50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

膝を守るストレッチング

FC東京のサッカー選手の久保建英(たけふさ)さん、最近18歳になったばかりの様ですが、いつも見事な動きで我々を魅了しています~映像を次回観る機会がありましたら注視していただきたいのですが、彼の太もも、特に膝のお皿の内側にポッコリと言っても過言ではない筋肉が見て取れます!この筋肉は太ももの大腿四頭筋内側広筋(ないそくこうきん)と言われていまして、膝関節の動きを司っている大切な筋肉です。

故に久保選手はまだ18歳ですが機敏な動きを可能としています~そして内側広筋がポッコリ発達という訳です、見事です(笑)加齢と共に筋力が衰えてくるとこの膝のお皿の内側にある内側広筋が筋力低下、衰える傾向にあります。そうなると関節がある意味で安定性が欠けてくるので、変形性膝関節症、加齢ですね~の診断で痛み止めとシップの処方となります・・・

 

では膝の関節を80歳を越えても使えて、自力で歩くことを可能にするには、特にこの内側広筋をしっかり刺激することと、ストレッチング、柔軟性を保つことです。

この内側広筋は膝関節が真っ直ぐ伸び切る、最後の角度の時に力を最も発揮して膝のお皿、膝蓋骨を安定させています。筋トレのマシンのレッグエクステンションでしたら必ず最後まで膝を伸ばしきる、ガッチャン、ガッチャンしないよう(笑)スクワットでしたら足裏の重心は拇指球側、親指の付け根辺りに意識をしてスクワット動作を行います。小指側やつま先に重心がいかないようご注意を~

 

女性の方は男性に比べて骨盤が横に広い、大きく、それが故に男性より大腿部が中心に鋭角、少し外側から脚の骨が膝関節に向かっています。この物理的な角度の違いで女性の方の方が膝に負担がかかり易い・・・骨粗しょう症も相まって膝痛は致し方ない宿命でもあります・・・しかし日頃の歩きや立ち姿勢で足裏の重心が拇指球側、小指側、外側に行かないように意識した姿勢を保てば、O脚や膝痛を予防することは十分可能です。

膝の半月板の障害で医師からは運動は禁忌とされていても、拇指球側の重心と無理ない角度のスクワットで十分にこの内側広筋の筋力は向上は可能です。私の顧客です、手前味噌でスミマセン~(笑)

 

最後にストレッチングです~この内側広筋をしっかりとストレッチするには、両脚、内ももをしっかりと閉じた状態にしないと内側広筋、内側の筋肉はストレッチ出来ません。あまりそこを指示、指導がない場合はご自身でこのようにしてみることお勧めします。膝のお皿の近くから太もも全体の伸張感、伸びが感じられるはずです。

膝関節の痛みはカラダの全体のバランスが要因になっている場合が多いかと思います。足裏の重心、外側に行ってないか?靴のカカトの減り具合?股関節の左右のバランス、特に出産後のリカバリーの有無など~治療師を探す時はカラダ全体のバランスを診ることのできる方を根気よく探すことです。おざなりの診断をしない、原因を探り親身になりアドバイスをしてくれる・・・探せば必ず見つかります。

40代以降、男性も女性もホルモンのバランスが崩れる、あまり分泌されなくなってくると細胞レベルでも様々な変容、変わってくる時期です。良好なココロとカラダのバランス目指して、70歳まで働けるよう!?頑張りましょう(笑)