長寿の秘けつは肉食か?
日本は現在世界でも最長寿国の一つになりました~今日は長寿とタンパク質の関係についてお聞きいただけたらと思います。
人類の猿人から始まり400万年に及ぶ進化の歴史の中で、狩猟採集生活の肉食中心の人間、ネアンデルタール人が有名ですね~彼らは絶滅し、1万年くらい前に現在の我々ホモサピエンス、農耕牧畜生活の草食に近い我々が繁栄しています。
何故?肉食中心で筋骨隆々のネアンデルタール人は絶滅したのでしょうか?私の個人的な見解ですが、いくらアミノ酸のバランスがとれた肉を多く食べていても、その頃は多分木の実や草木の根など中心、米も麦も無い生活です、糖質、炭水化物が足りない食生活はカラダを動かすエネルギーを体タンパクの分解で補っていたかと思われます。
直ぐにはこの状態で死には至りませんが、長年のこの食生活が種の絶滅にかと思われます。
糖質が制限されると人間は特に脳細胞のエネルギーを補充するために体タンパクから補充します~いくら肉食で多くのタンパク質を摂取していても脳細胞のネルギー源は糖質
しか使えないので、糖質が足りないと人間は自らのカラダのタンパク質を分解して脳のエネルギーとして使い生きてきました~
ホモサピエンスは農耕牧畜の肉食と草食、適度なタンパク質と糖質、豊富なデンプン中心の生活になり脳にも十分エネルギーが送られ、現代の日本は長寿の国として繁栄しています。しかし現在長寿の方々は戦前の米中心を思春期や成人期を過ごした世代です、戦後生まれの肉食が多い世代が医療が発達したとは言え、長寿をとは必ずしも言い切れません・・・
戦後は食生活は大きく欧米型とアジア型に分けられます、肉食中心の欧米型は長寿にはなりましたが、心臓疾患やガンなどの病気が発生、現在はアジア型、日本食などの複合炭水化物と適度なタンパク質の食生活に欧米も変わりつつあります~80年代は生魚を食べると虫がわく~なんて映画のセリフでもありました(笑)今はマクロビオティックやビーガン、あの環境活動家のグレタさんもビーガンだとか注目を浴びています~
様々なベジタリアンなどの食生活が増えつつあります~現在の長寿な方々はしっかりと米や麦などを3食食べて、毎食しっかりタンパク質摂っていらっしゃいます。我々若年も(笑)真似したいものです。
糖質は相変わらず悪者扱いされています、余分な糖質は肝臓で脂肪に変換されるので問題になっています。摂り過ぎたらその分を消費しかないでしょう~ホモサピエンスが体毛が少ない裸なのは糖質中心の動くための進化とも言われています。毛皮をまとう他の哺乳類は長時間動けないですよね~裸だと寒いので体温を上げようとエネルギーが必要に~私が子供の頃50年以上前ですが、冬でも半袖半ズボンの子供がよく見かけられました、凄いエネルギーと免疫力ですね~薄着でエネルギーを放出させて免疫力も培う方法、新たなダイエット法になるかもです(笑)
タンパク質、アミノ酸については長くなるので詳しくは別の機会に~肉食が出たのでそれだけ~肉や魚や卵に乳製品は20種のアミノ酸の中の必須アミノ酸、これは人間のカラダでは作れない、合成できない9種のアミノ酸なのですが、これらを全て網羅しています。要は肉や乳製品で簡単にバランンスが満たされると言う事です。肉や乳製品には飽和脂肪酸も多く含んでいる余り摂りたくない脂質ですね~故に魚や穀類などのバランス、必要な不飽和脂肪酸を考慮して摂らなくてはならないのが、現代の様々な疾患と食との相関関係となっています。