50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

ネガティブ・トレーニングの効果と危険性

スキージャンプの小林陵侑選手がW杯で今季10勝目とのこと、大坂なおみ選手のように一気に強く、勝ち始めました。報道ではスキー板との間の物を5ミリ薄くしてより深くからジャンプ出来るようにした~とのことです。まだ勝ち始めの頃テレビで小林さんのトレーニングの様子が流れていました、彼は今まで筋トレでスクワットのシーンでしたが、バーベルを下すことを少しゆっくりと行うように変えた、心掛けるようにした~とコメントされていました。

それからの活躍をみるとビンディング部分を5ミリ薄くしたのも要因ですが、彼のバーベルを下す方、ネガティブを意識し、筋力がパワーが向上したかと私は考察した次第です。筋肉を収縮させる方をポジティブ、専門用語でコンセントリックと言いますが、ネガティブ、こちらはエキセントリックと言います、筋肉を伸長させる方を少しゆっくりと意識して行うトレーニングをネガティブ・トレーニングと言います。消極的なトレーニングではありません(笑)

 

我々のカラダは筋肉の収縮と伸張で動く、活動することが出来ます。例えばしゃがんでジャンプする動作はしゃがんだ時に太もも等の下半身の筋群を伸ばして、伸長させ、ジャンプする時に一気に伸長させた筋肉を収縮させカラダをジャンプ、持ち上げることが出来ます。ジャンプした後は元の位置に着地しますが、この時は体重が加わるので筋肉には負荷が加わり伸ばす、筋群を伸長させることになります。ジャンプすればするほど着地の際には負荷がかかるので筋肉や靭帯、腱には危険性が伴うのは誰でも感ずるところです。

よく怪我で肉離れやアキレス腱断裂などと聞いたことがあるかと思います~これらは筋肉を伸長、伸ばすことで発生する傷害、障害なのですが、ウォームアップ&ストレッチせずにいきなりテニスやバスケやサッカーなど行うと起きやすいアキレス腱断裂、バスから下車する時にアキレス腱断裂するケース・・・ホームで電車を待っていて後ろから押されて少し踏ん張っただけで、ふくらはぎの筋肉を肉離れ~と日常生活にも危険性はあふれています・・・

ネガティブ・トレーニングは効果が高いのですが諸刃の剣のようなものです、筋トレされている方はあのネガティブレップ~焼けるようなあの感覚~たまりません(笑)

よくアームカールなどで最後の2~3回行うのですが、昔、バーベルでバックプレスのネガティブ、やり過ぎて第7頸椎の棘突起という首の後ろに触れる、飛び出ている骨、ありますよね~そこを剥離骨折してしまいました・・・過ぎたるは猶及ばざるが如しです~まだ背中のS字カーブが形成されていなかったのも原因でしたが、やはりネガティブ・トレーニングは超~危険と言わせていただきます(笑)無理なく行いましょう~

ふくらはぎの筋肉は常に使っているので比較的強い筋肉です~故に柔軟性が必要となります、強いけど柔軟性が低下してしまうと筋を伸長、伸ばした時に肉離れや腱の断裂など起こしてしまいます。一日の終わりにふくらはぎだけでもストレッチングすることをお勧めします~ストレッチングは裏切りません(笑)吐きながらフゥ~と無理なく~