50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

押す力・引く力 どちらが強いか?

もし下半身の筋トレの王様がスクワットだとしますと、上半身の筋トレの王様は?今回は上半身の王様についてお付き合い下さい~もちろん脚の力には上半身の力は及びませんが、私がもしも上半身の筋トレの中で1種目しか出来ないとしたら、ロープクライミング、網登り、あの学校の体育館に太いロープがぶら下がっていますよね~あの綱登りを選びます。

大概のトレーナーやその他筋トレの実践者はベンチプレスか腕立て伏せを選ぶかと思います。ベンチプレス、腕立て伏せ、ウェイトトレーニングと自体重トレーニングの違いは別の機会に~

何故かと言いますと、立った状態、立位の状態で(下半身の踏ん張り、力は無い状態と仮定します)両腕で天井方向に押す、前に押す、真下に押す、その中で一番力を発揮できるのは真下に押す力です。では引く力は?同じように天井から引く、前から引っ張る、真下から引っ張る、の中では天井から引く力が一番発揮出来ます。

 

押す力は真下に押す力が一番、引く力は真上から引く力が一番となります。そしてこの押す力と引く力では引く力の方が強く、力、パワーを発揮できます。

スミマセン~分かり難いですね・・・要は上から引く力が強く発揮できるということは、沢山の筋肉、筋群を使っているので、です。あの綱登りは男性でもなかなか困難な筋トレで、あのレスリングの吉田選手は女性ながら脚を使わずにヒョイヒョイ登れる!

さすが霊長類最強と言われるだけあります(笑)

スポーツクラブなどでラットプルダウンというトレーニングマシン、バーなどを首の後ろの下す、背中の筋トレに使われている機器があります。このマシンででも綱登りに類似したトレーニングが出来ます。バーの真ん中近く、ロープを握るようにグリップを狭くしてアンダーグリップで握り、脇をしっかり締めながら背中を少し反らすように、胸の前に一気に引き下ろします。この際呼吸は引く時に思い切り吸って胸郭を広げます。

 

この引く動作は胸の筋肉も十二分に使っています、背中、胸、肩、腕とくまなく鍛えることの出来るある意味、何かあった時にも役に立つものです。吉田選手のようにできなくとも(笑)脚を使ってロープ、 綱を登る、もし公園の遊具で見つけたらお試しを(笑)行う前はストレッチング忘れずに~