50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

皮膚の本来の役割

朝夕の寒さや昼間の紫外線などでお肌のダメージが気になる季節になりました~今日は日々ケアしているお肌、皮膚とそのケアについてお聞きいただけたらと思います。

 

先に結論からです~人間の皮膚は様々な臓器と同じ大切な器官で、人間の脳の発達と同じく驚異の進化を遂げました。皮膚は常に乾燥した外気中で生活していても、アフリカや砂漠、北極や南極でもです(笑)常に体内の水で満たされた状態で進行している生命活動を維持している、バリアとしての働きをしています、天然の革袋のようなものが皮膚なのです。

 

皮膚は順番に、角層(角質とも言われています)表皮真皮皮下組織(皮下脂肪や筋肉組織)なのは何となくですが周知されていますね~角層は垢(あか)なのですが角層は既に役割を終えた細胞、死んだ細胞で新陳代謝しているのはご存知の通りです~ターンオーバーという現象で表皮の細胞がグングン下から上がって来て、そして垢、角層となり剥がれ落ちています。ターンオーバーはちなみにラグビーで攻守が変わった時の用語でしたね~私は両面焼きの目玉焼きをイメージします(笑)

ターンオーバーの期間もカラダの各所によって違うようです、日々乾燥や紫外線が気になるお顔や頭皮は比較的に早く、腕などの部位は14日なのが顔面は10日以内と早いのが特徴です。カラダも日頃見せない部位や更に見えない部位(笑)スミマセン~尾籠な表現です~これらの部位は柔らかく腕などに比べたら角層の数は少ない部分となっています。

男性の背中の皮膚は女性の背中より固いのは、槍(やり)を持って狩りをしていた頃(笑)に度々怪我を負ったので皮膚が固く、角質層が多くなったと言われています。

背中は強めにゴシゴシされると気持ちいいのはこの訳かと思います。

 

一番上の皮膚、角層は食品のラップほどの薄さ、10~20ミクロンくらいで大変薄いバリアです~この皮膚の下は極端な言い方ですが無菌状態といっても過言ではありません。この薄い角層がないと生きてゆけないのが人間です~なので血が出るような怪我で真皮や皮下組織まで傷ついた時は免疫機能が総動員されて、血を止めたり細菌を撃退したりと凄いと思われませんか?ツバつけとけば治るよ~というのは如何なものかです(笑)皮膚のケア洗うキレイにする行為は、最近は手の平で柔らかくで十分というのはこの訳です~

 

この角層、垢の部分は日々、紫外線や様々な物質、化粧品や石鹸などと戦っています。

お顔は角層も薄くターンオーバーも短いので、化粧品や洗顔料など変えると反応がしやすい部位ですね~いわゆる敏感肌です。角層を通過してしまう物質は様々なものが身のまわりにあふれています~紫外線もなのですがビタミンDを形成して骨粗鬆症の予防になるのですが、浴びすぎは皮膚炎、シミなどの原因になってしまします。

その予防は保湿なのは周知のとおりです~保湿のポントは水分です、しかしひと昔前は

水分より油分とされていた時期があります。現在は研究も進みお肌を水水しく~は様々なものが開発、販売されています。出来ればお肌のケア、紫外線対策や寒風摩擦、これは違いますね(笑)お肌のケアは食べ物にも注意を向けていただければと思います。

 

よくコラーゲンがタップリ~とメディアで聞かれる言葉ですが、コラーゲンは体内で常に分解と再生が繰り返されていて、臓器の形を作る役割を担っています。細胞と細胞の接着剤の役割など膜や繊維となって存在しています。アキレス腱などはコラーゲンの塊です~主原料はタンパク質、アミノ酸です。タンパク質は人間が出来ていると言いても過言ではないほど大切な物質です。分子の状態がアミノ酸と言われています~20種ほどのアミノ酸、これは体内で合成がされていますが20種の内の9種が作れないので必須アミノ酸と言われています~鍋にはお肉や魚介類などで9種や他のアミノ酸を網羅しましょう(笑)

 

