50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

デット・リフトのススメ

今日は筋トレのスクワットのフォームに悩んでいる方々にお聞きいただければと思います。このデットリフトと言うやる気をそぐような名前の種目(笑)筋トレをされている方は一度は試されたことがあるかと思います~スクワットと違い下から上にウェイトを持ち上げます、日常的動作によく似ているのでこのデットリフトを習得すると腰痛の予防になります。

 

デットリフトの前にスクワットの話ですが、スクワットは基本バーベルなどを肩、背中に乗せるので、自体重のスクワットも同様です~一番のポイントは腰背部のS字カーブになります。脊椎の弓なり、湾曲がない状態でスクワットを行うのはいずれ腰背部の障害、腰痛を引き起こすことになります。

ではこの腰背部のS字カーブに近づけるには?このデットリフトをお勧めします~何故かと言いますと、このデットリフトの始めの動作は股関節を曲げた状態です、お辞儀をする私がよく言っている(笑)鼠径部のボールペン挟みの状態です、お尻を持ち上げるように股関節を伸展、伸ばして立ち上がります。この股関節を屈曲、曲げる、股関節を使うことを体得してゆくと自然と腰背部は自然なS字カーブが形成されてゆきます。

 

よくある例えですが、ビール瓶が20本入ったビールケースを持ち上げる際に腰を守るには、まず両脚を力士の様に大きく開いて、両手を伸ばして脇を締め、お尻を突き出すようにしゃがんでビールケースを真上に持ち上げる~これがデットリフトです(笑)

腰を守るのであれば誰でも股関節をしっかり曲げて、カラダ全体でビールケースをです。始めは10㎏ないし20㎏位のバーで始めます~バーがカラダから付かず離れずのフォームを繰り返すと自然と股関節が上手に使えるようになります~結果スクワットも安定したフォームが取得できるかと思います。

 

始めは腰背部に多少は負担がかかりますが、軽い負荷なのでしっかり腰背部のストレチングを行いながら進めていきます。ヨガのコブラのポーズなども、この反らす動作は無理なく行えば大変よいストレチングです、くれぐれも息吐きながらフゥ~です。あと腰背部を捻る動作や骨盤を回す、動かすこともお勧めします~フラダンズの腰の動きやラジオ体操の中の捻りの動作(笑)です。

 

デットリフトの動作中、スクワットも同様です~つま先に重心が行かないよう、常に足の裏全体に重心を意識します~胸が太ももにくっつく位に股関節を曲げて背中が丸くならないよう胸を開いた状態でお尻から上がるのイメージで

戻す際は逆の動作です、バーがカラダから離れない様にです。始めは持ち上げるだけのデットリフトでもよいかと思います。フォームが馴染んできたら下す方も行ってみます。10㎏、20㎏くらいの重量で十分です、ビールケースはかさばるのでおススメは出来ません(笑)膝や腰が嫌な感じ、違和感が出て止まない時は中止して下さいませ~