50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

気をつけたいスポーツ心臓

今日は実際にスポーツ心臓でもある私の経験に基づいた、現在マラソンや筋トレなど様々なスポーツ、トレーニングを行っている方々にご自分の心臓について考える、将来を考える、についてお聞きいただければと思います。

先日NHKの大河いだてんで、昭和の始めに活躍された短距離ランナーの人見絹江さんを放映していました。役者の方の熱演と当時1928年昭和3年当時のアムステルダム大会での映像も相まって素晴らしい回になりました~視聴率はとれていないらしいのですが(笑)人見さんはもともと短距離ランナー、速筋の割合が多いので頑張っても400mが限界、400m走は短距離、無酸素運動の極致なのです。しかし実際は100mで惨敗し800mを走り銀メダルを獲得しました~理論的には考えられないことです!

 

ウサイン・ボルトさんだろうが過去のチャンピオン達が400mを越えた800m中距離を走っても記録どころか失速するのは必定、何故なら上記のように筋肉自体が速筋が主体なので理論上、運動生理学上記録は無理、走れないのです。チコちゃんに叱られるでもやっていましたが、白い筋肉のブリが赤い筋肉のカツオには頑張ってもなれないと言うことです(笑)

人見絹江さんは帰国後3年ほどした24歳で夭折しました・・・帰国後も頑張ったのでしょうか、直接の死因は肺炎のようなものらしいのですが、ココロもカラダもボロボロ限界だったのでしょう・・・

 

スミマセン長くなってしまいました~スポーツ心臓という言葉聞かれたこともあるかと思います。運動すると脈拍、心拍数が上がるので運動、スポーツなどは心臓のポンプ作用のトレーニングということになります。スポーツ心臓自体はまだまだ研究段階で良い悪いと毀誉褒貶(きよほうへん)が甚だしい状態です。もし貴方自身が知人や子供さんがハードなスポーツやトレーニングをしていましたら、一度ネットでもいいのでスポーツ心臓を検索、過酷な運動が心臓に与えるメリット、デメリットを念頭に無理のない運動、トレーニングをすることをお勧めします。

私の心臓は大まかに4つある心房と心室の血液を送り出す部位、心室、左心室の壁が厚く肥大しています。心室肥大(さしんしつひだい)と言いましてこれがスポーツ心臓の代表的なものです。何故壁が厚くなったり心室が肥大してしまうのか?ですがフルマラソンなど心拍数を高い状態で保ってしまうことを長年続けると肥大してしまいます。後、筋トレなどの一気に脈拍と血圧をあげるトレーニングも繰り返すと肥大に繋がると言われています。

私は筋トレなどの無酸素運動とランなどの有酸素運動共にハードに40代まで頑張ってしまいました・・・故に今健診で胸にペタペタ貼る検査ありますよね~心電図は必ず異常がある所見なのでもう何年も検査はしていません・・・急に運動など活動を止めて家に居る生活に変わったりすると私はいつか何処かで胸が痛い、苦しいという可能性が高くなってしまいます。適度な活動は止められないということです。

 

スポーツ選手だった方が統計的には寿命があまり長くないのは、外科的ものより内臓、心臓などのダメージがあるが故かと思われます。水泳は水温30度にも満たない冷たい環境しかも塩素濃度が高い中で、幼少期からひたすら泳ぎ続けています・・・精神的なバーンアウト白血病などもオーバートレーニングが要因とも言えないことはありません。

東京オリンピックも近くなってきました、日本のスポーツはまだまだ根性主義、オリジナリティより皆一緒に頑張る、頑張らなければイジメの対象にもなってしまいます・・

皆様くれぐれもハードトレーニング、達成感はたまらないものですが(笑)無理なくお気をつけ下さいませ~