スミマセン~もう少しお付き合いを~この9種以外の中のチロシンというアミノ酸があるのですが、このアミノ酸皮膚のメラニン色素を合成するのに大切なものです。メラニン色素は太陽の紫外線の害か身を守る、防御する天然のサンスクリーンです。チロシンは検索を~白髪が出るかと思います、チロシンを多く含む食品、小麦胚芽や高野豆腐などお調下さいませ~

 

アミノ酸のバランスのアンバランスによるカラダの影響は直ぐに出るものではないですが、様々な影響が発症してしまうと治癒させるには大変な時間を要してしまします・・・様々なタンパク質をバランスよく摂り、角層の中の水分を保ち皮膚をしなやかに、滑らかさを保つと共に、体外の毒物や微生物の侵入から守る良好な皮膚を保っていただければと思います。

 

 

 

 

 

腰痛・身体のアンバランス

急激な気温の低下と師走の忙しさの中、急激な腰痛が怖い季節になってきました~今日は腰痛についてお聞きいただけたらと思います。

カラダの冷えや疲れで突然訪れる腰痛、人類だけが味わう嫌な不快な症状です・・・最近は精神的、心的な要因で腰痛として痛みが現れる、痛み自体は筋の痙攣や炎症で起こりますが、痛みとして感じるのは脳自体なので気持ちやストレスを緩和して痛みをコントロール、改善させる療法も研究されています。

 

人間は二足歩行の直立した姿勢、平屋建てが低層のマンションの様に進化した、生物学的には大変不安定な姿勢の生き物です。不安定な垂直な姿勢を保ちながら歩いたり走ったりするために、背骨がS字カーブ、生理的湾曲、高層マンションの免震構造のように(笑)この背骨の弓なりのカーブの有無や度合いで腰痛が起こってしまいます・・・

そして歩いたり走ったりジャンプするために巨大なヒップが発達しました。バレエで女性をリフトする男性のあの太ももにヒップは見事です~筋トレなどしなくてもバレエのレッスンなどで筋が発達します、プリエやジャンプなどで。

 

垂直な姿勢になった人間は骨盤に、様々な動きをコントロールする筋群の発達と内臓などの重さを支えると言う大変大きな役割を担わせました。腰や膝、肩こりなどは二足歩行の人間の宿命と言っても過言ではありません・・・しかし健康にアクティブな人生を全うするには、人間も動物です最期まで動いて、動くことが出来るカラダを保つには、骨盤まわり、股関節まわりの筋群を適度に発達させ柔軟性を保つことで可能となります。

体幹の部位は背骨を適度な生理的湾曲を保つこと、特に腰背部のS字カーブが重要になります。これは私の推奨する(笑)鼠径部のボールペン挟みをです~更に下にゆくと、左右の脚バランス、骨盤から少し内側に向かって両脚が付いていますよね~そして膝の関節から足の裏へと、言い方は良くないですが、もの凄く不安定な構造です。O脚X脚と言われているものはこの骨盤からの両脚の斜めな不安定な構造が故なのです。膝痛は左右のアンバランスが原因かと思われます。

 

靴のカカトの減りが左右アンバランスなのがこの為なのですが、全く左右一緒はありえない、多少のアンバランスがあるのは致し方ないことです。このアンバランスをまずは知ることが大切になってきます。

足裏は常に拇指球、親指の付け根側に、少し両脚を締める感覚が大切になるので、ご自身のカカトの減り足裏のタコなどで、内ももを締めている感覚があるか観察されてみて下さい。足の小指側への重心は足首、膝、腰から上半身、肩こりやストレートネック等ローインパクトですが、確実に足裏のアンバランスは上に影響が及びます・・・

 

一番大切な箇所が骨盤、股関節です。足裏だけを意識してもなかなかクセ、左右のアンバランンスが改善されないのはこの股関節の部位なのです。常に内ももを締める感覚で

骨盤を前傾させる、専門用語で股関節屈曲させることです。この股関節を屈曲、曲げる

動作はひと昔前にはカラダを前傾させる~は禁忌行為とされていました。秀でたアスリートは全ての方が股関節が屈曲しています~股関節の屈筋が強いので走るジャンプするなどに秀でる訳です。股関節の屈筋群が発達すると大殿筋、ヒップも発達します。女性のアスリートは引き締まったウエストになる訳です~フルマラソンのアフリカ勢選手、よく観察してみるとヒップはものすごく発達しています~太ももやふくらはぎは細くても股関節の力、サラブレッドの馬の様に走るための大殿筋、ヒップの発達が見て取れます。

