背骨の生理的湾曲
人間の背骨は横から見ると、首、胸、腰と緩やかな湾曲、カーブを描いています。これを生理的湾曲といいますが、昨今は俗称ですが背骨のS字カーブと言われています。
解剖学的、機能的にもこの背骨の湾曲は詳しく定義されていないのが現実です。
よくテレビや雑誌などで、壁に背中をくっつけて立って、背中の腰の辺りに隙間が出来ると!?悪い姿勢と度々伝えていることがありますが、これは間違いと言わせていただきます。
医師、治療師の間でもようやくこの湾曲、背骨のS字カーブが重要なことがネット等でも伝えられるようになってきました。生理的湾曲の消失、いわゆる真っ直ぐ姿勢の危険性を説いている方も~私も約20年前からこのS字カーブの重要性に着目して、自分の
カラダで実践、試してきました。今は姿勢も直し、腰痛も治りました~
このS字カーブが強すぎることは腰痛につながることは自明の理なのですが、日本人は
日頃の動作、座り方のクセなどで腰の部分のS字カーブが消失する傾向にあり、ヘルニアや狭窄症を発生させてしますことが多いのが現実です。なので脊柱管狭窄症の手術を
してもまた再発してしまう事例が多いのは、リハビリでS字カーブの消失を防ぐ、姿勢を直すことをしていないから、という訳です。
長くなりそうなので(笑)次回、首のストレートネックについてです。