50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

気をつけたいアキレス腱

人体の中で子供さんでも知っているアキレス腱、ギリシャ神話に出てくるアキレス、日本のシューズメーカーとしても有名ですね~映画トロイ、あのブラットピットが強いアキレスを演じましたが、最後にアキレス腱を弓で射られてしまい~思わず痛ぁ~とあのシーンで声を上げてしまいました(笑)今日はこれから寒くなる季節、アキレス腱の障害についてお聞きいただけたらと思います。

 

不死身のはずのアキレスがここを射られて敗れ去るという話なのですが、人はこのアキレス腱の機能を失ったら二度と地面を蹴ることが出来なくなります。最近また猿人の新たな発掘で二足歩行の人類の歴史がさかのぼるかも、との報道がありました。その400万年、500万年前に二足歩行になり現在まで、人間のカカトの骨は巨大化しました。何故なら歩く走る際に一瞬ですがカカトに全体重がかかるので、猿人よりカカトが巨大化そしてこのアキレス腱も発達し現在に至っています~ふくらはぎ・腓腹筋(ひふくきん)の真ん中辺りから腱になり足首の辺りで、コラーゲンの塊のアキレス腱となり、巨大化したカカトの骨に付着して歩いたり、ジャンプしたりが出来ています。

 

諸刃の剣でもあるアキレス腱、強いのですが腱なのでそれ自体にあまり血流が乏しく、一度断裂してしまうと大変、度々再発の恐れがあります・・・10年前くらいにあのサッカーのベッカムさんが試合中に断裂してしまい、温存でなく翌日に直ぐに外科手術をしたとのこと、しかしこれが選手生命を・・・でした。

 

スポーツ中だけでなく例えば、バスを勢いよく下車した時にリンゴをかじった時の様な感覚がした、アキレス腱が切れてしまったとの話を聞いたことがあります。これはアキレス腱ではありませんが、混雑した駅のホームで並んでいた際に後ろから押されたので

踏ん張ったら、ふくらはぎが嫌な音がした・・・これは肉離れだったかと~いずれにしても不意な時にカラダを急に動かすのは危険な行為です。

 

しかし急な動きをすることは日常茶飯事なので予防するには日頃のストレッチング、ふくらはぎの筋群の柔軟性を低下させないしかありません。アキレス腱のストレッチボード、斜めになった板、ボードのような器具があるのですが、これ意外と伸びますよ~お勧めです(笑)出来ればシャワーやお風呂あがりにです~

 

最近、マラソンで厚底、足のアーチ部位に反発性のある板、カーボンファイバーが入っているシューズが流行で、トップランナーが次々記録を塗り変えています~ひよっとしたら昔流行ったスイムスーツ、あの足首まで全身のスーツありましたよね~競技で禁止になってしましました・・・この反発力があるシューズも禁止になる可能性を秘めています。

アーチの部分を反発力があるカーボンファイバーでサポートするのでしたら、ランナーにとってはこんな楽なことはありません。これは個人の見解ですが、このサポートは人間の本来持っている能力、カラダが悲鳴をあげた時は痛みなどで警告してくれるのですが、この本能、能力を超えてしまう可能性が・・・使用されている方はアーチ部位やアキレス腱付近のストレチング、いつもより増して念入りにされて下さいませ~

 

これからの寒い季節、一日の終わりに是非!ふくらはぎの筋のストレチングでアキレス腱の障害を予防していただけたらと思います。