全ての方には当てはなりませんが、大体の方が腰背部のS字カーブがあまり無いか、フラットに近い状態の方が多く見受けられます。フラットな姿勢だと足裏の重心も殆どの方は拇指球側でなく小指側に・・・膝も痛くなります・・・立ち座りや朝の洗顔や掃除機をかける姿勢などでも腰背部に負担がかってしまします。

まずは食卓などの椅子に座る時は鼠径部にボールペンを挟む感覚を、そして椅子から立つ際にはお尻から股関節を曲げる、お辞儀をするようにして腰背部の負担を股関節で担ってあげるように立ち上がります、座る際は全くその逆の流れで座ります。

 

赤ちゃんが初めて立ち上がるシーンをイメージしてみて下さい~お尻を上に向けてヒップから立ち上がりますよね~まだ脚の力が無いのでヒップ、股関節で立ち上がっています。始めはカラダを倒す前傾させると違和感を感じると思われます、膝の関節と腰背部を守る立ち座りです、一度お試しいただけたらと思います。少し試してカラダが嫌がっているようでしたら中止されて下さいませ。股関節まわりなどのストレチをしながら

少しでも腰背部の負担が軽くなりますよう~

 

ジャガイモって凄い!

先日NHKの番組、食の起源でご飯は敵か?味方か?という番組がありました~ナビゲーターはTOKIOのメンバーが4名揃って、あの島では4名揃うことなかなかありませんね(笑)糖質を制限する食は短期的には結果を早期に出すのに有効だが、長く続けると健康を損なう寿命が縮むと様々なデータを出してご飯、デンプンの大切さを説いていました。今日は番組と重複する箇所がありますが、デンプンの重要性についてお聞きいただけたらと思います。

 

人類は狩猟による肉食中心の食生活から、農耕による草食中心の生活に変わってから爆発的に人口が増加し現在に至っています。それはお米や小麦や大豆にジャガイモなどの穀類、デンプンを主食とした、肉や卵なども食べているので草食まがいの食生活が人口の増加と長命をもたらしました。

最近!?16世紀にスペインは南アメリカの民族、文明を滅ぼし、その際にその地で栽培されていたジャガイモがヨーロッパに伝わりました。経路など詳細はネット等でお調を~ジャガイモは、あのアイルランド、強かったですがラクビー日本勝ちましたね(笑)アイルランドの人口をジャガイモは200年で100万から700万まで増加させたそうです。それだけジャガイモのデンプンはお米や小麦に比べたら栄養価が優れていた故のようです。9種のアミノバランスがジャガイモはすごく良いのです。熱でビタミンCも壊れにくいので、お米や小麦は若干劣勢でしょうか~

 

人口が増えるということは人の身体の全てのエネルギー、体力、免疫機能、生殖機能などが高まったのでしょうか~その為にはタンパク質、アミノ酸20種の内のカラダで作れない9種の必須アミノ酸といわれるものが、ジャガイモは他のデンプンより優れていたからなのです。ヨーロッパは岩盤などが多く日本と違い、あまり農耕に適していない所が多く、アイルランドは適していたのでしょうか~このアミノ酸スコアに優れたジャガイモを主食として人口が増えたのですが、ウィルスなどで飢饉が人口減少、これがアメリカへの移民につながったようです。

 

