50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

手首を怪我から守る

コメンテーターとして活躍されている石原良純さんが手首にギプスをはめてテレビに出演していました。今日は転倒した際に手首を障害から守る方法についてお聞きいただけたらと思います

石原良純さんは自宅で作業中に少し高い所から落ちた際に、手を着いた時に手首を痛めてしまったようです・・・手を着かなければ頭への危険があるので誰しも似通った状況は経験がおありになるかと思われます。

 

家の中や買い物、通勤や旅行などと転倒による捻挫や骨折が多発しているのが現状です。よくある事象では自宅で急いでいて階段などで足の小指をぶつけて、捻挫より少し重症な剥離骨折をしてしまい暫くの間、小指がパンパンに腫れて通常の靴が履けない・・・この事例は腫れがひくのを待てば大丈夫な障害です。

 

自宅で転倒した際に手を着いた際に手首の捻挫、重症だと骨折と・・・柔道などを少し経験された方はなるほど!と思われるかと思います~柔道はひたすら受け身を行い身を守ることから始まるスポーツです。まず手を床に着くのですが柔道ではこの際に手刀

(しゅとう)で着く、手の平ではなく空手チョップのような形で手を着く、と言われています。転倒した時に手の平をベタッと着いてしまうと手首を捻挫や骨折の危険性が高くなってしまうと言う事なのです。

 

何故かと申しますと手首の構造上、解剖学上ですね、手首ベタッ!は物理的に負担がかかるかかってしまう構造になっています。詳しくは手首の構造で検索されて下さい~

 

腕には2本の骨があり手首の辺り、PCを操作すると手の甲の腱が動くのが見て取れますよね~手首に近い辺りには8つの骨、まるで日本のお城の石積のようなパズルのような形で8つの骨が見事に重なっています。

この8つのパズルのような骨は靭帯で結ばれていて捻挫の場合はこの靭帯が切れたりと靭帯損傷というやつです、これが手首の捻挫です。捻挫は誰しも経験がある障害です、指先や足首や膝も捻挫します~酷いと骨折なのですが、足首などは手首と同じ構造になっていて多くの骨が靭帯で結ばれていて、内くるぶしや外くるぶしは更に複雑な靭帯が存在していてヒトの様々な動きを可能としています~

 

話少しそれます~足首の捻挫は軽くみられる傾向にあり足首の多くの靭帯が一度損傷してしまうと、生涯にわたり様々な障害を及ぼす危険性があります・・・足首は建物なら土台の部位です、この基礎部分の微妙なバランスが崩れると、例えば幼少期に起こした捻挫が長い時間長年かけて腰や背中の障害、土台である足首のアンバランスが腰痛や肩こり背中の痛みや頸椎の障害と・・・不定愁訴扱いで付き合ってゆくしかないことに・・・

 

ひどい捻挫は骨折よりたちが悪い場合があります、特に足首の捻挫は普通の整形ではない治療院を探して治療とリハビリテーション、そして捻挫をしないための動きやコンディションニングまで相談にのってくれる方を探していたければと思います。

 

スミマセン手首に戻ります~もし転倒した時は手刀(しゅとう)は難しいですね~指先を外側に向ける、両手を肘をのばして壁ドンをしてみます。この際に指先を内側に向けて少し壁を押してみると手首の内側、親指の辺りに圧力がかかるのがお分かりになるかと~

これが手首の骨折の原因です、指先を外側に開いて壁を押してみると親指側の圧が無くなるのが分かります~正座をしてお辞儀をする際は指先を内側に向けるのが作法、美しいですよね~しかしその正座から立ち上がる時は指先を外側に向けて、ドッコイショと立ち上がります(笑)手首の負担が軽減されます~

 

転倒での手首の骨折は8つの骨の親指辺りにある舟状骨(せんじょうこつ)が折れてしまう骨折が多いようです。指先を外に向けてこの内側にある舟状骨に負担がかからないように、転倒しないに越したことはありませんが、万が一手を着くようなことがありましたら指先を外側に!を頭のどこかに止めておいていただけたらと思います。