卵とコレステロール神話
卵は以前はコレステロールの代表選手、悪の権化!?のような扱われ方をしていました。1日1個までなんて言われていました~お上のお達しで!?今日はコレステロールについて今一度考えてみたいと思います。
今世界で一番売れている薬は、血液中のコレステロールを下げる薬だと言う事をご存知でしょうか?健診でコレステロールが少し高いですね~などと言われた日には、卵を控えたりコレステロールと思われるような食品を控えたりと致し方ないのが現実ですね・・・
そもそもコレステロールとは何?から出来るだけ簡単に説明したいと思います。タンパク質に糖質に脂質が三大栄養素と言われています、この脂質の中のひとつがコレステロールなのです。
詳しくは脂質はと脂肪とその類似物質の総称を言うのですが、この類似物質がコレステロールです。脂質の種類は代表的な中性脂肪、これは健診でも気になるものですね~私は以前飲み会の後に健診を受けたことがあり、もちろん医師にはその旨を伝えました。その際の中性脂肪の値は1000近い数値でした(笑)故に健診の血液採取の前には絶食と言う事になる訳ですね~
2つ目に脂肪酸、これは飽和、不飽和、動物性、植物性の脂肪酸です。サラダ油のリノール酸やオリーブ油、飽和脂肪酸の代表はラードでしょうか~酸化の観点からはトーストにはバター、とんかつはラードで揚げた物の方がです~
3つ目にようやくコレステロールです。中性脂肪やコレステロールは水に溶けないので、血液中ではタンパク質と結合して移動しています、これがリポ蛋白です。
このリポ蛋白がLDLやHDLと大きさや役割で分けられています。HDLが善玉でLDLが悪玉と朱子学の影響なのか?ヒーローもののように白黒付けられているのが現実です・・・
コレステロールは結論から言いますと、生きてゆく上で欠かせないものなのです。最近メディアで少々!?太っている方が長生き、長寿できると聞いたことがあるかと~
この太っているというのは体脂肪率が高いということではなく、豊富なコレステロールが常に存在していて、
60兆の細胞を守る細胞膜がコレステロールで健全に保たれている。
男性ホルモンや女性ホルモンなどの性ホルモンの原料になり、シワが少しは目立たない!?個人差があります(笑)
ストレスに対抗するコルチゾールというホルモンの原料に、故に女性の方は美容だけでなくストレスリダクションに。
胆汁酸の原料に、焼肉やチーズタッカルビ!?を沢山食べた際にすい臓から胃の下にある、十二指腸で消化に尽力してくれる大切な消化液です。
ビタミンDの前駆体、ビタミンD は骨粗しょう症予防なのは周知の通りです。皮膚のコレステロールが紫外線を浴びてこのこのカルシウムの吸収に必要な物質にコレステロールは変わります。
こんなに良い事ばかり挙げるとランチにもうひとつ卵となるのではないでしょうか(笑)月見うどんでしたら卵は2つはタンパク質量としても必要です~
健康食品の店やブースで卵黄油というもの見たことがありますか?卵黄油は古くからの民間療法のもので、卵黄を焦げないようトロトロと煮込んで卵黄の成分を凝縮させたものです。この卵黄油は中性脂肪を下げ、心臓病、動脈硬化の抑制の目的で販売されています。
コレステロールが何故?動脈硬化に効果が?ですよね~レシチンという名前を聞いたことがありますか?大豆イソフラボンの方が有名ですが大豆レシチンもかつては有名でした(笑)レシチンは簡単に言いますと乳化剤のようなもで、水と脂がよく混ざるのでコレステロールが血管壁に付着するのを防いでくれる、と言う訳です。
このレシチンは脳に良い、子供さんの勉強に!と少し世に出たことがあります。コレステロールは様々なホルモンと神経伝達物質で生きていると言っても過言ではありません。
健全な脳のためにもこのレシチンや良い脂肪酸、DHAやEPA、良いタンパク質そしてそれを上手くまわすビタミンB群、CMでやっているイチョウ葉エキスも良いですね~そしてポリフェノール、カカオマスポリフェノールやウーロン茶ポリフェノール、一番有名なのは赤ワインなどのアントシアニンです。
ポリフェノールは活性酸素を抑制してくれるので、フレンチパラドックス、聞いたことがありますか?肉を多く消費するフランスで心臓病、動脈硬化ですね~この疾患で亡くなる人がイギリスやアメリカに比べると断然と少ないと言うパラドックスです。
このワインのポリフェノールが動脈硬化を抑えているのではないか?です。
動脈硬化も恐怖のワードですね・・・その原因がコレステロールなのは否めないのですが、話は少し戻りますがそもそもLDLを悪玉、HDLを善玉と決めつけている日本がおかしいかと思います。
上記でもコレステロールの役割を説明しましたが、お互いちゃんとした役割、目的があります。投薬などで人工的に下げてしまうととんでもない副作用、今は副反応!?脳に重大なダメージを・・・です、脳の健全な機能をコレステロールは司っているのですが、投薬により記憶と学習を妨げるのは多く報告されています。ネットでも以前は掲載されていましたがあまり観られなくなりました・・・
経済至上主義の世の中・・・致し方ないで済まされることなのでしょうか?日本がワクチンを創薬しない、出来ないのは?です・・・
スミマセン深刻になってしまいました~失礼しました。
体内を循環しているコレステロールが動脈の中でアテロームと言われる瘤(こぶ)を作るのが動脈硬化です。活性酸素が瘤を助長させてしまうらしいのです・・・
この活性酸素の活動、動脈硬化を防いでくれるひとつがポリフェノールなのです
活性酸素は簡単に説明します。酸素は大気に20%少々存在していて我々は日々は肺から全身へ懸命に酸素を送って、生命を維持しています。感染症などで肺から酸素が送れなくなるとヒトは5分も持たなく死に至る、それだけ酸素は大切なものです。
しかしこの活性酸素は酸素毒とも表現されています。究極的な言い方をすると酸素はカラダを酸化させると言うことです。鉄が直ぐに錆びるのは見たことがありますよね~我々のカラダも究極、酸化との戦いなのです。
体内に取り込まれた酸素の内2%が活性酸素になるようで、この活性酸素を直ぐに酵素が打ち消すように始終カラダの中で働いてくれています。スーパーオキサイドジスムターゼ、SODという酵素です。ソフトオンデマンドではありません(笑)
この活性酸素が過剰、多くなる状態が精神的ストレスや過度な運動、化学物質や放射能や農薬、食品添加物、電磁波、ディーゼル排気や産業廃棄物やダイオキシンやPCBと枚挙にいとまがありません・・・・これらがここの話では動脈硬化、広くなると様々なアレルギー、花粉やカビは太古の昔から共存していましたが、人類が活性酸素を刺激する物質を発明したが故にかと思われます・・・
アスリートがガンやリンパ腫などを罹患するのは、肉体の酷使や心身共へのストレスなど様々な要因が原因かと思われます。ヒトが健康で生きていられるのは薄氷を踏んでいるような感じがしています・・・
スミマセンまた深刻に、失礼しました。最後にカラダをサビさせない、活性酸素を予防する方法を紹介します。既にされている方も多いかと思われますが再認識していただけたらと思います。
先ほどのポリフェノールを含む食品、ビタミンCを含む様々な野菜や果物、ビタミンE含む種子類、ナッツ類、大豆やカツオや小麦胚芽など、カロチノイドを含む緑黄色野菜や果物類、赤身の魚、卵黄など~
そして深い呼吸で適度な酸素を(笑)カラダにです~