お米を精米すると9種の必須アミノ酸リジンというアミノ酸がひとつ吐出して少なくなってしまいます。日本は魚の文化、魚の干物や焼き魚、納豆や豆腐もですね~リジン

を補充していました、アジア圏などはデンプンを多く食べてリジンを満たしていました。うどんでしたら2㎏摂るとリジンは大丈夫なようです、毎食180グラムのソフト麺だと2袋ずつ、1日6袋食べればです(笑)しかし当然カロリーオーバー!脂肪などに変換されてしまうので、労働などで動いているのが条件です。昔は労働が当たり前、子供も毎食ご飯3膳食べていれば、子供は風の子でした~アミノバランスもそれなりに摂れていてしかも走り回って(笑)半袖半ズボンでも風邪などひかず、凄い免疫力ですね~

番組で画像で説明していましたが、脳はブドウ糖、糖質しかエネルギーに使えなく、ランチ前にやる気が失せてくるのはこの為ですね(笑)朝を食べていないとカラダの中では大変~ブドウ糖を筋から変換したり肝臓にブドウ糖を発注したりとドタバタ~それなりに人体は飢餓状態を乗り切る術はあるので大丈夫ですが、あまり脳細胞にはよろしくないのは自明の理です。朝からデンプンをです~

 

人類、我々ホモサピエンスは肉食から草食に変わり繁栄しています。肉食で滅びた種を考えればデンプンはアミノ酸も摂れる完全食と言えます。このデンプン、複合炭水化物はクリーンエネルギーです。草木と同じようにカラダで使った後は水と二酸化炭素で排出ととてもエコなのです。

タンパク質はカラダの修復に欠かせないのですが、人口増加にもです、多く摂り過ぎるとデンプンと違い窒素を最後に排出する際にカラダに負担、負荷がかかるのが必定、致し方ないのです。ネットでも調べられます、一度ご自身の1日のタンパク質量はどのくらい?か分かると良いかと思います。1日最低60g多くても120gを目安に、活動量や疾患などを考慮して下さいませ~

 

デンプンの話でしたが、中に含まれているアミノ酸は健康に生きてゆく上で一番大切な栄養です。寒い季節、風邪のウィルスやインフルエンザウイルスなどに負けない免疫はタンパク質の摂取が大切です。お鍋には魚介類や肉類に豆腐など入れて、お酒の当てには肉じゃがやジャーマンポテトでしょうか(笑)十分アミノ酸摂れている時はご飯は控えめにです~アミノ酸摂り過ぎたら水分を頻繁にとり、尿素窒素の排出を手助けして下さいませ~

 

 

身体の浄化システム

福岡でマイクロプラスチックが大気中で発見されたとの報道がありました、北極圏でもマイクロプラスチックの雪が降る!?との既に報告があります。遂に日本の大気にも来たか・・・です。今日は人間に備わった4つの浄化システムで、身体から悪い物を排出する方法ついてお聞きいただけたらと思います。

 

このマイクロプラスチックは顕微鏡で視覚で見られる大きさのようなので、大陸から飛来する黄砂のように注意報が気象庁から出される日が来るかもしれません・・・外出を控えたり洗濯物を出さない、マスク着用などの防御しか術はないかと思います・・・

マイクロプラスチックもですが目には見えない環境ホルモンダイオキシン類など更に大変心配かと思われます。ダイオキシン類の詳細は長くなるのでご検索下さい~

 

多くの発がん性物質が知られています、ニトロソアミンは肉を高温で焼いた際に発生、ベンゾピレンはタバコやディーゼルなどの排気からと、どちらも一度は耳にされたことがあるかと~これらは400種以上あるようですが、その中で群を抜いて発がん性が高いのがこの化学物質、ダイオキシンです。

これらの化学物質、環境ホルモンは世界各地で生物に影響を与えています。日本でしたら多摩川のコイのオスの精巣が小さくなっている、フロリダのオスのワニのあそこが、スミマセン尾籠な言い方で(笑)小さく~などとオスのメス化が各地で発見されています・・・これらダイオキシン類の化学物質はホルモンかく乱物質と言われていて、少しずつ生物の正常な恒常機能を蝕んでいます・・・

現在も工場や車の排気ガスや少なからずゴミの焼却場からもと、目に見えない化学物質が我々の免疫機能に負荷をかけて、アレルギーや様々な疾患の危険性を高くしています・・・

 

