50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

塩分補給は何故必要なのか?

梅雨明けに一気にギアを上げたような暑さ!熱中症対策に塩分補給の必要性がメディアでも報じられるようになりました~今日は何故?汗を多量にかくと塩分が必要となるのか?お聞きいただければと思います。手元にポカリスエットなどのスポーツドリンクがあれば、チラチラと表示をご覧ください~ポカリを代表例にですが、電解質濃度という表示が見て取れます~更にプラスイオン、陽イオンマイナスイオン、陰イオンに分かれ、ナトリウムやカリウムの表示があります。

電解質とは専門的になりますが、水などに溶ける前の状態をイオン、電解物質となります。一般的に言われている食塩はNaClという物質はNa+、ナトリウムとCl-,クロールという物質が溶けあって塩化ナトリウムになります。溶け合う前のプラスマイナスの状態のナトリウム、クロールが電解質、イオンという訳です。ポカリのイオンサプライと言うキャッチフレーズは大変キャッチーかと(笑)

 

カラダの中の水分、体液にはこのプラスマイナス入れ混じった様々な物質が混在しています~カラダは約60%が水分と言われていますね、その大半は筋肉や皮膚や血液などに多いらしく故にお肌の潤いは大切ということなのでしょうか(笑)汗をかくということは体熱を放散し体温を下げる、カラダの恒常性を保つと言う事です。暑ければそれだけ発汗が必要で水分が足りなくなるのが、脱水症です。

熱中症はまず脱水症状から始まり、熱疲労というカラダの体温が上昇してしまう症状や

熱射病そして低ナトリウム血症などを総称して現在の熱中症という表現になりました。どの症状もまずは水分補給が第一ですが、神経などの働きが阻害され死に至る危険性があるのが、上記の低ナトリウム血症です。故に塩分の補給が大切になってきます。

 

ポカリの表示にあるもナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムは代表的な物質で簡単に言いますと神経の働きをスムースにしています。これらミネラルはアミノ酸や糖質や脂質よりも微量なものなのですが、これらが無い、不足しているとカラダの働き、特に神経の働きが滞るので、脳や心臓の動きに影響、筋肉は痙攣、動かない、頭痛などと死に至ることもある大事な訳です・・・

特にナトリウムとカリウムは大切な物質でして、細胞と細胞外の体液との水分を調節している大切なミネラルなのです。ナトリウムカリウムポンプと言われていて、水分が不足すると細胞内の水分をこのポンプ作用で細胞外に水分を出して、カラダの水分を安定させる行為をしています。多量の発汗でナトリウムが不足してしまうと細胞内も危なくなるので、命の危険となります。故に水のみの補給は細胞外の体液の水分は供給されても、60兆と言われている細胞の中は水不足、脱水状態となってしまいます。

野生動物が塩分を求めて岩や泥などの塩分を含むものを舐めるシーンをご覧になったことがあるかと~ポカリがあると真っ先にポカリを飲むのでしょうか(笑)

 

人の血液の成分は約60%が血漿(けっしょう)という色のついていない水分で、その他は赤血球や白血球です。その血漿部分にナトリウムやマグネシウムなど存在していています~特にナトリウムが傑出して多く存在しています。ナトリウムはカリウムマグネシウムはカルシウムと拮抗した存在なので微量ですが不足してしまうと、正常な機能、カラダの恒常性が保てなくなってしまいます。味覚障害などは亜鉛の不足が原因とされていますが、長きにわたり亜鉛の摂取が不足してしまうと直接口に醤油を入れても

味覚がない、しょっぱく感じないなど言う障害が起こることも・・・回復には長い時間がかかるらしいです・・・

ポカリの表示のナトリウムなどのミネラルの割合はカラダに必要な割合になっています~塩分などは糖質とともに摂取するのがお勧めです、アスリートはまずこれらを糖質と共にそしてアミノ酸などと色々と試されているかと~しかしまずはイオンサプライをです~何だかポカリの宣伝みたいですね(笑)ちゃんとしたものなので。最近はカロリーゼロをうたう飲料、ビールなどまります、カロリーオフの飲料が花盛りですが、カロリーオフのための食品添加物は分かって知って飲まれることをお勧めします~

 

普通のスポーツドリンクに少し塩分を加えるのも熱中症対策になります~スポーツドリンクの欠点は糖質、砂糖などの過剰摂取になります・・・薄めてそして塩分は入れるなどしてお子さんの部活などに活用していただければと思います。

アスリートの競技中はカラダの中は極限状態です、市販のスポーツドリンクでは濃度が濃すぎるかと思います、下痢を起こしてしまうこともあるので薄めるなどの対策をです。しばらくは酷暑が続くようです、体調お気をつけ下さいませ~