50代からのエアロビクス

姿勢を直し腰痛を根本改善

左おっけで勝つ!

横綱稀勢の里がご存知の通り崖っぷちに立たされています・・・日本人の横綱ということもあり、本人だけでは進退もままならい立場、心中察するに余りあります・・・

私は仕事柄どうしてもその人のカラダ、姿勢や筋肉のつき方やカラダの使い方などを分析してしまいます~エールのつもりで今日は稀勢の里関を考察させていただきます。

 

よく横綱はがっぷり四つ相撲と聞かれたことがあるかと、稀勢の里関は左おっけと言う

左脚を前に一歩出し左側のカラダ、左手を専攻させて戦う戦法で勝ち上がってきた力士です。大横綱と呼ばれる白鳳から角界を去った貴乃花や亡くなられた千代の富士、少し古いですが、北の海や大鵬などは典型的な四つ相撲をする方々でした。

相撲は押したり引いたり回したりと様々な動きに対応しなくてはならない、その為のスタイルの代表が四つ相撲なのです。あの両脚を開いてスリスリと進む、前から横から、いなされても倒れにくいスタイルが四つ相撲なのですが、稀勢の里関の武器は左おっけと言う少々変則スタイルです。良い時は足、脚を一歩前に出すことは押す力が四つ相撲スタイルより力が発揮されますが、いなされると脆いのは2杯目の取組でした・・・左脚専攻のつっぱりで頑張っていましたが、いなされたら前に転倒でした・・・

 

では倒れないにはどうすれば?ですが、今更スタイルを変える訳にはいかないので、左おっけをする際に腰を落とす、ほんの少し股関節を屈曲、股関節を曲げて、前に倒れやすいカラダを踏ん張らすことです。今のままでは踏ん張ることができないのが現状です。

先ほどの過去の大横綱と言われる方々の姿勢は腰背部から背中にかけて、きれいなS字カーブを成しています、これは股関節の力を発揮するために生まれてきたカラダ、姿勢、稽古の賜物です。白鳳関がよくS字カーブを見て取れますよね~腰を落とすという言葉をよく耳にされると思いますが、これは見た目はカラダを前傾させて股関節を屈曲させることなのですが、未だにカラダを前傾させるのはNO GOODの考えが脈々とあります・・・

残念ながら稀勢の里関の腰背部は?です・・・彼が作ってきたカラダ、姿勢なので今力が発揮できないのは見ての通りです・・・

しかしこれが武器である、弱点でもあるとご本人が認識、意識して取り組めば気持ちも変わるのですが、稽古はしているのに何故??かと・・・今は弱点を認識して武器に変えるしかありません!何方か伝えて下さい(笑)~少し股関節を使って~と!地元から牛久沼も大仏も私も応援しています!