50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

スクワットは全身運動

今日はスクワットをする際の上半身の姿勢、姿勢の保持の仕方で効果が変化する訳,についてお聞きいただければと思います。大坂選手の昨日の敗退は残念でした・・・3時間近くの試合の疲労が残っていたのでしょうか?次のウィンブルドンに期待をです(笑)

前回はスクワットをボディービル系と股関節意識系に大きく分けましたが、この股関節意識系をパワーリフティングと言う競技に当てはめたいと思います。ウェイトリフティング、重量挙げはバーベルを頭の上に~オリンピック競技ですね。パワーリフティングとはベンチプレスとスクワット、デットリフトの3種目の合計を競う競技です。究極的に重さを競うのでパワーのスクワットは300㎏程にも及びます。故にこの3種は全身を如何に上手に使うか?腰や膝、肩に負担がかからないようにカラダをどの様に使うか?にかかってきます。

スクワットで全身を上手に使う怪我しないこと、にはまず、前回話した股関節の屈筋群を使うこと~そして上半身、特に腹筋群、背筋群をプラスに使って全身運動にします。その為にはテレビなどで観られる腕を前に組んだり、バランスをとるフォームでは特に腹筋群をフルに使えていないフォームなのです。このフォームを直します~棒、バーを首の後ろに、バーベルのスクワットをしている状態に上半身を直します。両腕をお尻の辺りで組んでも結構です。バーベルスクワットを始めて経験すると、下半身の筋肉痛もですが上背部や腰背部の筋肉痛を経験します,そこを使っているという事です。この状態、バーを担いだ状態これは胸郭を開くと表現させていただきます~この胸郭を開く、胸を張る動作は背中のS字カーブを形成する重要な姿勢です。胸郭を開いた状態はまず腹筋群をフルに使う、使える姿勢です~何故かと言いますと腹直筋や外腹斜筋は肋骨の5番目辺り、もう殆ど胸の辺りから骨盤に走っているので、胸郭を開く、背中はS字カーブを作った状態でのスクワットは腹筋、背筋群をフルに使い、股関節の屈筋群と共に全身運動となります。

ボディービル系とパワー系、今思いついた例えですが~ボディービル系が現代医療、いわゆる西洋医学、カラダの部位を細分化したもの~パワー系は東洋医学、カラダ全体で人を診る~です。長い目で考えると私はパワー系のカラダ全体を使う筋トレをお勧めしたいと思います。夏までに胸をデカく!などの目的でしたらボディービル系の筋トレですが(笑)

筋トレは行えば速効性があります~カラダも変わり筋肉痛などの独特な疲労は独自な達成感があります。若年のうちは筋トレのみでも十分ですが、50代60代と加齢と共にエアロビック運動、全身に酸素や様々な栄養を送る心臓のポンプ運動が重要、必要になってきます、動脈硬化やガンの予防にはこれが一番と思います。それとカラダの柔軟性、ストレッチングです。膝痛や腰痛は現実になると大変辛いものです・・・

筋トレエアロビック運動ストレッチングとどれも欠かせないものです~目的に応じてバランスを考えて行っていただければと思います。