我々の身体はそれら化学物質や細菌やウィルスなどと日々戦っています、免疫系、ここでは自発的治癒と言わせていただきます。この自発的治癒、不要なものをカラダから排出する能力は4つの健全な機能に依存しています。泌尿器系・消化器系・呼吸器系・皮膚の4つ、カラダは尿・大便・呼気・汗というかたちで不要なものをカラダの外に排出しています~既に毎日何気なく、必ず行っています(笑)

 

肝臓はたいがいの異物を限りなく処理して解毒し、4つの経路のどれかで排出しますが、その経路の機能が健全に機能しているのが条件です。ダイオキシンなどは腸から吸収され脂肪に蓄積されるので、腸から吸収される前に防ぐには沢山の食物繊維を日々摂ることです。食物繊維は繊維のセルロース、水溶性のペクチンと広く周知されています~食物繊維が多い物列挙します~野菜類はサツマイモ、ゴボウカボチャかんぴょう、海苔巻きはかんぴょう巻きですね(笑)豆類は小豆インゲン、果物類はイチゴりんご、バナナ、バナナは下痢気味の時に水分を摂らないで食べると効果が~民間療法です(笑)キノコや海藻類は干しシイタケ、ヒジキです。

 

これらの腸の機能を高めるには日頃から沢山の水を飲んで、腎臓の尿の排出を助けることが大切です。後、呼吸器系を正しく使うのはヨガの呼吸法や瞑想の時の呼吸法、エアロビック運動、ウォーキングなど適度に心拍数を保ちしっかり汗をかく、血液循環をです。サウナなども結構ですがお勧めは半身浴です~時間と余裕が必要ですね~昔何度かゲルマニウム温浴試したことがあります、仕事柄汗をかくのは常なのですが、あの腕と脚だけを温浴するのはゲルマニウムの効果も相まってか?もの凄い汗で爽快です。現在はあまり見かけなくなりました(笑)

 

1960年、70年代から環境汚染は始まり現在に至っています。世界の人口の増加と共に環境破壊も比例し止まることがありません・・・まずは日々の、水と食物繊維と適度な運動で身体から悪い物を排出させましょう~!

 

 

ビタミンBで心臓を守る

これから寒くなる季節、血圧の急激な上下で心筋梗塞や冠状動脈疾患などの心臓病の危険性が高くなります~今日はたくさんあるビタミンBの中の3つB6B12葉酸についてお聞きいただけたらと思います。

ビタミンBはB1から始まってB2からB12と何がなにやら分かり難いのが現状です、パントテン酸ナイアシン、ビオチンなどビタミンBに含まれるので、専門家も覚えるのがひと苦労です~それだけビタミンB群は大切ということなので、様々な肉体疲労、肌荒れ、口内炎や肩こりなどを緩和する、医薬品として長年CMでも有名ですね~内服液にもビタミンB群が入っていてファイト一発~です(笑)

 

B1糖質をエネルギーに変える特に脳の原動力でもあります、動物性のタンパク質や卵などに含まれているのですが、戦後の食糧がままならない時期などはB1不足による脚気(かっけ)ひと昔前は内科で診療を受けると膝を組んで医師がゴムのハンマーのような物で膝をコンコン~と 覚えのある方は昭和ですね(笑)現在は普通に食べていれば全く心配はありませんが、アルコールの多飲や清涼飲料水などは体外に排出されてしまうのでお気をつけ下さいませ。

 

心臓病、動脈硬化などはコレステロールが原因とされていますが、ホモシステインという物質が20世紀の終わりに、動脈に打撃を与えると立証されました。現在ではこのホモシステインの濃度が高いと心臓病のみでなく、脳の疾患、うつやパーキンソンに多発性硬化症アルツハイマーと~糖尿病や関節炎、腎不全にガンと枚挙にいとまがありません・・・ホモシステイン詳しくはご検索下さい~

このホモシステインを他の物質に変換させるのが葉酸B6B12です。口から食べたタンパク質をB6はタウリンなどのアミノ酸に、B12と葉酸はそれをメチオニンという9種の必須アミノ酸に変換し有効活用、ホモシステインから身を守ってくれています~

