50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

母指球の意識でO脚予防

今日は朝起きてから夜寝るまで毎日お世話になっている足の裏についてお聞きいただけたらと思います。ご自身の靴やシューズのカカトの減り具合を調べると左右の微妙な減り方が見て取れます。外側が減るのは自然なことです~左右の減り方が極端に違うことがあまり良くないことでして、そしてその足の裏の重心は母指球ではなく小指側に重心が乗っているかと思われます。利き脚に多いかと~

 

足の裏の重心は親指の付け根の辺り、母指球が理想、自然な状態です。女性のシニアの方によく見られるO脚気味の姿勢は長年にわたり、母指球側ではなく小指側、外側に重心が乗った状態での生活が作り出したと言っても過言ではありません。女性の方特有の外反母趾になってしまうと痛みから、小指側に重心が行ってしまうこともあるので、外反母趾は専門医の診断を仰いで的確な治療をお勧めします。

 

女性の方は男性より骨盤が横に広いので、股関節から大腿骨が男性よりも角度が若干、角度がついているのは想像するとお分かりになるかと~小指側の重心の生活が男性よりもO脚や膝痛などの障害になり易いのは、この骨盤の物理的な違いが理由です。失礼な言い方かもしれませんが、自分の骨盤が広い、ヒップが大きいと思われる方は特に足裏の重心、母指球に意識をおいて将来の障害を予防、備えていただけたらと思います。

 

骨盤が広いのは出産のためには大切なことですが、股関節の付け根にも負担がかかり易いのは、これも物理的に致し方ないことです。股関節の様々な障害、臼蓋形成不全や股関節の痛み等、シニアになると転倒で大腿骨の付け根の骨折の発生、どうしても女性の方に多いのが現実です・・・出来れば日頃の足裏の重心の意識を母指球に、そして股関節まわりの筋群の柔軟性、ストレッチング及び適度なスクワットなどの筋トレで、股関節、膝の障害を予防していただきたいと思います。

 

母指球、内側に重心を意識するといわゆるキレナ歩き方キレイな姿勢につながります。全てのスポーツもですが特にバレエやダンス、スポーツクラブでしたらダンス系のズンバなどではこの母指球を意識するとキレイな動きをすることが可能になります。特にターンをする際は指先に力がいきがちなので、是非この母指球でターンを試してみて下さい。股関節を少し曲げて母指球でターン!!動きがスムースに安全にキレイになります。

 

最期に一度ご自身の足の裏をよく観察することをお勧めします~角質やタコなどが理想は母指球辺りになのですが、小指側にある場合は日頃の歩きや動作を内ももを締める感覚を意識すると徐々に母指球側に徐々に変わってゆくと思います。

極論ですが、ガニ股風に歩いても重心が母指球にあればOKということです(笑)