50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

腰痛・身体のアンバランス

急激な気温の低下と師走の忙しさの中、急激な腰痛が怖い季節になってきました~今日は腰痛についてお聞きいただけたらと思います。

カラダの冷えや疲れで突然訪れる腰痛、人類だけが味わう嫌な不快な症状です・・・最近は精神的、心的な要因で腰痛として痛みが現れる、痛み自体は筋の痙攣や炎症で起こりますが、痛みとして感じるのは脳自体なので気持ちやストレスを緩和して痛みをコントロール、改善させる療法も研究されています。

 

人間は二足歩行の直立した姿勢、平屋建てが低層のマンションの様に進化した、生物学的には大変不安定な姿勢の生き物です。不安定な垂直な姿勢を保ちながら歩いたり走ったりするために、背骨がS字カーブ、生理的湾曲、高層マンションの免震構造のように(笑)この背骨の弓なりのカーブの有無や度合いで腰痛が起こってしまいます・・・

そして歩いたり走ったりジャンプするために巨大なヒップが発達しました。バレエで女性をリフトする男性のあの太ももにヒップは見事です~筋トレなどしなくてもバレエのレッスンなどで筋が発達します、プリエやジャンプなどで。

 

垂直な姿勢になった人間は骨盤に、様々な動きをコントロールする筋群の発達と内臓などの重さを支えると言う大変大きな役割を担わせました。腰や膝、肩こりなどは二足歩行の人間の宿命と言っても過言ではありません・・・しかし健康にアクティブな人生を全うするには、人間も動物です最期まで動いて、動くことが出来るカラダを保つには、骨盤まわり、股関節まわりの筋群を適度に発達させ柔軟性を保つことで可能となります。

体幹の部位は背骨を適度な生理的湾曲を保つこと、特に腰背部のS字カーブが重要になります。これは私の推奨する(笑)鼠径部のボールペン挟みをです~更に下にゆくと、左右の脚バランス、骨盤から少し内側に向かって両脚が付いていますよね~そして膝の関節から足の裏へと、言い方は良くないですが、もの凄く不安定な構造です。O脚X脚と言われているものはこの骨盤からの両脚の斜めな不安定な構造が故なのです。膝痛は左右のアンバランスが原因かと思われます。

 

靴のカカトの減りが左右アンバランスなのがこの為なのですが、全く左右一緒はありえない、多少のアンバランスがあるのは致し方ないことです。このアンバランスをまずは知ることが大切になってきます。

足裏は常に拇指球、親指の付け根側に、少し両脚を締める感覚が大切になるので、ご自身のカカトの減り足裏のタコなどで、内ももを締めている感覚があるか観察されてみて下さい。足の小指側への重心は足首、膝、腰から上半身、肩こりやストレートネック等ローインパクトですが、確実に足裏のアンバランスは上に影響が及びます・・・

 

一番大切な箇所が骨盤、股関節です。足裏だけを意識してもなかなかクセ、左右のアンバランンスが改善されないのはこの股関節の部位なのです。常に内ももを締める感覚で

骨盤を前傾させる、専門用語で股関節屈曲させることです。この股関節を屈曲、曲げる

動作はひと昔前にはカラダを前傾させる~は禁忌行為とされていました。秀でたアスリートは全ての方が股関節が屈曲しています~股関節の屈筋が強いので走るジャンプするなどに秀でる訳です。股関節の屈筋群が発達すると大殿筋、ヒップも発達します。女性のアスリートは引き締まったウエストになる訳です~フルマラソンのアフリカ勢選手、よく観察してみるとヒップはものすごく発達しています~太ももやふくらはぎは細くても股関節の力、サラブレッドの馬の様に走るための大殿筋、ヒップの発達が見て取れます。

全ての方には当てはなりませんが、大体の方が腰背部のS字カーブがあまり無いか、フラットに近い状態の方が多く見受けられます。フラットな姿勢だと足裏の重心も殆どの方は拇指球側でなく小指側に・・・膝も痛くなります・・・立ち座りや朝の洗顔や掃除機をかける姿勢などでも腰背部に負担がかってしまします。

まずは食卓などの椅子に座る時は鼠径部にボールペンを挟む感覚を、そして椅子から立つ際にはお尻から股関節を曲げる、お辞儀をするようにして腰背部の負担を股関節で担ってあげるように立ち上がります、座る際は全くその逆の流れで座ります。

 

赤ちゃんが初めて立ち上がるシーンをイメージしてみて下さい~お尻を上に向けてヒップから立ち上がりますよね~まだ脚の力が無いのでヒップ、股関節で立ち上がっています。始めはカラダを倒す前傾させると違和感を感じると思われます、膝の関節と腰背部を守る立ち座りです、一度お試しいただけたらと思います。少し試してカラダが嫌がっているようでしたら中止されて下さいませ。股関節まわりなどのストレチをしながら

少しでも腰背部の負担が軽くなりますよう~