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姿勢を直し腰痛を根本改善

花粉症と月見草

今年もやって来ました花粉のシーズン~早速柔らかいティシュを買いました。今日は花粉症のアレルギーのメカニズムと月見草オイルの効果についてお聞きいただけたらと思います。

月見草オイル、英語ではイブニングプリムローズというアメリカで古くから万能薬として親しまれてきたものです。サプリメントやオイルとして販売されていて、アレルギーの改善月経前症候群の緩和などの目的で使われています。

 

私も何十年の花粉症なのですが、以前この月見草オイルを試して劇的に効果がありました。何故この月見草オイルがアレルギーに効果があるか?ですが、γリノレン酸(ガンマリノレン酸という脂肪酸の含有量が多く、炎症を引き起こすプロスタグランジヒスタミン、これはCMなどでも聞いたことがあるかと~これら炎症物質を緩和、抑えてくれるので実際鼻水が止まった次第です(笑)

 

以前レッスンをしていたクリニックは様々な健診をした後に、ビタミンなどの薬ではないもので治療を行う医療機関でした。そこで栄養学の専門家の方に私が目を真っ赤にグズグズしているので、この月見草オイルを試してみて下さいとのことで、20~30分で効果がありました。ヒスタミンなどと違い副作用、眠気などもなく恐るべしガンマリノレン酸です~日頃から肉類や乳製品類の飽和脂肪酸を減らし、魚類など流行のオメガ3亜麻仁油もですね~不飽和脂肪酸を増やす食事もトータルな健康上でも良いかと思います。

 

良質で信頼のおける月見草オイルを見つけたら花粉症に悩まれている方は一度お試しお勧めします~アレルギー対策としてはもうひとつケルセチンというバイオフラボノイドの一種の物質があります。以前玉ねぎの味噌汁のCMでもケルセチンが出ていました~玉ねぎの皮に多く含まれているらしいのですが、やはり皮は剥きますよね(笑)

はやり月見草オイルが良いかと思います~

 

最後にアレルギーについてですが、アレルギーは基本的には免疫反応です。免疫反応に異常をきたし自分自身の組織を壊してしまうのがアレルギーなのです。詳しくは省略します~アレルギーは4種に分けられ一番多い花粉症や鼻炎やアトピーアナフィラキシー反応と言われています。重篤なのは食べ物アレルギー、ソバや小麦や卵などの反応でひどいとアナフィラキシーショックで呼吸困難になることも・・・・

もうひとつ重篤なものが細胞性免疫反応です。これは自己免疫疾患とも言われ昔は膠原病(こうげんびょう)と言われてました。関節リウマチがよく知られています~

 

アレルギーを起こす人、起こさない人の違い?ですが、IgE抗体免疫グロブリンE抗体という物質の血中の量が高い人がアレルギー反応を起こしやすいと言われています。体内に抗体が出来るというのは、ワクチンや抗原、アレルゲンが体内に入ると身体中の血液にこの抗体が出来ることを言います。毎年花粉が飛散すると花粉症の方は花粉に対する抗体が出来上がっているので、鼻炎などで反応してしまうと言う事です。ある意味では花粉症というアレルギー反応で身を守っているとも言えます。

 

花粉が来るとサイトカインネットワークというものが反応、このサイトカインは今テレビでサイトカインストームが新型コロナウイルスの症状が悪化する、という報道がされています~このサイトカインは簡単に言いますと細胞の外に様々な物質を出す役割をしているものです、インターフェロンなどもサイトカインの一種です。

 

このネットワークの反応の中で上記にIgE抗体が作られ肥満細胞、マスト細胞と言われるものに反応するとそこからヒスタミンやプロスタグランジンという炎症を引き起こす物質が放出されて目が真っ赤~グズグズなどにです・・・そもそも炎症や発熱は免疫が働いて治癒へと向かう大切な反応なのですが、やはり鼻炎などは辛いですよね~今は電車でクシャミを我慢するのが大変なことです・・・ちょっとした発熱では暫くカラダを温めて水分をよく摂り安静に、発熱による治癒力を高める、サポートしてあげることが大切かと思います。

 

花粉症の症例が世に出たのは前の東京オリンピック、1964年の少し前くらいに、高度成長期の車などの排気ガスなのど化学物質が増えたことが有力とされています。日光市の杉の近くに住んでいる方に花粉症が少なく、少し離れた市街などで花粉症の方が多いのも研究として報告されています。人は長い間スギと共に住んできましたがアレルギー反応を起こすことはありませんでした・・・恐ろしいのは花粉ではなく様々な排気ガスなどの化学物質かと思われます・・・車の少ない所に転居したら花粉症や喘息が治ったと言う症例も多々あるようです。

 

毎年、4種ある内の花粉症などのアナフィラキシー反応だけで済んでいる!と自分に言い聞かせ、花粉の飛散に耐える日々です~(笑)