50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

腰を反らすストレッチを考える

80年代に入りストレッチングの仕方が日本に紹介され、昨今のヨガの流行も相まってストレッチングは一般の方々にも広まっています。ヨガは沢山の名前のついたポーズがありますね~英雄のポーズ、コブラのポーズ等は沢山ある中でもよく知られています~私の年代ですとコブラと言えばコブラツィストと言うプロレスの技!?猪木さんやジャイアント馬場さんが流行らせた技です(笑)

 

ヨガのインストラクターや一般のヨガ鍛錬者でも様々な障害が発生、抱えていると治療師の方に最近聞きました~ヨガは決して悪いものではないのですが、現在が試練の時期なのでしょうか?お客様はインストラクターのカラダや柔軟性のように!と一生懸命です、ポーズの数を減らしたり関節などへの配慮、インストラクションを増やしていたければと思います。余計なお世話ですね~すみません(笑)

ヨガのポーズは沢山の筋群を同時に使う複合的なストレッチングです。故に適度に行えば大変良いものは周知の事実なのですが、ポーズの説明に徹するあまり安全への配慮が欠けているかと思われます・・・肩関節の障害も多いらしいのですが一番は腰、腰背部

の障害のようです。インストラクターは出来ますがお客様のカラダの状態、姿勢やバランスなどは様々です~ホットヨガは可動域更に高まるのでご注意をです~

 

コブラのポーズはうつ伏せから肘をつく腰背部の伸展、反らす状態から、次に肘を伸ばし更に腰を反らしてコブラのように~ですが、この動作、ポーズは5、6年前にテレビでも紹介された腰痛の治療のための動きでもあります。マッケンジー体操と言いまして

理学療法士の方がこのコブラのポーズと腰を丸める、屈曲させる動作で腰痛を治療している様です。腰背部を反らす行為は上記のマッケンジー体操が紹介されるまでは、反らすは禁忌動作でした~しかしそれ以来、整形外科でも腰背部を反らすこと勧めたり、テレビでは両手を臀部にあてて腰を反らす~紹介されています。昔も今もラジオ体操では前に前屈♪腰を反らす~♪やってるのに~です(笑)

 

では何故?腰を反らすと良いのか?ですが、何故は?どこも言及していないので私の見解をです~人の背骨の生理的湾曲腰背部をS字カーブに!を私は長年エクササイズの中で推奨、実践、指導して腰痛を根本から改善させることをしています。始めた20年前はまだ背筋は真っ直ぐ、背筋ピィーン(笑)が定説で、カラダを倒す前傾させる動作は禁忌行為に近いものでした・・・最近ようやく背骨のS字カーブは認識され始めました。

もともと腰背部がS字カーブの姿勢の方がこの腰の反りは適度に行えば大変効果的なものですが、姿勢が、言葉悪い言い方でスミマセン、真っ直ぐ姿勢の方にとっては後ろに反らせるのは大変キツイ、危ない行為です。背骨は沢山の靭帯や深部の筋群に表層の筋などで守られているので、背骨自体損傷などにはめったになりませんが筋群などの障害は現実の通りです・・・もしコブラのポーズをマッケンジー体操をされる際は始めは肘をつく位の反りから始めることをお勧めします~わたしも肘を伸ばすのはキツイのでやりません~お勧めは立った状態での無理のない腰の反りをです!ラジオ体操の反動をつけて前屈して反らす♪~はいい加減に行うようにです~本気に行うと危険かもです(笑)

 

今出ましたラジオ体操にしてもヨガのポーズなども決して悪いものではありません、カラダに多少の無理も必要なのかもしれません・・・しかしカラダがココロが嫌な反応をしましたら出来れば中止をお勧めします。60代70代になった時のこと考えて無理なくストレッチング楽しんでいただければと思います。