肉類など多く摂るとホモシステイン値が上がるのでビタミンB群はとても大切になります、市販のプロテインなどには必ずB6が添加されているのはこの訳です~

最近、ビーガンや様々なベジタリアンが流行りのようですが、日本の精進料理は元祖ベジタリアンです(笑)様々な形態の食べ方があるようですが、ベジタリアンの方はこのビタミンB群は特にB1、2、6に12は動物性食品に多く含まれているので、豆類や穀類などでB群をしっかりと思います。葉酸は女性の妊娠期に特に多く必要なのはご存知の通りです~

葉酸はDNAの合成や細胞分化などに欠かせない栄養素です~光や熱に弱いのでホウレンソウを食べる際は加熱を最小限に努めたい食品です。以前も紹介しましたがホウレンソウのしゃぶしゃぶ、沸騰した湯で大きな葉でも10秒、土や汚れも落としながら~ホウレンソウ~という味がします(笑)

 

このB6は食べ物ですと、バナナ、鶏肉や牛肉、卵や大豆、くるみ等に、B12あさり、カキ、鮭やマグロなどに~葉酸ホウレンソウ、ブロッコリー、オクラや芽キャベツ、豆類などにようさん(笑)含まれています。これからの季節、お鍋にはこれらのタンパク質や野菜類を入れてカラダに美味しいひと時をと思います。ホウレンソウやブロッコリーは入れたら直ぐにお食べ下さいませ~

 

 

骨盤の役割

最近メディアで骨盤底筋を鍛える~という事が頻繁に流れるようになりました。今日は骨盤それ自体の役割についてお聞きいただけたらと思います。

骨盤が歪むと姿勢が~とよくCMで流れています。骨盤のずれを治す矯正する、器具でユラユラと揺らしたりチューブで骨盤を巻いたりと、確かに大切な骨であることは言うまでもありません。

 

四本足の時代から二本足の猿人に人間が進化した時から、骨盤は全ての内臓を固定する宿命が課せられました。猫ちゃんやワンちゃんは背中やお腹で内臓を固定、守っているのは見ると分かりますよね~人間は90度カラダを傾けて、垂直の状態に進化、設計を変更したので、骨盤は全ての内臓を一手に守らなくてはならなくなってしまいました。

 

故に骨盤の一番下の骨盤底筋が弱くなると尿漏れ等の障害が~という訳です。骨盤は内臓を守るすり鉢、杯のようなもの、形をしています。もうひとつ骨盤は大切な役割があります。骨盤から肋骨の下辺りの横隔膜にかけて腹腔(ふくくう)というバルーン、風船のような形をした大切な空間があります。少し力んで力を入れたり、リラックスしている時などこの腹圧により腹腔は形を変化させています。この腹腔の一番の役割は呼吸の動きをコントロールすることです。

横隔膜、ハラミですね~弾力があり美味しいですよね(笑)横隔膜は弾力性に富んだゴムのようなもので、腹腔、腹圧を高めるとこの横隔膜がせり上がり、肺から空気が押し出されるメカニズムが呼吸です。呼吸は吸うより吐く方が大切なのはヨガや瞑想などでご存知ですね~

腹式呼吸、お腹に力を入れて吐く腹圧を高める行為は呼吸だけでなく、下にある内臓更に下にある骨盤底筋群にも力が及んでいます。骨盤底筋群は沢山の筋肉や隔膜が存在し、排便や出産などの機能を司っています。色々な鍛え方が紹介されていますが、ポイントは腹腔、横隔膜含めて腹圧を同時に高めながら行うと更に骨盤底筋群も刺激が出来るかと思われます。腸にも良いらしいです~

 

腹圧を最も高めなければならない出産、昔テレビで助産婦さんによる自然分娩のドキュメントがあったのですが、その中で妊婦さんは出産直前まで、廊下の雑巾がけや窓?襖か何かをフルスクワット、バレエのグランプリエの動作のように拭く、日頃の掃除の動作が股関節まわりの筋群を鍛えたり、腹圧を高めるトレーニングや股関節の柔軟性も高めるという、とても自然なやり方で出産に備えるものを観て、関心していました~

 

骨盤は性差であったり個人でも大きさなどは十人十色です。私が男性が言うのもなんですが、女性の方は出産をされる際は上記のような準備と共に大切なのは、出産後の腹筋群や股関節のリカバリー、コンディションニングが大切かと思います。しっかりと股関節まわりの筋群をストレッチしたり、股関節の障害に配慮していただけたらと思います。

どうせなら(笑)骨盤底筋群だけにフォーカスせずに股関節まわり、ヒップや太ももなども鍛えるスクワットで腹圧を高めて腹筋群や背筋群も同時に鍛えましょう~!

