50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

押す力 VS. 引く力

今回は押す力と引く力、ベンチプレスやチンニング、懸垂やディップス等を例に力が入れ易い訳や安全に行う方法についてお聞きいただけたらと思います。

 

ベンチプレスは基本は仰向けの状態で行うのが基本ですが、ここでは座って行うマシンのベンチプレスをイメージされて下さい。これが①押す力とします。

次に②引く力として懸垂、チンニングです、これはラットプルダウンのマシンをイメージを。 最後にもう一つ③押す力としてディップスです。これはカラダを垂直状態を保ちながら上方へ伸びあがる種目、ディップスバーという公園にありそうな器具があるのですが、両腕を伸ばして足を床から離した状態で少し肘を曲げ、またカラダを元に戻すというまるで体操の種目です。女性の方はベンチに腰掛けてお尻を下したり戻したりする種目をイメージを。

 

この①前方に押す ②上から引く ③下に押す 力の指標で表すと①は35㎏ ②は

80㎏ ③は50㎏ となります。一番力が発揮し易い種目は懸垂、チンニングとなり次に下から伸びあがるカラダを押し上げる力 そして最後が前方に押す力です。

ベンチプレスなどの押す種目は一番力が発揮しにくい種目なので、皆さん日頃頑張っている訳なのでしょうか~

 

上記の数字、力の発揮の数字は全て脇を締めた状態でのものです~ベンチなら脇をしめた状態で、懸垂ならアンダーグリップで脇を締めた状態で、ディップスも脇を締めて伸び上がると~全て脇を締めた状態での筋トレ、動作です。

何故かと言いますと肩甲帯、肩甲骨ですね、肩甲帯を固定させるには脇を締めることが大切になります。相撲の柱をバシバシと打つあのテッポウ、脇締めて最大限力が発揮できる、理論的にも優れた淘汰されたトレーニング方法です。もし家具を独りで移動しなければならない状況があるとしたら。誰でも脇を締めて腰を落として声を上げながら(笑)押しますよね~

 

ボディビルは致し方ないのですが、出来れば先々将来の自分のカラダを考慮すると、肩関節まわりにあまり負担がかからない、脇を締めた状態で行う種目をお勧めします。

もうすぐ還暦になるのですが未だに痛めた肩まわりのインナーマッスルの障害が四十肩として(笑)残っています、持病ですね・・・極論ですが背中の筋トレで代表的なラットプルダウンのマシン、これは狭いアンダーグリップで脇締めながら行う方法をお勧めします。

人間は昔は木の上で生活していたのでこのぶら下がる、カラダを持ち上げる力が進化の過程で残されたのでしょうか~子供の頃あんなに雲梯(うんてい)で身軽に2つ飛ばしとかおこなっていたのに(笑)今はぶら下がるだけで精一杯ですね~

 

体操の内村選手は肩の障害で鉄棒の種目だけに絞っているようです・・・子供の頃から肩関節に負担がかかることをしてきたが故といえ・・・あの吊り輪の力わざは常人では考えられない行いたくない動作です・・・筋トレの種目でサイドレイズで最後に反動つけて三角筋がパンプアップ、焼けるような痛みが来るまで・・・お気をつけ下さいませ。

もしこのサイドレズで安全に行いたい際は、教科書道理に肩を下制させた状態ではなく僧帽筋も使う様、少しダンベルを挙げた時に首をすくめる様に肩全体の意識で行うと良いかと思います。首も僧帽筋も同時に使い三角筋インナーマッスルの負担を軽減させることお勧めします。

 

様々なトレーニング方法が氾濫しています、危惧するのはただ鍛えればいい、追い込めばいい・・・という昔ながらの風潮、海外で流行してるから等・・・今よくても必ず障害という時限爆弾が潜んでいることを念頭に、ウォーミングアップやストレッチングなどコンディションニングや栄養、休養を考慮していただければと思います。