彼らは日本人より速く走ることができるのか?についてお聞きいただけたらと思います。

 

我々人間が歩く際に一番使う筋肉、主動筋は何処と思われますか?カラダを前方に移動する際にまず太ももを持ち上げる動作が必要になります~この動きは太ももの筋肉がと思われがちですが、実は大腰筋という股関節にまたがっている手では触れない、いわゆるインナーマッスルが主動筋として働いて、太ももを上げることが出来ています。

太ももの大腿四頭筋は大腰筋と協働してワンチームとして(笑)我々は日々歩くことができています。加齢と共に歩けなくなるのはこの大腰筋が萎縮してしまい、カーペットでも転倒となるのは大腰筋の萎縮が原因なのです。

 

ではもう少し早い歩行、走るために必要な筋肉は太ももの後ろの筋群、大腿二頭筋ハムストリングス大殿筋、お尻の筋肉が必要となります。太もも大腰筋群とその後ろに存在するハムストリングスとヒップが協働して、我々二足歩行の人間は前に走ることが可能になっています。

 

そろそろアフリカ勢ですね(笑)彼らのカラダ、筋肉は太ももやふくらはぎがスレンダーなのは見て取れます~では何故?2時間を切るような走りが出来るかは、上記にの大腰筋と大殿筋です。テレビなどでよく注視すると分かりますが、大殿筋、お尻が発達しているのが見て取れます~アフリカや東南アジアなどで今でも狩猟中心で生きている種族を画像で見たことがあるかと~裸に近い格好をしているのでお尻、ヒップが発達しているのが見られます。何故か?常に低い姿勢で獲物を追う狩猟が大殿筋と大腰筋の発達を促したと言えます。

 

では大腰筋と大殿筋をしっかり鍛えれば日本人も、オリンピックでアフリカ勢と争えるか?と言いますと難しい点があります。テレビなどでアフリカ勢のランナーが走っているシーンがあり注視していただきたのが、アフリカ勢の中でも更に速いランナーの骨盤は前傾、カラダが傾いていて、まるでサラブレッドが走る様にカカトが後方に楕円を描いて飛ぶ様に走っています。

 

股関節を少し曲げた、屈曲させると大腰筋はより強力に使えるようになります。そして

脚を後ろから前へ動かすハムストリングスと大殿筋がまるで風車や水車が回るように、

股関節の回転で走ることが可能になります。悪い言い方ですが日本人ランナーは太ももで走っている走り方です、カカトの位置が低いですよね・・・中でも速いランナーは回転で走っていますが、骨盤が前傾していないので十分に大腰筋を使えていなく、太ももの筋群も使ってしまい失速となってしまいます・・・それがタイムの差となっています・・・

アフリカ勢のランナーは如何に大腿部の筋群は使わずに回転で走る、省エネ走法と言っても過言ではありません。

 

ではどうすれば?ですが、姿勢、腰背部のS字カーブを意識した姿勢づくり、トレーニングです。怪我をしないためのカラダ全体のバランスが大切です~度々スミマセン~座った際に鼠径部にボールペン挟む感覚、股関節の屈曲です。ただやみくもにトレーニングをするのではなく自分のカラダの姿勢、脊椎のバランスを意識、知覚しないとトレーニングで障害を起こしてしまうことにもなってしまいます・・・

 

イチローさんなどのアスリートは自分のカラダを、使い方を知り尽くしているかと思われます。打席前に四股のようなストレッチをしたり、股関節まわりのトレーニングをしている映像がよく見られました~ホームランバッターではありませんが、走る投げるジャンプする動作に何が必要か?自分のカラダを使い方を知っているが故に、未だにあのプレー!凄いですね~

 

ランをされている方は脚の回転で走る感覚を意識しながら、胸から前へ前へと走ると

省エネ走法が出来るかと~心拍数上げ過ぎないようご注意を(笑)そう大殿筋を鍛える

為にやたらヒップをやたら突き出すようなスクワットはお勧め出来ません~やはりバーベルを担いだ時の様に胸郭をしっかり開く、腰背部のS字カーブを作るための適度な骨盤の前傾、股関節の屈曲をです~

長々お聞きいただきありがとうございます、今年もよろしくお願いいたします。