ポイントは背中のS字カーブ股関節曲げです~

 

 

 

 

気をつけたいアキレス腱

人体の中で子供さんでも知っているアキレス腱、ギリシャ神話に出てくるアキレス、日本のシューズメーカーとしても有名ですね~映画トロイ、あのブラットピットが強いアキレスを演じましたが、最後にアキレス腱を弓で射られてしまい~思わず痛ぁ~とあのシーンで声を上げてしまいました(笑)今日はこれから寒くなる季節、アキレス腱の障害についてお聞きいただけたらと思います。

 

不死身のはずのアキレスがここを射られて敗れ去るという話なのですが、人はこのアキレス腱の機能を失ったら二度と地面を蹴ることが出来なくなります。最近また猿人の新たな発掘で二足歩行の人類の歴史がさかのぼるかも、との報道がありました。その400万年、500万年前に二足歩行になり現在まで、人間のカカトの骨は巨大化しました。何故なら歩く走る際に一瞬ですがカカトに全体重がかかるので、猿人よりカカトが巨大化そしてこのアキレス腱も発達し現在に至っています~ふくらはぎ・腓腹筋(ひふくきん)の真ん中辺りから腱になり足首の辺りで、コラーゲンの塊のアキレス腱となり、巨大化したカカトの骨に付着して歩いたり、ジャンプしたりが出来ています。

 

諸刃の剣でもあるアキレス腱、強いのですが腱なのでそれ自体にあまり血流が乏しく、一度断裂してしまうと大変、度々再発の恐れがあります・・・10年前くらいにあのサッカーのベッカムさんが試合中に断裂してしまい、温存でなく翌日に直ぐに外科手術をしたとのこと、しかしこれが選手生命を・・・でした。

 

スポーツ中だけでなく例えば、バスを勢いよく下車した時にリンゴをかじった時の様な感覚がした、アキレス腱が切れてしまったとの話を聞いたことがあります。これはアキレス腱ではありませんが、混雑した駅のホームで並んでいた際に後ろから押されたので

踏ん張ったら、ふくらはぎが嫌な音がした・・・これは肉離れだったかと~いずれにしても不意な時にカラダを急に動かすのは危険な行為です。

 

しかし急な動きをすることは日常茶飯事なので予防するには日頃のストレッチング、ふくらはぎの筋群の柔軟性を低下させないしかありません。アキレス腱のストレッチボード、斜めになった板、ボードのような器具があるのですが、これ意外と伸びますよ~お勧めです(笑)出来ればシャワーやお風呂あがりにです~

 

最近、マラソンで厚底、足のアーチ部位に反発性のある板、カーボンファイバーが入っているシューズが流行で、トップランナーが次々記録を塗り変えています~ひよっとしたら昔流行ったスイムスーツ、あの足首まで全身のスーツありましたよね~競技で禁止になってしましました・・・この反発力があるシューズも禁止になる可能性を秘めています。

アーチの部分を反発力があるカーボンファイバーでサポートするのでしたら、ランナーにとってはこんな楽なことはありません。これは個人の見解ですが、このサポートは人間の本来持っている能力、カラダが悲鳴をあげた時は痛みなどで警告してくれるのですが、この本能、能力を超えてしまう可能性が・・・使用されている方はアーチ部位やアキレス腱付近のストレチング、いつもより増して念入りにされて下さいませ~

 

これからの寒い季節、一日の終わりに是非!ふくらはぎの筋のストレチングでアキレス腱の障害を予防していただけたらと思います。