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食肉のタンパク質と脂質の比較

ネットのニュースで豚コレラで日本の食卓から豚カツが消える!を見て、話は飛びますが日頃よく食べる牛肉、豚肉、鶏肉の栄養の比較についてお聞きいただければと思います。資料は毎年出版されている女子栄養大学の食品分析表を参照としています。書店の健康のブースで朱色の食品分析表2019が発見できるかと~私のは94年で少々古いですが、細かく食材、食品が100g単位でカロリーやタンパク質、ビタミン、ミネラルが記載されています~1500円くらいなので1冊手元にあると便利かと思います~

まず牛肉、鶏肉、豚肉の国産の物のタンパク質脂質を羅列します。部位が多いのでよく食べるヒレやロースなど各3種類に抜粋しました。

 

            タンパク質       脂質

和牛(ヒレ      19.5        15.7

サーロイン       16.9        31.0

肩ロース        16.2        27.5

 

鶏むね肉(皮なし)   21.3        10.1

もも肉(皮なし)    20.7         2.5

ささ身         24.0         0.7

 

豚肩肉(脂つき)    17.5        15.1

ロース(脂つき)    16.5        25.7

ヒレ          21.5         4.5

豚足(参考まで)    22.5        16.8

数字からですと鶏肉が一番タンパク質が高く、脂質が低いのでささ身はダイエットに最適ということですね~でも脂質はやはり美味しい~です(笑)

 

高タンパクの項でお話しましたが、我々人間はタンパク質を摂らないと生きてゆけない宿命です。20種あるアミノ酸のうち9種が必須アミノ酸、カラダの中で作る、変換出来ない9種は必ず肉や魚や穀物から摂らないと健康に長く生きられません。

簡単にこの9種のアミノ酸を網羅しているのは上記の食肉類です。アミノ酸スコアという指標で100でして肉だけで9種はOKなので、魚介類や乳製品や豆類と単一にならないように日々食べれば、健康を維持できる訳です。

 

例えば大豆は畑のお肉と言われたり最近は大豆で肉を模したものまで発売されています~豆腐ハンバーグもそうですね(笑)大豆は実は9種のアミノ酸のうちメチオニンというアミノ酸が吐出して少ないのが弱点です。故に食事では他の食べ物を食べ合わせれば大丈夫です。肉類は脳を活発化するアラキドン酸グルタミン酸、よく旨味のグルタミンと言われていますが、このグルタミンは腸内の環境や免疫系に重要な栄養素なのですが、肉類にはこれらも含まれているので、食肉の適度な摂取は沢山のアミノ酸を摂ることが出来るとても便利な食材です。

 

問題は上記にもある脂質です。出来れば脂質の低い部位を選んで食べることをお勧めします。脂質は三大栄養素のひとつで大切なものですが、現代の食事ではどうしても過剰に摂ってしまう、美味しいものです(笑)脂質はご存知の通り過剰に摂ると様々な疾患を引き起こしてしまいます。植物系の不飽和脂肪酸もひと昔前はサラダ油や紅花油ですね~言われたままサラダにかけて沢山食べる、摂るように心がけていました・・・ブゥーです!現在は摂りすぎは禁忌に、この油類の加熱した状態のものも様々な疾患を呼ぶと言われています、気をつけましょう~

トンカツはロースが美味しいですが(笑)タンパク質と脂質のバランス、頻度を上記の表をご参考にしていただけたらと思います。輸入の肉類は割愛させていただきます~ネツトでも十分に良くない、悪いものが盛りだくさん見られます。これから幼少期そして思春期の子供さんがいらっしゃるご家庭は輸入肉についてお調べただけたらと思います。