50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

インナーマッスルの障害を防ぐ

1995年に元メージャーリーガーの野茂さんが活躍されて以降、日本でも彼による肩関節のインナーマッスルのケア、トレーニング方法が紹介され始めました。それ以降スポーツ界などでも見えない、触ることの出来ない場所にある深層筋、インナーマッスルのケアの重要性が説かれるようになりました~今日は肩のインナーマッスルについてお聞きいただければと思います…

私は95年以前からボディービル系の筋トレ、高重量のベンチプレスや肩のインナーマッスルを刺激するリアレイズなど、とにかく筋肉を大きく、でかくしたいが為に

今思うとオーバーユース、過剰、過激なトレーニングをして結果、現在でもその際のダメージ、障害が30年過ぎても未だに残っていまして・・・今キーを打っている時も痛い次第です・・・お恥ずかしい限りですが現実です・・・

 

スポーツのニュースで体操の内村選手が両肩が痛く、予選を敗退したとのこと~まだ彼は30歳ですが幼少の頃からのオーバーユースなのでしょうか、トップをとるには致し方ないのかと思いますが・・・痛々しいです・・私のレベルとは大違いですが(笑)

体操のあのつり輪のカラダをキープするポーズなど、常人では考えられないほどの肩関節に負担がかかっています。

我々の肩関節は進化の過程で物を投げられるようになり、その分、不安定な関節なのが現状です~160㎞でボールを投げればどれだけ負担がかかるかは自明の理です~

 

普通に暮らしていても加齢と共に40肩50肩や腱板損傷や首や僧帽筋などがうっ血する肩こりなどと肩まわりの障害は誰でも起こりうるものです~

それらを予防するには① オーバーユースしない ② ストレッチングを頻繁に です。しくじり先生の経験です(笑)例えば水の入った少し重いヤカンを持ち上げる動作をイメージされて下さい~ただ腕を動かす際にはアウターマッスルとインナーマッスルのお互いの連動、連携で本来スムースな動きが出来ています。ある程度の負荷、ヤカンを持ち上げる際にはインナーマッスルへの負担が増えます。これが筋トレやスポーツなどで度々インナーマッスルを刺激し続けると・・・痛める・・障害となってしまいます・・・

しかし目的がはっきりしていて筋トレなどしなくてならない時にはインナーマッスルを過度に刺激しないよう、カラダ全体で、脇を締め気味に筋トレ、動作を行うことです。

ヤカンを持ち上げる時にはヤカンに近づいて脇をあまり開けない、脇を締めてヤカンを持ち上げる~ラットプルダウンやチンニング、懸垂ですね~これはクローズドグリップで脇を締めて、ベンチプレスなどは極力脇締めてインナーマッスルを保護、カラダ全体でバーベルを持ち上げるなど~

インナーマッスルのケアのトレーニングは負荷がとても難しく、チューブなどで負荷を軽くして行ってもどうしても三角筋などのアウターマッスルを使ってしまう傾向にあります。プールなどを使う機会がある方は水の中でのインナーマッスルのケアがお勧めです。手のひらだけの抵抗で腕をゆっくりと水中で内旋、外旋という腕を内側、外側に動かすことをすると肩関節のインナーマッスルのケアになります。手にパドルなどの抵抗が加わったり、速く動作を行うとアウターマッスルが動員されインナーマッスルは使わなくなるのでご注意を~

 

最後にストレッチングですが、肩まわりのストレッチングは下半身に比べるとどうしても少ない、時間をかけない傾向にあります。実は私もそうなのですが(笑)よくある腕をカラダの前に抱えるストレッチ、ありますよね~これは腕があごにつく位の角度、肘をかかえて斜め下方向と正面含めて3方向は行います~

ケアに関して腰回りよりも肩関節周りの方が難しい、大変な箇所と私は思います。肩関節の動き、可動域は大変広い、様々な動きが可能なのでケアや治療が困難な関節です・・

自分で行うストレッチングで予防することは可能なので、肩回りを使った際には是非ストレッチングでケアをお勧めします。連休ももうすぐ終わります~ストレッチングでカラダをケア、リセットをよろしければ~私は肩のケアをです(笑)